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「ZEROSHIKIマッハV-Spec」は〝もっとヒラマサを意識〟した! 名竿・マッハⅢとの違いなどをピックアップ

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ジギング特集

満を持して、ゼニスの新作ジギングロッド 「ZEROSHIKIマッハV-Spec」 が登場となった。Vスペックは、ZEROSHIKIマッハⅢの後継にあたる。

青物全般を相手にする非常に汎用性が高く、安心して獲れるロッドだったマッハⅢと比較し、特に何が変わったかというと、ヒラマサを強く意識したロッドであるということ。

ZEROSHIKIマッハV-Specはヒラマサを意識

ゼロシキマッハⅢは、この1本で近海青物ジギング系はひと通りできる超助かるロッドであったのに対し、青物の中でも特に憧れてしまうヒラマサ、それも大型ヒラマサを獲るのに安定した力を発揮する仕上がり。

マッハⅢとの比較では、マッハⅢがスピニング・ベイト(各3機種)ともに6フィート2インチのレングス統一であった。

一方Vスペックは63がスピニングとベイト各2機種(MとMH)、そして68のスピニング2機種の計6機種のラインナップ。68のロングレングススピニングモデルは、ジグキャストを想定したレングス。

バットパワーアップ

またブランクスはいずれも10%ほどバットパワーを引き上げ、素直な曲がりの中に、最後はヒラマサにやらせないパワーアップを果たしている。中弾性カーボンをメインとした素材構成とし、ゼニスらしいしなやかな追従性はキープしながらも、止めるところは止めないとやられてしまうヒラマサに、さらにバットパワーを上げて対応する仕上がりに。もちろんワンピース設計でスムーズなカーブがファイト時におかしな負荷がかからずに済む。

いわばマッハⅢのベース性能の高さを、さらにヒラマサ向けにフィーチャーしたのがVスペック。

このあたりは前回記事でもお伝えしたところだ。

ヒラマサを釣るために…。生み出されたゼニスの最新ジギングロッド

63モデルはリアグリップ1インチの延長

Vスペックの63スピニングとベイトにはそれぞれMとMHがある。これはマッハⅢでいう4番クラスがMに、6番クラスがMHに相当。とはいえ前述した通りにパワーもアップしている。

マッハⅢが62だったのに対し、Vスペックが63なのは、リアグリップの1インチの延長。ゼニスらしいコルクグリップが1インチ伸びたことで、脇挟みでの操作やいざという時にはロッドエンドを腹当てしてファイトすることも想定された仕様。

ジグキャスト可能なロングレングス68

もう一点、マッハⅢとの違いは先にも述べた通り68の存在。「ジグキャスト」ができるスピニングが2機種ラインナップされた。

面白いのはジグキャストを行える2機種にも、しっかりと役割があること。

ZMV-S68Mは、MAX200gのウエイト・キャストではMAX150gを想定。S68Mに感しては、浅場でスモールシルエットに反応するようなシチュエーションに投入したい。

シャローであれば、当然バーチカルに誘えば探る距離が限られてしまうが、しっかりと飛距離を稼いで、ヒラマサが小さなベイトを偏食している時などにも小さめなジグで横引きしながら狙うような状況では最高の相棒になる。

一方で、ZMV-S68MHは、基本的には平戸~上五島海域の遊漁船で行われるヒラマサジギングを特に意識した機種だという。バーチカルで狙いながらも、ヒラマサが潜む根そのものが広範囲となる場合はジグキャストで狙う。潮も走るフィールドで、MAX170gまでのジグキャストが可能。バーチカルでは240gまでを守備範囲とし、ヒラマサの聖地のひとつと呼べるエリアで「コレ1本で」カバーしてくれる機種といえるだろう。

もっとヒラマサを…

ということで、名竿マッハⅢをヒラマサ特化型にリファインしたといえるZEROSHIKIマッハV-Spec。あらゆる場所で、大型ヒラマサにも対応できるロッドに仕上がった。

ゼニス公式ZEROSHIKIマッハV-Spec詳細ページはこちら

ゼニス/オクマ(ZENITH / okuma) プロフィール

1986年に台湾・台中市で設立されたリールメーカー「オクマ」。アメリカ、ヨーロッパ、北米やアジアなどワールドワイドに流通するオクマリール。低価格&高性能のリールをリリースしている。ゼニスは福岡県北九州市にあるロッドメーカー。ショアからオフショアまで幅広くルアーロッドを展開。ロッド製作工程の多くを自社で行い、高品質で定評がある。