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高比重PEラインとの出会いが私のバスフィッシング大きく変えた!早野剛史が「オールマイト」を使う理由

寄稿:早野 剛史
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皆さんこんにちは! サンライン フィールドスタッフの早野剛史です。

早野 剛史(Takeshi Hayano) プロフィール

JBTOP50シリーズのトーナメントに参戦しながら、霞ヶ浦水系や房総リザーバーを中心とした地域でプロ活動やガイド業を営む。トーナメントではカバー撃ちやサイトフィッシングに巻きモノなど、幅広いスタイルを得意とするオールラウンダー。緻密な戦略と組み立てで、「2018年JBTOP50シリーズ年間優勝」、「2018年JBエリート5優勝」などといった数々の高成績を収めている。

みなさんは先日公開された実釣動画はもうご覧になられましたか?

こちらの動画では、私が普段から愛用しているサンラインの高比重PEライン「オールマイト」を使っての房総リザーバーでの実釣の様子が公開されています。

高比重PEラインでリザーバー攻略! 早野剛史が「オールマイト」を徹底解説!

出典:YouTubeチャンネル「LureNews.TV」詳細ページ

さて、そんな話題の高比重PEラインですが、近年はバスフィッシングをはじめ様々な釣りのジャンルで使用されています。今回はサンラインの「オールマイト」の性能や、私がなぜ高比重PEラインを愛用するのか、その経緯やメリットについて紹介していきます。

高比重PEラインとの出会い

バスフィッシングでも使用するアングラーの方が増えた高比重PEラインですが、使用するキッカケになったのは2015年、2017年に開催されたリザーバーでのトーナメント。2015年は千葉県の亀山ダムにて3月にトーナメントが開催され、2017年は7月に奈良県の七色ダムでトーナメントが開催された期間でした。

共に、立木の多いリザーバーで、亀山ダム、七色ダムともにビッグバスが狙えるメジャーレイクとしても知られる湖です。

当時は、パワーフィネス系やサイトフィッシングの釣り以外には、フロロラインをメインとしたタックルセッティングでディープ攻略を行なっていましたが、度重なるファイト中のミスに頭を悩ませていました。

そんな中、PEラインで「フロロ感覚の使用感でノーシンカーを沈めたり、シェイクのし易さ、視認性、多少の風が出た際の糸フケの出ずらさ等を改善できるPEが無いか?」と詮索し出したのがキッカケでした。

当初は、バス用のPEラインのラインナップとして高比重PEラインはほぼ無く、高比重PEが存在していもラインのコシが非常に強く理想の使用感とは程遠いものばかりでした。そうこうしている内に、とあるエギング用高比重PEラインと出会う事で一気に悩みが解決します。そのPEラインが、バス用でメインに使用する0.5号〜0.8号のラインナップの使用感の条件を満たすものでした。

そこから2017年〜2018年シーズンで一気に、自分の中でも多用するキッカケとなり今ではシーズンを通して様々なリグを使用するに至りました。

私が現在、使用しているタックルセッティングについて

動画でも少し触れましたが、房総リザーバーなどの釣行ではほぼすべてのタックルで「オールマイト」を使用しています。

ここではそれぞれのタックルごとでの使い分けや用途について紹介していきます。

ライトリグ全般では0.4号を使用

まず、最も細い0.4号ですが、主に小型ワームのサイトフィッシングや軽量のダウンショットやライトリグ全般をディープに沈める時に使用します。

動画でも表層のボイル狙いで、ホバスト系のルアーで使用しました。

そのほかにもノーシンカーやライトなウエイトを使用したダウンショットなどにもオススメです。

リザーバーではメインで使用する0.6号

0.6号は動画でも最も多く使用したタックルであり、リザーバーではメインで使用する号数です。

動画ではカバー周りをメインに、サイコロラバーやネコリグなどで使用していました。立木周りのネコリグやダウンショットでは、リーダーは2号前後を組んでおり、カバーの濃さやストラクチャーによって、リーダーの太さも調整すると良いかと思います。

ライトなカバーや立木周りに0.8号

続いては、ライトな立木周りのアプローチにピッタリな0.8号。

動画では、立ち木などが沈むストラクチャーエリアでのフリーリグに使用しました。沈みモノがあるエリアなどでは、ファイト中の多少強引なやり取りにも安心です。

そのほかにも、ライトな立木周りのノーシンカーやミドスト、提灯などにも活躍します。

もう少しヘビーな立木やカバー周り、アベレージサイズの大きいフィールドであればもう少しライン強度が高い1号といった使い分けもオススメです。

また高比重と言っても従来のような表層系のルアーにも使用できるので、エラストマー素材の「野良ネズミ」や「スクーパーフロッグ」にも使用が可能です。

比重が1.48に統一された「オールマイト」

現在では、様々なメーカーから高比重PEラインが展開されています。その中でも私が「オールマイト」を使用するのか?

そのポイントは、1.48に統一された高比重設計というトコロ。

前回の記事でも触れましたが、従来のPEラインは水よりも軽い比重「0.98」で、軽さを活かして圧倒的な飛距離を生み出すことができます。しかしその反面で、強風時や水に動きがある状況下では比重の軽さが影響し、ラインスラックが大きくなることでルアーの操作感が失われてしまいがち。

それに対し、「オールマイト」は1.48と高比重で、水馴染みもよく、それでいて沈下速度も速いためライトリグなどを使用した際もラインがルアーまでの軌道が直線的な軌道を描きやすく、操作性やボトム感知にも優れています。

ちなみに、他の素材と比較すると「オールマイト」の1.48は、エステルラインの比重平均の1.38や、ナイロンラインの平均1.13〜1.16を上回る比重となります。

そのため、ルアーまでの軌道が直線的になりやすく、ライン自体の伸縮もほぼないため、ミドストやネコリグなどの細かいシェイクにも適しています。それでいて強度にも優れているため、フロロとPEのいいトコロをあわせ持ったような性能となります。

そのほかにも150メートル巻きの為、バスフィッシングでは75Mを1回で使用し2回に分けて使用しているのでコストパフォーマンスにも優れています。。

カラーはオリーブとピンクの2色展開。バスフィッシングではナチュラルカラーかつ、マーカーも付いていルオリーブをメインに使用しています。

「あの掛けたバスはデカかったけど獲れなかった・・・」

そんな苦い経験を払拭してくれる高比重PEライン「オールマイト」。皆さんも是非一度手に取って見て下さい!

オールマイトのスペック

カラーによっての強力や比重の差はなく、価格も同様に設定されています。状況やシチュエーション、釣りの種類によって使い分けることが可能。

規 格 号 柄 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.5
アベレージ強力値(LB.) 6.2 10 11.5 14 17 19
MAX LB. 7.2 11 13 16.5 18.5 22.5
MAX Kg 3.3 5.0 5.9 7.5 8.4 10.2
比 重 1.48 (比重は平均値であり、号柄により値が若干変化します)

オリーブ/150m単品:希望小売価格/2,800円
ピンク/150m単品:希望小売価格/2,800円

サンライン公式「オールマイト」詳細ページはコチラ

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!