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ハイシーズン突入!秋の日本海ロックフィッシュ徹底攻略術!

寄稿:ハンター塩津
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こんにちは! ハンター塩津です。

塩津 紀彦 (ハンター塩津)(Norihiko Shiotsu) プロフィール

ホームフィールドは東北、北海道だが、大型ロックフィッシュを求めて全国を飛び回るロックフィッシュハンター。磯からモンスタークラスを狙う豪快なスタイルに「ハンター塩津」の愛称で多くのファンに親しまれている。茨城県出身、1977年生まれ

猛烈な暑さの8月も終わり9月に突入しました。

東北日本海側の磯にはアオリイカが続々と接岸し、それを皮切りにアオリイカを追い求めるキジハタやマダイも磯へと接岸し、秋のハイシーズンを迎えます。

今回はこれから突入する秋のハイシーズンを攻略する上で外せないルアーとその使用方法をご紹介します。

実はアオリイカだけがベイトじゃない!?

秋の日本海はアオリイカの接岸がトリガーとなり一気にハイシーズンへと突入するため「アオリイカ=メインベイト」と思われてしまいがちですが、実はハイシーズン中は常にアオリイカだけがメインベイトと言う訳ではありません。

もちろんアオリイカも大型のキジハタやマダイの大好物にはなっておりますが、小さなキジハタやマダイには大型のアオリイカは逆に命を脅かす敵となってしまう事もあるため、どちらかというとアオリイカパターンはアオリイカのサイズが小さい、シーズン初期のベイトパターンとなっています。

アオリイカが育って大きくなってしまうシーズン後期になるとあまりパターンとしては成立しないため、アジやイワシ等にベイトフィッシュをメインにするベイトフィッシュパターンやエビ系ベイトをメインとする甲殻系パターンの出番が多くなる傾向があります。

秋の日本海磯を攻略するパターン別ルアーチョイス
「アオリイカパターン」

アオリイカパターンのキーとなるのが“水押し”と“スライドフォール”。

アオリイカに意識がいっているキジハタやマダイはイカ特有の横方向へスライドする動きに対して非常に良い反応を示すようになります。

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ワイドなボディーが全体で水をしっかりととらえるため、フォールアクション時にラインテンションを張るとオートマチックに水を押しながらのスライドフォールを演出してくれます。

通常の磯ロックで使うシンカーよりも少し軽めの10g〜18gくらいのシンカーを使用したテキサスリグやジグヘッドリグで使用し、アクションは高めのリフト&ラインを張り気味にしたカーブフォールでアオリイカの動きを演出します。

スキッドブレード【アブガルシア】

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スキッドブレード 30g 8 1 ¥850
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一般的なジグに比べスキッドブレードはリアフックにブレードが装着してあるため、フォールの時にラインテンションをかけると、ブレード抵抗を受けフォール姿勢が水平に近くキープ出来ます。

そのため他のジグに比べるとフォールスピードを抑えて喰わせの間をあたえやすくスライドフォールも演出できるので、ワームでは攻略できない沖のブレイクを遠投で攻略する時や水深の深いエリアをスピーディーに攻略したい時等に活躍します。

秋の日本海磯を攻略するパターン別ルアーチョイス
「ベイトフィッシュパターン」

アオリイカのメインベイトとなるアジやイワシ、サバなどのベイトフィッシュですが、当然のことながらキジハタやマダイにとっても重要なベイトとなっております。

アオリイカパターンと同様に横方向へのスライドアクションがキーになりますが、アオリイカパターンと異なる点は、キレのある動きやスピード感を意識的にアクションに入れるところ。

例えば同じリフト&カーブフォールアクションであってもリフトスピードを少し強めのスピードで入れたり、シンカーウェイトをアオリイカパターンの時よりも重くしてスピード感を出したりします。

サーフスレイヤー【アブガルシア】

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サーフスレイヤー 11 30g 85mm ¥950
40g 93mm ¥1,000

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広範囲をスピーディーに攻略する時に使用。

ただ巻きでもしっかり泳ぎ、浮き上がりを抑え、フォール時にはひらひらとベイトフィッシュが弱った動きを演出。

基本的な使い方はワンピッチで数回アクションを入れてフォール…を繰り返し、たまにボトムを取り直して再度アクション…ボトムから離しすぎないようにコントロールするのがキモ。

秋の日本海磯を攻略するパターン別ルアーチョイス
「甲殻系パターン」

キジハタ、マダイにとって動きが鈍く捕食しやすい甲殻類は一年を通して最も多く捕食しているベイトと言えるでしょう。

もちろんハイシーズンのこの季節であっても甲殻類がメインベイトとなる事が多くあります。

特に秋のハイシーズンは季節的にエビ系のベイトを多く捕食するため小型のワームへの反応が良くなります。

マックスセントパルステール3in【バークレイ】

製品名 自重 カラー 推奨オフセットフック 入数 税別価格
PowerBait MaxScent Pulse Tail 3in (パルステール 3in) 約4.4g 9 #1 8 ¥980

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マックスセントパルステール3in」はシャッドテールワームでありながらもエビ系の甲殻パターンにも対応できる万能選手。

ワームサイズに対して少し重めの20g前後のシンカーを使用したフリーリグでピョン!とエビが逃げるようなアクションを入れ、シンカーだけスポンとボトムへ落としワームだけをフンワリと落とす…。

フリーリグだからこそ演出可能なアクションになりますが超低活性時でも口を使わせられる数少ないワームになります。

ガルプ!ソルトウォーター パルスクロー3in【バークレイ】

製品名 サイズ カラー 入数 税別価格
ガルプ!ソルトウォーター パルスクロー3in 3in 8 7 ¥900

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甲殻パターンのド定番のパルスクロー。

ガルプ!素材特有の高い集魚力はもちろん水に馴染むマテリアルが脱皮後の捕食しやすい甲殻類が放つ波動を演出します。

低活性時の喰わせ一手として欠かせないワームになります。
テキサスリグやフリーリグで使用し、リフト&フリーフォール、リフトアンカーブフォールなどフォールに反応が良い条件下で力を最大限に発揮してくれるワームです。

11月まで続くハイシーズン

秋の東北日本海キジハタのハイシーズンは地磯は11月上旬まで、沖磯なら11月いっぱい。マダイは12月中旬まで続きます。

水温の低下と共に釣れる魚がアイナメへとシフトしていくのでアイナメがメインになったエリアはシーズンが終わってきていると判断するすることができますので、アイナメの動きを1つの基準にしてみて下さい。

時として80cmを超えるマダイ等もヒットする東北日本海磯ロック。

是非この秋はチャレンジしてみて下さい。

使用タックル

ロッド①:エラディケーターロックスィーパー(ERD ROCKSWEEPER ERSS-811MH – ARTISTA -)【アブガルシア】

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ロッド②:ソルティ―ステージプロトタイプロックフィッシュ【アブガルシア】

リール:REVO SPビースト(4000SH)【アブガルシア】

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メインライン:PEライン(1.2号)

リーダー:フロロカーボンライン(20Lb)

シンカー:バークレイ スイベルシンカー【バークレイ】

フック:オフセットフック#1〜#4/0(ワームサイズに合わせる)

ピュア・フィッシング・ジャパン( PureFishing Japan )

アブ・ガルシア、バークレイをはじめ、ペン、サベージギア、プラノ、ハーディなど世界的に有名な各ルアーブランドの企画・製造・販売を行っている総合ルアーメーカー。取扱っているアイテムはリール、ロッド、ルアー、アパレルほか多岐に渡る。