皆さんこんにちは! O.S.Pフィールドスタッフの“横山空知”です!
丁度現在、東京湾シーバスゲームは秋のハイシーズン真っ只中。そんなハイシーズンに近年、流行りのメソッドと言えば“ビックトップ”。160mm前後の比較的大きなルアーで水面を引いてきてドッパーン!!バッコーン!!って迫力のあるバイトシーンを目視できる釣りが最近の流行り。そんな釣りが成立するのは、この季節のメインベイトである「コノシロ」が大きく関係しています。そんな中、今回紹介する内容は、コノシロが絡む釣りではあるものの、前途したビックトップの釣りではなく、同じくらい釣果が望めて個人的にもここ最近、メチャクチャ楽しめているハードルアーとソフトベイトを織り交ぜたオススメパターン。ぜひ参考にしていただけたらと思います。
横山 空知(Sorachi Yokoyama) プロフィール
コノシロが偏食される理由
秋=コノシロ。
まずはその理由について説明させていただくと、シーバスは晩秋から冬の間に産卵を行います。多くの肉食魚は産卵期に入ると、エサを良く食べて、少しでも体力をつけようと荒喰いを行います。そのため、メインベイトがサッパやイナっ子から一回り大きいコノシロに意識が向く傾向にあります。コノシロは海水域から汽水域まで幅広く対応できる習性があり、それに加えて団体行動をする傾向もあると共に、海から川の中まで幅広く入ってくるので、シーバスの捕食対象になりやすい魚だと考えられます。
個体数がカナリ多いため、使用ルアーで求められるのがアピール力。存在感の少ないルアーを選んでしまうと中々魚に気付いてもらうことができません。ただ、逆にアピール力が強すぎるとかえってポイントが荒れやすくなるので、長い間釣れ続ける状況が少なくなります。絶妙な存在感がキーになるということです。
程良いアピール力が釣果継続に繋がる「ルドラ130 S」
そんな状況に圧倒的な実績を秘めるルアーが「ルドラ130 S」。
Length | Weight | Type | Hook Size | Color | Price |
130.0mm | 22.0g | Sinking | #4X | 23 | 2,310円(税込) |
O.S.P公式「ルドラ130 S」詳細ページはこちら
「ルドラ130 S」の特長はタダ巻きはモチロン、キレッキレなジャークでとにかく釣れるというトコロ。サイド面もフラット形状で、フラッシングも強く、アピール力も高い作りに。海に面しているポイントでは広範囲にエサが居ることで、まずは魚に気付いてもらうことが必須。そんなアピール力を秘めつつ、過度に魚をスレさせない「ルドラ130 S」はカナリ有効。実績の高い釣り方は“ジャーク”。パンッ、パンッ、パンッって3回ぐらいルアーを動かし、1.2秒止めると大変良く釣れます。デイゲームはモチロン、ナイトゲームにもカナリオススメ!
さらに、個人的に気に入っている部分が潜行深度の深さ。コノシロパターンにピッタリな1.5m〜2m前後のレンジを引くことができ、更に潜るのに水中のルアー姿勢が水平に近い所がとても魅力的! ありそうで無い、唯一無二のプラグです。
また「ヴァルナ 110 S」という一回り小さい110mmサイズもラインナップとしてありますので、コノシロのサイズが小さい時、イワシなどの小魚に意識が高い時などに使うと効果的なので、こちらもぜひ常備していてほしいプラグの1つです。
Length | Weight | Color | HookSize | Price |
113mm | 18g | 18 | #6X | 2,090円(税込) |
O.S.P公式「ヴァルナ 110 S」詳細ページはこちら
動き的には大きな差はなく、サイズ感やポイントによって選んでいただければ間違い無いです。タックルなどは一般的なシーバスタックルで扱い易い重さになっているので、ポイントなどに応じてロッドの長さやアクション、リールなどをお選びください!
