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【東京湾シーバスゲーム】オフショア&ショアで今年ハマッている爆釣ルアーと使い方/龍岩朋樹

寄稿:龍岩 朋樹
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シーバス特集

皆さんこんにちは。O.S.Pフィールドスタッフの“龍岩朋樹”です。

ようやく東京湾奥も秋めいてきて、シーバスゲームのハイシーズンがやってきました。そこで今回は、ショア・オフショアで私が普段実践しているO.S.Pルアーと、その使い方やオススメポイントなどについて紹介させていただきます。

龍岩 朋樹(Tomoki Tatsuiwa) プロフィール

東京湾のショアゲームを中心に、オフショアからのキャスティングゲームやバスフィッシングなど。幅広いジャンルを得意としている新進気鋭なマルチアングラー。北方面では北海道のイトウから南エリアでは九州のGTフィッシングまで、これまでも様々な魚種を釣獲。SNSなどを駆使して広く釣りの魅力を随時発信中。

外せない…O.S.Pルアーの代名詞的存在「ルドラ&ヴァルナ」

まずはオフショアの内容について。

バスアングラーはモチロン、東京湾エリアでシーバスゲームを楽しまれている方なら誰もが耳にしたことのあるハズ“ルドラとヴァルナシリーズ”。そもそもはバス用ルアーとして開発が進められ、発売から15年以上が経つ今もなお、多くの方が愛用している超名作ルアーになります。SWモデルにもシンキングとサスペンドの2タイプがラインナップされていますが、私が普段使用しているのはシンキングタイプの「ルドラ130 S」と「ヴァルナ 110 S」になります。

ルドラ130 S

Length Weight Type Hook Size Color Price
130.0mm 22.0g Sinking #4X 23 2,310円(税込)

O.S.P公式「ルドラ130 S」詳細ページはこちら

ヴァルナ 110 S

Length Weight Color HookSize Price
113mm 18g 18 #6X 2,090円(税込)

O.S.P公式「ヴァルナ 110 S」詳細ページはこちら

ここまで長年愛用され続けられている理由としてはズバリ、ブレることなくシッカリ動いてくれる“素直なミノー”だからと考えられます。具体的に説明させていただくと、重心を腹側に集中させていること、ハニカムスーパーHPボディという、丈夫で軽いボディが本体に使用されているため、アクションレスポンスが非常に良いです。つまり、着水からのワンアクション目からキレイに泳いでくれて、ある程度のスローリトリーブから早巻きまで、破綻せずキレイに真っすぐ泳いできてくれます。

ハニカムスーパーHPボディとウエイトセッティング

巻き始めから巻き終わりまで釣り人の意図した動きにシッカリ応えてくれる、再現してくれる、そんなルアーだからこそ、多くの釣り人に愛用されているのではないかなと思い、愛用者の1人として普段私も使っています。

どう使う?

では、具体的にどのように使うのか?

得意な深度

ルドラ130 S」と「ヴァルナ 110 S」は最大潜航深度が~2.5m程(シンキングモデル)になっており、表層付近からもう少し下のレンジまで探ることができます。では、2.5m程まで魚が浮いている状況でないと使えないのか? と言うとそうではありません。両ルアー共にフルフラットボディによる強い水押しが特長で、潜航深度以上の深い所から魚を呼ぶことができると考えています。海の荒れ具合などにもよりますが、4mより上の深度にベイト反応、シーバスの反応があれば釣ることができると考え、選択することが多いです。

得意なシチュエーション

上記で言及した通り強い水押しにより、広範囲の魚を引っ張り出すことが可能です。そのため、オープンエリアの釣りでもその威力を発揮してくれます。

ルドラ130 Sで釣ったオープンエリアのシーバス

また「ルドラ130 S」と「ヴァルナ 110 S」共に、ストラクチャーに潜むシーバスを引っ張り出すことも得意で、ストラクチャー際を狙う際はベイトサイズなどの理由が無い限りは後者がオススメ。その理由は「ルドラ130 S」の場合表面積が広い分、どうしても風などの影響を受けてキャストがブレやすいです。そのため、よりコンパクトで風の影響を受けにくい「ヴァルナ 110 S」がオススメ。

ヴァルナ 110 Sで釣ったストラクチャー際のシーバス

タックルセッティングも大事

ただ、両ルアー共にプラグ。ジグやテッパン系のバイブレーションなどと比べると状況によって風に流されたり無風時には飛距離が出にくかったりも(他プラグと比較すればカナリ飛距離が出るように設計はされています)。ですので、タックルセッティングにも気を使いたいトコロ。

タックルデータ

ロッド:ボートシーバスロッド 7ft台 ML~Mクラス

リール:スピニングリール 3000~4000番

ライン:PEライン1.0号~1.2号 + ナイロンリーダー20~30lb

比重が軽く、無風状態では少し飛距離が出にくいため、ハイシーズンのオフショアにしては、やや細めですがPE1.2号程度を上限にすることがオススメ。また、どのルアーについても言えることですが、風が吹いている状況下では、基本的には風下側に向かってキャストしてみてください。やはり、飛距離の向上はシーバスを狙う上で非常に重要な要素と言えます。

