皆さんこんにちは。“三浦一真”です。
さて、もう既にチェック済みの方も居られると思います。2024年、アブ・ガルシアから新しいバスロッドが誕生します。その名も「VERSART G.O.A.T(ベルサート・ゴート)」。情報解禁となったタイミングに、こちらでは“どのようにしてG.O.A.Tが誕生したのか?”、“どのような特長を持つのか?”などについて触れていこうと思います。
開発経緯
2021年にアブ・ガルシアからバスロッド「VERSART」が発売となり、僕自身もメインタックルとしてこれまでずっと愛用してきました。
アブ・ガルシア公式「VERSART(ベルサート)」 詳細ページはこちら
当時アブ・ガルシアの最上位機種にのみ採用されていた100%国内生産ピュアカーボンのみを使用した“TAF製法”と呼ばれる製法がVERSARTシリーズにも導入され、強度を損なう事なく軽量化に成功したうえで、感度もUP。バスロッドに求められる性能が飛躍的に向上しました。
記録に残るバス、記憶に残るバスを数えきれないほどキャッチさせてくれた「VERSART」。ただ、それと同時に思うこと…「もう少し〜〜できるのではないか?」、「もっと〜〜だったら更に良くなる」といった使い込んだからこそ“生まれたストレス”や、“見えてきた可能性”があり、それらを確実に具現化できる自信と、ロッド開発チームのバックアップ体勢が整ったことでG.O.A.Tの開発に着手することになりました。G.O.A.Tは単なる追加機種ではなく「VERSART」を超えるロッドを生み出すことは目標地点ではなく、あくまでも通過点。
プロトモデルの作成〜テスト
2021年末頃から求めるモデルの選定や求める性能を全てテーブルの上に並べたうえで、開発チーム内で議論を繰り返し、プロトモデルの作成を依頼しました。
とはいえ、いくら議論を重ねて最善と思えるモデルを作成しても、全ての結果はフィールドにしかなく、現場でしか新たな疑問も答えも生まれてきません。1stサンプルの時点で、今すぐ主力となるほど完成度の高いモデルもあれば、ファーストキャストした瞬間に“修正依頼リスト行き”なモデルもありました(笑)
前述したようにG.O.A.Tも「TAF製法」を用いた製法で作られており、驚くほど軽量でありながらも強度と感度は最高レベルであることは間違いありません。それに加えて「VERSART」発売当時には世間的にポピュラーでなかったが現在のバスフィッシングには欠かせないメソッドやリグに対応したモデルや、過去のアブ・ガルシアが手掛けてきたバスロッドシリーズの中で、名竿と呼ばれるモデルをモデファイし、さらにブラッシュアップさせたモデルも存在します。
ターゲットとなるのはブラックバスで不変なのですが、フィールド環境やルアー、メソッドは絶えず変化を続けているので、それらに遅れを取らずに対応するには実際にフィールドに出てキャストを繰り返し、ブラックバスを釣って答えを導き出すのが何よりもアンサーでありこれこそがリアルなのです。
ロッドの完成
構想期間からトライ&エラーを繰り返して約2年の歳月を経て、実釣性能はモチロン、コスメなどのデザインなどの細部に至るまで一切の妥協を許さず全ての条件を満たした4機種が2024年リリースに。G.O.A.Tの意味は「Greatest of all time」の略語であり「史上最高の~」という意味を持ち、アングラーと至福のひと時を共に過ごしてほしいというような意味も込められています。皆さんも“最高”なバスフィッシングライフを「VERSART G.O.A.T(ベルサート・ゴート)」と共に過ごしてみては…。
なお、インスタグラムの公式アカウントにて更なる情報などを随時UPしていくとのことなので、ご興味のある方はぜひフォロー&チェックをよろしくお願いします。
アブ・ガルシアが放つ史上最高のバスロッド「VERSART G.O.A.T(ベルサート・ゴート)」…ぜひご期待ください。