夏を満喫!　サーフフィネスのすすめ【フラットフィッシュゲーム】

2023年08月22日

寄稿：滑谷徹

滑谷徹（Toru Naberidani）プロフィール

1997年生まれ、岐阜県出身。現在静岡県に在住するマルチアングラー。幼少期から渓流や本流トラウトに親しむ。静岡に進学後SWフィッシングを本格的に開始する。現在はジャクソンスタッフ

こんにちは!　ジャクソンのナベちゃんこと滑谷徹です。
今回は夏のサーフフィネスについてご紹介させていただきます！！

サーフフィネスって何？？

サーフフィネスで重要なのはズバリ「食わせる為のスローな浮遊感」

サーフフィネスとはザックリと５ｇ～15ｇ前後のジグヘッドと３～４インチ前後のワームを組み合わせたジグヘッド&ワームを使った、繊細な攻め、誘い方を指します。

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しかしフィネスという単語はあくまで「巧妙な処理」や「技巧」を意味するため、単に繊細にすればよいわけではありません。さらに軽いウェイト、反対に重いウェイトや大きなワームでも成立する場合があります。

必要なのはズバリ「食わせる為のスローな浮遊感」なのです。

アジングやエリアトラウトをやっていると、たった0.5ｇの変化やラインの細さでアタリが倍増することもあれば激減してしまうケースが多々あります。
その特性をサーフフィッシングへと落とし込んで派生したのが【サーフフィネス】となっております。

ただ、注意点があります。というのも重要なのはその状況にマッチするためのバランスや比重つまり「浮遊感」であるため軽ければ軽い程、小さければ小さい程良いという事で決してありませんのでご注意ください。

サーフフィネスのメリットとデメリットとは？？

【メリット】
食わせ能力が高い!　疲れにくい

サーフフィネスで射程距離に魚がいる場合は高確率で反応を得ることができます。そのため先行者が釣りを終えた場所からあっさりと魚を抜く事もできるため時合い待ちをしたりする必要もない場合がほとんどです。

状況にもよりますが周りのアングラーが撃沈している中でフィネスタックルのアングラー達のみヒラメを連発する光景を何度も目撃した事があります（勿論その逆パターンもあると思いますが！笑）。

また大遠投やフルキャストを必要しない上に食わせる能力が高いため男性よりも体力が比較的少ない女性の方やお子様でも気軽に楽しめ、長時間の操作でも疲労しにくいのもサーフフィネスのメリットの１つです。

【デメリット】
攻略範囲が狭く、アピールが弱め

15ｇ以下のルアーウェイトという事もあり攻略範囲が狭く、プラグやメタルジグよりもアピール力が弱いと言った欠点があります。

マズメの薄暗い時間帯やナイトサーフなど光量の少ないシーンでは発見率の高いシンペンやミノーに釣り負けるケースも多々あります。
その他にも手前にカケアガリや水中のストラクチャー、払い出しや離岸流、など地形変化や潮流・水流変化の少ないポイントや魚の付き場所が沖にある場合はサーフフィネスが不利に働くケースが多いのも事実です。

その状況に最も適応した誘い方やルアーセレクトを意識しましょう。