ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

魚が散る秋に、なぜ「カバー」で釣れるのか

寄稿:石本 竜義
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク
秋のバス釣り特集

皆様こんにちは!depsフィールドスタッフの「石もっちゃん」こと石本竜義です。

めっきり秋になりましたね。秋はバスにとって適水温になり釣りやすいとも、魚が散って釣りにくいともされる季節。

そんな秋シーズンの釣りにおいて、僕が意識していることや具体的な釣り方の一部をご紹介できればと思います。

石本 竜義(Ishimoto Tatsuyoshi) プロフィール

「石もっちゃん」の愛称で知られる、長年depsを支えてきたフィールドスタッフ。 愛知県在住で近場のポイントからメジャーフィールドである日吉ダムや池原ダム、長良川、野尻湖など関西~中部エリア+αまで足を伸ばす。バスのみならずソルトの釣りにも造詣が深いマルチな一面も。

秋のバスフィッシングとは

厳しい夏の暑さが過ぎて秋の気配が出てくると、最高水温まで達していた水温も少しずつ下がり、いよいよバスにとって適水温となってきます。

このバスにとって過ごしやすい環境は、ポジティブ要素として魚が高活性になりますが、一方でエリアも釣り方も絞りにくいといったネガティブな側面もあります。バスフィッシングでは“絞りにくい状況”というのが結構難敵。秋の釣りを苦手とする方も多いのではないでしょうか。

実際のフィールドでは高活性な魚が多いので、よほど的外れな釣りを展開しなければ魚はキャッチしやすいものの、サイズアップが難しい時期でもあります。

そして、この時期はメインベイトが虫や甲殻類から魚に変わり、ベイトフィッシュを強く意識する個体が多くなります。また個人的に秋のバスは「とにかく眼がいい」と感じており、これらは秋を攻略する上で重要なファクターだと思っています。

秋は巻物!?

昔から散っているバスを広範囲に効率よく釣るという目的と、ベイトフィッシュの横の動きを演出するため「秋は巻物」と言われています。

これは確かに理にかなった釣り方で実際巻物に反応する魚も多いですが、いつでも釣れるわけではなく、反応が得られない状況もあります。要するに「秋=巻物」だけではアジャストできない場面も多々あるという現実があるんです。

秋もカバー撃ち

このようなタイミングで僕が釣果を得ているの釣り方のひとつが、今回メインで紹介させていただく「テキサスリグでのカバー撃ち」です。

“なにそれ、普通じゃん”笑 …なんて声が聞こえてきそうですが、より良い釣果を出すためにはちょっとしたキモがあります。

1 / 3
次へ