ルドラ&ヴァルナの「激推しアクションテク」

続いてアクション方法について。

私の場合、基本的には“やや早巻き”を中心に使っていることが多いです。先述の通り両ルアー共通して広い範囲の巻き速度に対応しています。ただ、広大なエリアを探ることの多いオフショアではスローに巻いてしまうと、手返しが悪くなり、また早巻きだと魚を選びすぎてしまう場面が多いと考えています。

ヴァルナのやや早巻きで釣れたシーバス

食わない場合はジャーキングも試すべき

また、タダ巻きのみで食わない場合はジャークを織り交ぜると、途端に釣れるようになることもしばしば。「ルドラ130 S」と「ヴァルナ 110 S」を使ったジャークは、強めのウォブリングを伴うダートアクションになります。ウォブリングで魚を呼びつつ、ダートでリアクションバイトを誘発できる、まさに良いとこどりのオススメアクション。

ショアではルドラ&ヴァルナの他に様々なルアーが活躍

続いてショアのシーバスゲームについて。

ルドラ130 S」と「ヴァルナ 110 S」はボートシーバスゲームが流行る前から広く認知されていて、その実績も広く知れ渡っています。私も当然普段から愛用しています。なので、あえてここからは陸っぱりで普段使用していたり気になっているオススメO.S.Pルアーを紹介していきます。

「ハイカット DR SP」早巻き釣法

表題の通り、O.S.Pのバス用シャッドプラグ「ハイカット DR SP」を早巻きする釣り方。

Length Weight Color Hook Size Price
60.0mm 5.6g 27 #10 1,815円(税込)

O.S.P公式「ハイカット DR SP」詳細ページはこちら

使用方法としては、ボトムを小突きながらの早巻き。動きが破綻しない程度に早巻きを行い、着底したら止めて浮上(フローティングモデル)orステイ(サスペンドモデル)させるだけの簡単釣法になります。この釣りの利点は、シーバスの食い気が立っていないような状況下でも、比較的口を使わせやすい点。河川の垂直護岸等の足元際をトレースすると、好反応なことが多いです。

ハイカットの早巻きで釣れたシーバス

ボトムに到達させれない状況で試したい「阿修羅 89EX-DR SF」

しかし、潮位が高い状況や水深がそれなりにある釣り場だと、ハイカットの潜航深度ではボトムを小突けないこともしばしばあります。このような際に役立つと考えているのが、今秋発売予定「阿修羅 89EX-DR SF」です。

Length Weight Type Hook Ring Color Price
89mm 11.8g Slow Floating #6(前後) #2 Color 2,090円(税込)

O.S.P公式「阿修羅 89EX-DR SF」詳細ページはこちら

水深3.5~4m(淡水時)が有効深度になっていて、ハイカットよりさらに深いレンジの早巻き釣法の成立が期待できます。こちらも今シーズン試してみたいルアーの1つになりますね。

「ピクロ68 SSS」の表層ベイトパターン

ピクロ68 SSS」もバスルアーでお馴染みですが、実はシーバスゲームでも活躍する場面が。それは水面のバチやハク、サッパ等が捕食されている時。

Length Weight Type Hook Other Color Price
68.0mm 4.6g Super Slow Sinking リュウギ ピアストレブルダガー#10(前後) リング:ラインアイ#2、フックアイ#1
特殊繊維&チューブ2回分
11 2,035円(税込)

O.S.P公式「ピクロ68 SSS」詳細ページはこちら

ピクロで釣れた際のベイトサイズ

基本的に、流れの下流側にキャストし、水面でシェイクしながら、流れに逆らうベイトを演出するような使い方が良いです。この釣り方のメリットは、護岸際等の足元数cmの定点で捕食しているシーバスも狙うことができること。逆にデメリットとしては、ダウンクロスで且つ表層の釣りなので、常にテンションを張った状態で、シーバスがルアーを吸い込みにくいという点があります。この点については、まだ対策を検討している最中です。ただ、このデメリットを差し置いてでも、試してみる価値大な釣法!

ピクロで釣ったシーバス

最後に

今回は、シーバスゲームで実績のあるO.S.Pルアーを中心に紹介させていただきました。私は固定観念にとらわれず、色々な種類のルアーを使って釣りをしてみるのも、楽しみ方の1つなのかなと考えています。皆さんもぜひ! ジャンル問わず色々なルアーでシーズン真っ最中のシーバスゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、O.S.Pでは様々なルアーを現在開発中です。

10 Years Standardの名にふさわしい、シーバスゲームにおいても長年第一線で活躍できるようなルアーが開発中となっておりますので、乞うご期待! 次の釣行はぜひ! O.S.Pルアーをボックスに忍ばせてみてはいかがでしょうか?

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。