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イカメタルでシバターが実践していた「基本だけど大切なコト」

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エギング&イカメタル特集

今回はメジャークラフトのシバター(柴田正夫さん)が実践していた、ケンサキイカを狙ったイカメタルゲームの「基本だけれど大事なポイント」をご紹介していきたい。

すでに配信中の以下の動画も参考に見て頂けると、より分かりやすいかと思います!

「絞り込む作業」を

夕方から出船し、やがてナイトゲームになるイカメタルゲーム。まずは明るい時間帯からゲーム開始。

この時のケンサキイカは基本的にはボトム周辺にいることが多い。タナがコロコロ変わって乗りもよくなるのはすっかり日も暮れて集魚灯も効き始めてから。まずはボトム周辺を狙っていきましょう。

鉛スッテ・ドロッパーのカラーにもちょっとした工夫を! シバターは、鉛スッテとドロッパーに異なる系統のカラーを入れて、どちらに反応がよいか絞り込んでいった。

例えば写真はドロッパーにビッグアイ・エギスッテのケイムラパープル、鉛スッテにビッグアイ・メタルの夜光パープルピンクをセット。どちらかにアタリが偏ることもあるので小まめにローテーションしていく。これはもちろん明るい時間帯だけでなく、夜本番になっても同様。

レンジを変える、誘いを変える…それでもダメならカラーを変えてみる。その日・その時間帯の絞り込み作業は大切になります!

△どちらにも乗る…それはそれでウレしいコト(笑)

ドロッパーの種類とサイズ感

メジャークラフトのドロッパー用ルアーには、「ビッグアイ・スッテ」と「ビッグアイ・エギスッテ」があります。前者は浮きスッテで当然浮く。後者は小型エギで小さくともシンカーがあるわけで、仮に海中で潮の流れがなければ沈んでいきます。

ドロッパーを変更してみる

基本的には潮が緩い時はビッグアイ・スッテで緩い潮の中でも浮力を活かしてオートマチックに誘うとよいし、ある程度潮流がある場合は潮に乗ってエギスッテがイイ姿勢を保ちイカが抱いてきやすい。

潮が緩い・速いが分からない場合でも、もしアタリが遠くなったらシンプルにドロッパーを付け変えてみるとよいでしょう。それでアタリが出始めればシメシメ…ですし、それでもアタリが遠ければレンジなのか誘いなのか、カラーなのか…という判断材料にもなります(何をしてもダメな時はありますが笑)。

サイズ違いも試してみる

また、ビッグアイ・スッテとビッグアイ・エギスッテには2サイズあり。ビッグアイ・スッテには85mmと95mmが、エギスッテには1.8号と2.0号があります。

実釣では、シバターがイカの活性が高いと判断し「ならばシルエットも大きくして効率的にアピール」ということで、ビッグアイ・スッテを85mmから95mmに変更して乗せるシーンもありました。そのように同じ種類でもサイズ感を変えてみるのも一手。

仕掛けでリズムを変えてみる

またビッグアイシリーズには、ルアーだけでなくイカメタルゲーム用の仕掛けもラインナップ。

それがビッグアイ・イカメタルリーダー。イカメタルリーダーにはノーマル(枝ス15cm)とショートタイプ(枝ス3cm)があるのと、それぞれに2つのドロッパーを付けられるWタイプがある。もちろんオモリグ用のオモリグタイプもあり。ちなみにW仕様(ドロッパー2本タイプ)は、船によっては禁止されている場合もあるので事前確認が吉。

この枝スの長短を使い分けてみるのもよい。動画撮影時は、かなりノリノリ状態で暗くなる前から2点掛けもあったほか、シバター・ちあきさん・MASAさん三者同時ヒットもあったりして高活性。

それを見たシバターはそれまでの枝ス15cm仕様から、ショートタイプに変更。活性が高いと判断し、細かな動きをより的確できるショートにしてこれが奏功。活性の高い時間にテンポよく細かなシェイクなども多用しながら乗せていった。

少しでもよいので投げてみる

そうはいっても一日中乗り続ける…というのはなかなか稀。撮影時はかなり乗りはよかったが、やはり一時的に乗り渋る時も。そこでシバターがセレクトしたロッドがエギゾースト5G・イカメタルモデルからEZ5IM-S632M

イカメタル用のスピニングロッドだ。

キャストする、着水して海中からリグが手前にと寄ってくる。この斜めのフワ~ッとしたフォールを交えたアクションが激効きになる場面も。特に、気持ち軽めのリグ設定にすると、そのフォールスピードがよいのか効果的な場面が目立った。

弾丸ブレイドクロス X8

ちなみに、キャストの際はバーチカルと異なり、どれくらい糸を出したかが分かりにくくなりがち。シバターは高感度PEライン「弾丸ブレイドクロス」のマルチカラーを使用。

自身が出したラインの放出量をラインマーカーでも把握し、レンジにきたらストップ。そこから斜めのフォールを交えながら連発させていた。

思いっきり投げられなくても構わない。少し潮カミに投げてみるだけでイカパンチが増えることも多くあるので、ぜひぜひ試して頂きたい。

アタリが遠くなったら変えてみる

結局のところ、一番もったいないのがレンジも誘いも、リグの種類&カラーも変えないこと。今回ご紹介したのは、あくまで基本ではあるけれども、特にケンサキイカを狙う場合はちょっとしたことでハマるパターンやリグ、カラーがあります。また、それがずっと長続きするというよりは、釣行の中で結構変わります。

エギゾースト5Gのイカメタルモデル、そしてビッグアイシリーズ各種は、そうした変わりやすい展開に対応できるだけの十分なラインナップが揃っています。

アタリが遠くなったなと感じたら、まずは変えてみる。

まだまだ楽しめるイカメタル、釣行前にぜひチェックしてみてください。

メジャークラフト MajorCraft

2002年2月設立のフィッシングメーカー! ルアーで狙えるあらゆる魚種ごとのロッドを開発! 低価格&高品質な高いコストパフォーマンスで人気。 数年前からはロッドだけでなく、ライン、ルアーなども手掛けている。