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PEだけどフロロに近い操作感!サンラインプロスタッフ早野剛史さんに高比重PEライン「オールマイト」の魅力を聞いてみた

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“実はPEだけど、フロロに近い操作感なんですよ…”

先日のバスフィッシングのロケで早野 剛史さんが使用していた高比重PEライン「オールマイト」。

高比重系のPEラインは昨今、エギングやバスフィッシング、シーバスと様々なジャンルのルアーフィッシングで使用されており、各メーカーからも多数のモデルが登場しています。高比重と言っても、その比重(重さ)は各アイテムによって異なるため、操作感や飛距離などの特性も大きく変わります。

今回はサンラインの「オールマイト」について、早野さんにその魅力を聞いてみました! 早野さん曰く、サンラインの「オールマイト」はPEラインの操作にも慣れていない方にもオススメのラインなのだとか。

比重1.48という重さが生み出す操作感

従来のPEラインの弱点を克服

「オールマイト」の注目ポイントの一つが、比重設計。従来のPEラインは水よりも軽い比重「0.98」で、その軽さによって圧倒的な飛距離を生み出すことができます。

しかしその反面で、強風時や水に動きがある状況下では比重の軽さが影響し、ラインスラックが大きくなることでルアーの操作感が失われることがあります。

また、水面にラインが浮くためルアーとラインを繋ぐ軌道も着水点から垂直に近い軌道になりやすく、ボトムを感知し続けたいと思ってもルアーはボトムを離れやすくなってしまいます。

そうしたPEラインのデメリットを解消したのが、「オールマイト」の“1.48”という比重設計となります。

フロロカーボンに近い操作感!そのカギが比重1.48

「オールマイト」は全号数で比重が1.48に統一されており、これはエステルラインの「1.38」を上回る比重となります。

つまり、比重が増すことで水中のルアーに対しても、より直線的な軌道を描くことが可能。さらにPEラインの特性の一つである、ラインの伸びにくさはそのままのため、操作感や感度の良さもバツグンです!

これまでフロロカーボン・ナイロンライン・エステルラインがメインとなっていた釣りでも「オールマイト」であればラインの伸びにくさや感度・操作性を維持しながら、遜色なく使用できるのだそう。

「オールマイト」の使いドコロについて早野さんに聞いてみた

さて、そんなPEラインと他のラインの特性のイイトコどりな特性を持った「オールマイト」。早野さんにその使いドコロについて聞いてみました。

細いラインでしか反応しないバスに

今回のロケは、千葉県の三島湖。

早野さん曰く、房総で釣りをするときは、タックルの全てで「オールマイト」を使用しているのだそう。実際、今回持ち込んだタックル5本(ベイト1本 スピニング4本)とも「オールマイト」が巻かれていました。

まず、その大きな理由として挙げられるのが、立ち木などのストラクチャー攻略。比重を活かし、着水点からルアーまで直線的な軌道を描くことができるので、タテの誘いにも活躍するとのこと。

また何が沈んでいるか分からない状況でも「オールマイト」であれば細い号数でアプローチができ、デカバスが掛かったときでもラインの強度を活かしやりとりができるのだそう。これがフロロの細い号数となると立ち木に巻かれてラインブレイクやバラシのリスクが高くなってしまいます。

貴重な一匹を確実にキャッチする、厳しい状況の時ほど「オールマイト」の強度が活かされるのだそう。そのほかライトカバーやブッシュといったエリアを攻める際にも、「オールマイト」は欠かせないラインとのこと。

ラインの存在に敏感なデカバス狙いにも有効

そしてもう一つが、ラインの存在を限りなく消したいとき。

七色ダムなど日本屈指のハイプレッシャーフィールドでは、ラインの存在をバスに悟らせないようにアプローチするのが重要です。しかし、フロロなどで細いラインを使用するとデカバスが掛かった際にラインブレイクされてしまうリスクが高くなります。

対して「オールマイト」では、PEラインの強度を活かしたやりとりが可能。強度にも優れているので、早野さん自身もこれまで多くのデカバスを「オールマイト」で釣りあげてきたとのこと。

表層系のルアーにも使用可能

高比重PEラインは比重が増す分、エラストマー素材の表層系には使用できない…なんてことはありません!

エラストマー素材の野良ネズミやスクーパーフロッグといった表層系のルアーにも問題なく使用が可能! 操作性も従来のPEラインと遜色ない使用感なのだそう。早野さんの場合、PEライン直結の場合はおおよそ1号、リーダーを組む場合でも0.6号にリーダーは7もしくは8lbを使用するとのこと。

カラーはオリーブとピンクの2色展開

「オールマイト」のカラーはカモフラージュ系のオリーブと視認性の高いピンクの2色展開で、早野さんはオレンジのマーキングが入ったオリーブをメインに使用。

オリーブはマーキングシステムが採用されており、ダークグレーで挟んだオレンジ50㎝(10㎝+30㎝+10㎝)が取り入れられています。フィールドに馴染みやすいカモフラージュ系と適度な視認性を併せ持ったカラーリングとなります。

また、マーキングがウキのような役割を果たしてくれるので、フォール中のアタリも視認することができるのだそう。

「オールマイト」はPEラインの特性の強度・感度を活かしつつ、比重が増したことで水馴染みがよく、操作性も大きく向上しています。また、強度を活かして細い号数でもアプローチができるので、ラインの存在を気付かれにくいといったメリットも挙げられます。

多くのメリットを兼ね備えた「オールマイト」。バスフィッシングやエギング、シーバスはじめ今後、様々なジャンルの釣りで可能性が広がるラインだと強く感じました。

オールマイト

規 格 号 柄 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.5
アベレージ強力値(LB.) 6.2 10 11.5 14 17 19
MAX LB. 7.2 11 13 16.5 18.5 22.5
MAX Kg 3.3 5.0 5.9 7.5 8.4 10.2
比 重 1.48 (比重は平均値であり、号柄により値が若干変化します)

オリーブ/150m単品:希望小売価格/2,800円
ピンク/150m単品:希望小売価格/2,800円

サンライン公式「オールマイト」詳細ページはコチラ

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!