プレッシャーの入り方を気にすることが大切
弱めのアプローチが問われることもあるナイトゲーム
ここまでの話は、オープンエリアの釣りを前提にしたお話でしたが、シーバスはナイトゲームが多いです。シーバス自体が夜行性のため、“明暗”を好みます。
そんな“明暗”が必ずできるのが河川。特に東京湾奥は大型河川が多くあり、どの川にも魚が居ると言っても過言ではありません。明暗の釣りをする時に必ず気にすることは、プレッシャーの入り方。コノシロなどのベイトが居るからといって、大型プラグや、「ルドラ130 S」などをバシバシとジャークし過ぎると魚がスレてしまうこともあります。ハードルアー全般全てに言えることは、ワームのような柔らかい素材では無く、硬い物が動くのでアピール力に関してはワームに比べると圧倒的。ただ、秋に限らずシーバスゲームはルアーローテが超重要。最初に強めのプラグを投げて反応が無ければ、どんどん弱くしてくのが鉄板。“弱くしていく(水馴染みが良く波動が少ないモノ)”というのが河川のピンスポ攻めの重要要素に。強弱を付けることで、ピンスポットでも魚がスレにくく、長時間狙えるようになるのがメリットです。
“強すぎない適度な弱さ”を演出するのに、とても向いているリグがジグヘッドワーム。昔からあるリグですが、誰でも簡単に釣れるリグの王様。ただ、1つだけデメリットなのがルアーの抵抗感が無いこと。ルアーの抵抗感が無いと、自分が釣りをしている中、水中のイメージが持てなくなり、何をやってるんだか、さっぱり分からなくなってしまうことも少なくありません。モチロン、弱い波動になるので長時間やっていてもスレ難いこともあり、結果的には釣れるのですが、水中のイメージがつかめない、再現性の無い釣りになってしまいます。
釣果も使用感もバツグンなアイテムとは?
そんな時にぜひ使ってほしいのが、今年O.S.Pから発売となった「グライディー」がとにかく優秀!
Weight | Price(税込) | Count |
15g / 20g / 25g / 30g / 40g | 15g 715円 / 20g 770円 / 25g 803円 / 30g 858円 / 40g 935円 | 2本 |
O.S.P公式「グライディー」詳細ページはこちら
元は、マゴチなどのフラット系をメインに開発されたアイテムではありますが、これがシーバス用ジグヘッドとしてもバツグンにイイんです(笑)。え? マゴチ用なのに?って思われる方がほとんどだと思いますが、こちらのジグヘッド、正面から見ていただくと分かりやすいと思います、ルアーアイから側面にかけてフラット気味になっていることで、適度に水を噛んでくれて絶妙な引き抵抗を得ることができるんです。さらに、フックも安心のがまかつ製の採用で刺さりも一級品!
また、シーバス用には見かけない“ペグホール”が採用されている点も魅力で、思いっきりフルキャストや、魚からのミスバイトなどが起きても、ワームのズレが起きません。
結果的に針穴も小さく済むので、ワームの耐久性も上がり、経済的な点もお気に入り。
装着ワームと使い分け
「グライディー」に装着するワームは「ドライブシャッドSW」(4in)と「HPシャッドテールSW」(3.6in)です。
Length | Color | Count | Price |
4in / 4.5in | 7色 | 6本(4in) / 5本(4.5in) | 858円(税込)エコトーナメント対応モデル(Fマーク有) |
O.S.P公式「ドライブシャッドSW」詳細ページはこちら
Length | Color | Count | Price |
2in、2.5in、3.1in、3.6in | 5 | 12(2in)、10(2.5in)、8(3.1in)、7(3.6in) | 858円(税込) |
O.S.P公式「HPシャッドテールSW」詳細ページはこちら
主にこの2つの使い分けは波動の違いです。
「ドライブシャッドSW」はワーム前方から真ん中にかけて太さがあり、テールも大きめなので、柔らかい素材で強めなアピールができます。また、ワームの動きにも力強さがあり、シッカリとローリングして、アピールしてくれる所も優秀! 一方、「HPシャッドテールSW」は細身のシルエットで、僅かな水流でも良く動いてくれる特長があります。スレているポイントや、1尾でも多く魚を触りたい時などに多用します!
最後に
今の東京湾は秋のシーバスハイシーズン! まだ、今回紹介させていただいたO.S.Pアイテムをお使いになられたことが無い方はぜひ、使ってみてください! 数を稼げてサイズも狙って楽しむためにも、今回の内容が少しでも参考になると幸いです。