サンラインのPEライン「シューター・ステューター」というラインのこと
秋。適水温となったフィールドではデカバスが積極的にベイトを捕食し、またベイトを追って各エリアに散る傾向にある。
であれば、バズベイトやスイムベイト、チャターベイト、カバー回りではフロッグなど、より強いアピール力のルアーで魚に気づいてもらう、魚を寄せる、ということも一つのアプローチ。
そんな展開には、こんなラインが活躍する。
シューター・ステューター【サンライン】
サンライン公式「シューター・ステューター」詳細ページはこちら
「シューター」と「ステルス（意味は、こっそり行うこと＝見えにくい）」の2つの言葉を掛けた造語で「ステューター」。パッケージも商品のコンセプトと合わせて、あえて目立たないようなカラーデザインとなっているとのこと。
バスフィッシングの本場アメリカ。
そこから生まれた文化やスタイルが日本で浸透し、さらに日本人が持つ拘りや繊細さが合わさり、日本独自のシーンへと変化を遂げたバスフィッシング。その中でそれぞれの道を進んだスタイルが「PEラインを使ったバスフィッシング」。PEラインスタイルが普及する何年も前から、ごく一部のエリートプロはPEラインを使っていたという。
もちろん、当時はアメリカ製のPEラインが主流。その頃、日本ではPEラインと言えば船釣りやソルトのビッグゲームにこそ使われていたものの、バスフィッシングシーンにはほぼ無縁であるが、その実用性から日本のバスフィッシングシーンにもPEラインスタイルが定着していく。
サンラインのラインで言えば、バスフィッシング用のPEラインとして「BASS SUPER PE LINE」を発売。長い期間バサーのマストアイテムとなるも、より良いラインをと“PEライン新時代”を切り開くべく、伊豫部健×大森貴洋がNEW PEラインをテストすることに。
最高峰のトーナメントで戦ううえで少しでもバスに違和感を与えてしまう要因と考えられるものは改善したい。そんな2人の意見から、新しいPEライン＝STUTERは全規格8本組。
これによって気になる糸鳴り音を軽減し、さらに特殊な組方法とコーティングで驚くほど滑らかに。ラインが気持ち良くガイドをすり抜けていく為、キャストフィールの向上にも貢献。さらに言えば、技術の向上により糸径が細くなったことで、空気抵抗が少なくなり飛距離もアップ。それでいて強度は落ちるどころかアップするというまさに2人が理想とするラインに仕上がった…という訳です。
しなやかで扱いやすい8本組のPEライン
「シューター・ステューター」はすべて8本組み。さらに、表面が滑らかで繊維の毛羽立ちを抑え、 真円に近い構造に仕上がりが特長の「Smooth Surface加工（SSP）」を採用。その使用感は極めてなめらかで、気になる糸鳴りの軽減やキャストフィールの向上に貢献。
マテリアルとしては、ナイロンラインの約3.5倍の強度を誇るもっとも強力な素材、サンラインオリジナルのULT-PE（アルティメットPE）を採用。
| 沈降速度(比重) | 耐摩耗性 | 吸水性 | 強力/直引張り | 柔軟性 | 結節 | 伸び率 | |
| SUPER PE（スーパーPE） | 0.97(漂う) | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約2.5倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
| EX-PE（エクセレントPE） | 0.97(漂う) | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約3倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
| HG-PE（ハイグレードPE） | 0.97(漂う) | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約3.5倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
| HQ-PE（ハイクオリティーPE） | 0.97(漂う) | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約2.7倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
| ULT-PE（アルティメットPE） | 0.97(漂う) | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約3.5倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
| HG-PE タイプⅡ（ハイグレードPE タイプⅡ） | 1.05 | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約3.2倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
| HG-PE タイプⅢ（ハイグレードPE タイプⅢ） | 1.1〜1.24（号柄別設計） | 極細繊維のため摩擦に弱い | なし | ナイロンの約3.2倍 | しなやか | 直線引張強力の約40% | 極少 |
アルティメットPEは、超高強度（分子量）ポリエチレン繊維（糸）IZANAS TM の使用で、張りのある糸質が特長。高強力・高耐摩耗性にも優れたラインとなっています。
また、ラインカラーはこだわりのグラデーションステルスカラー。ウイードの緑色、ウッドカバーの茶色など、バスが身を潜めるカバーへ自然に溶け込むカラーリングでバスに違和感を与えることもナシ。
PEラインの様々な用途
強いPEラインといえば、フロッグやバズベイト、パンチングなどのイメージではないでしょうか。もちろん、それらの釣りに適しているというのは周知の事実ではあるんですが、実はその特性から、様々な釣りにも対応するライン。どんな釣りに使う？どの太さがベスト？公式HPに分かりやすくスタイルが表記されています。
55lb：バズベイト、バイブレーション、トップウォーター
60lb：バジンフロッグ、チャターベイト、テキサススイミング
70lb：フロッグ
80lb：フロッグ、フリッピング
85lb：パンチング
あらゆるサーフェス＆カバーゲームはもちろん、バイブレーションやチャター・テキサススイミングなどの横の動き系のルアーにも対応する汎用性の高さも魅力。
| 規格 | LB | 55 | 60 | 70 | 80 | 85 |
| 71yds.(65m) 単品 |
参考号柄 | 3.5 | 4 | 4.5 | 5 | 5.5 |
強くしなやかなPEライン「シューター・ステューター」。気になる方はお試しあれ。
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