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「ボトムジャークでいつでも使える超万能サイズ」JB TOP50トーナメンター“加藤栄樹”が考える「スピンナッツ65」とは一体?

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2023年、O.S.Pから登場した高比重ワーム“スピンナッツ”。

4月に先行して「スピンナッツ50」(50mm)がデビューし、8月にはサイズアップモデル「スピンナッツ65」(65mm)がデビュー。2023年9月上旬には最大サイズモデル「スピンナッツ80」(80mm)の登場も控え、まもなく全サイズが揃うことに。

そんな中、今回紹介するモデルは先日リリースとなった程良いサイズ感が魅力の「スピンナッツ65」。他サイズとの使い分けや使うシチュエーション、投入する場所、動かし方にオススメカラーなど…。こちらの方に伺った内容を元に、「スピンナッツ65」ならではの魅力を、記者の質問内容に沿う形で解説したいと思います!

加藤 栄樹(Eiju Kato) プロフィール

本場アメリカのトーナメントで活躍するという夢を実現するため、留学しながら語学と釣りに磨きをかける若手アングラー。霞ヶ浦をホームレイクとし、陸っぱりとバスボートの両方を得意としながら、SNSなどでも積極的に旬の情報を発信している。

そもそも、スピンナッツの魅力とは?

まず初めに、“加藤栄樹”さんが考える「スピンナッツ」の魅力を伺ってみることに。

魅力1:死角の無いサイズ展開

その魅力は大きく3つあるとのこと。まず1つ目は死角の無いサイズ展開。50mm、65mm、80mmとフィールドの規模や狙う対象魚のサイズに応じた使い分けが、スピンナッツシリーズだけで出来てしまうのはカナリ魅力的だとコメント。

魅力2:シンプル形状で様々な使い方に対応可能

そしてもう1つの魅力は、シンプル形状で様々な使い方に対応するという点。ボトムジャークから表層の高速ドッグウォークまで柔軟にこなしてくれます。

魅力3:ボトムでのアクションレスポンス

そして3つ目の魅力がボトムでのアクション。今までもO.S.Pの「ドライブシャッド」や「ドライブスティック」をカットして同じメソッドで試されてきたそうですが、「スピンナッツ」はより特化したボディ形状になっているため、パッケージから出してそのままベストアクションを全サイズ共通でこなせるとのこと。

1番初めにリリースされた50mmサイズは、スピニングタックルやベイトフィネスタックルなどを使い、霞ヶ浦水系のエビパターンで活躍していたそう。ボトムジャークで使う際も6mより浅い所で使用することが大半。ライトキャロでも良く釣られていたそうで、釣りの幅は50mmでも広かったそうですが、65mmサイズが完成したことで、高比重ノーシンカーの釣りを、より深いレンジで精密に行うことができるようになり、サイズ感は50mmサイズと比べて、若干大きくなっているだけのようにも感じますが、自重自体が65mmサイズの方がカナリ重くてフォールスピードも早く、同じレンジで釣りをする時でも風や流れの影響に左右されにくいという点がメリットだそうです。

スピンナッツ65をどういった時に投入しますか?

「スピンナッツ65」の使うシチュエーションについて伺いました。

正直なトコロ、使える幅が広くてここぞ! というタイミングが無い点が実際のトコロ…、逆にいつでも使うことができます。使える幅がカナリ広いワームではありますが、中でも特筆すべき点は、やはりボトムジャーク。バスの活性があまり高くないタイミングで重宝するとのこと。春の低水温期やアフタースポーンのタイミングなどにも効きそうなので、そういった低活性時にもスローなアプローチで使ってみたいですとコメント。スモールマウスなどでは何を試してもダメな時、釣り方で差が出ない時に「スピンナッツ65」でサイズアップや連発をすることができたという経験もあるそうで、釣りに行き詰まった時に助けになることも多いそうです。

スピンナッツ65をどういった所に投入しますか?

狙い所に関しても伺いました。

ボトムジャークで使用することが前提のワームであるため、フラットの平らな場所やブレイクがあったとしても、そこまで角度のついていないエリアの使用が、同じテンポでアクションをつけることができるので◎。また、陸っぱりでノーシンカーリグを遠くまで飛ばしたいような時でも、無駄なパーツの無いシンプル形状+高比重によって飛距離もカナリ出るそう。遠投でもぜひ試してほしいですとおっしゃっていました。

スピンナッツ65のオススメアクションは?

オススメアクションに関して伺うと、ドッグウォーク性能の高いワームのため、ボトムジャークやトゥイッチといったアングラーがワームにアクションを与える釣りで使うとスピンナッツの良さが出ますとコメント。特に“加藤栄樹”さんのホームである霞ヶ浦水系では、50mmサイズが1番初めにリリースされた事も関係し、スピニングタックルを使った高速ドッグウォークでは、水面ではなく水面直下を引いてこれることで、エビ食いシーズンには効果抜群でカナリオススメだそうです。50mmサイズはモチロン、65mmサイズでもぜひ。

オススメカラーについて

オススメカラーについてもヒヤリング。

主にボトムの使用が大半なので、グリパン系のカラーやスカッパノンなどのボトムに馴染むようなカラーをまず初めに投げる事が多いそう。グリパンなどのナチュラル系も豊富なので、投げるボトムの色や石、ウイードエリアなどでカラーを細かく変えるのも、ボトムを釣るには大切だそう。

グリーンパンプキンペッパー W004

スカッパノン W003

ウォーターメロンペッパー W001

また、表層や水面直下でドッグウォークアクションを行う場合は“グリパン/ピンク TW148”もオススメとのこと。表層で使用する際に、視認しやすいためキャスト精度も上がり、フッキングのミスも減らせるので多用されているそう。またツートンカラーで明滅を効かせてアピール力を上げるという狙いもあるそうです。

グリパン/ピンク TW148

 

最後…、スピンナッツ65を使う方へ一言

最後、「スピンナッツ65」を使う方へ一言いただきました。

スピンナッツの各サイズが続々とリリースされていきますが、65mmサイズも50mmサイズに続いてリリースされました。50mmサイズは普段通っているフィールドで使用しなかったという方も、ぜひ65mmサイズが出て使える幅もより広がったと思いますので、使ってみていただければと思います。また、スピンナッツはシンプルなワームですので、アングラー次第で無限の使い方が出来ると思います。オススメの釣り方だけではなくて、色々とアレンジして自分なりの使いこなし術やリグを試していただけると楽しいワームだと思います! 1年中活躍するスピンナッツシリーズをぜひお試しください!

以上! “加藤栄樹”さんに伺った「スピンナッツ65」に関する内容をお届けしました。

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。