ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【イマペン鮎90をベースにインジェクション化】“もりぞー”こと森浩平が考える「シルバーウルフ ラフトリック」とはどんなペンシルベイト?

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク
チヌゲーム特集

シルバーウルフ ラフトリック。

2023年5月にダイワからリリースされたチヌゲーム専用ペンシルベイト。広大な都市河川の河口域を素早くサーチする為に設計された90mmというやや大型なボディ形状。コレによって広大な河口域の釣りでも広範囲をカバーできる飛距離と水押しによるアピール力を実現し、荒れた状況でも快適にキャストが決まり、安定したアクションを演出できるという優れモノ。従来サイズのプラグでは攻略できない状況を攻略可能に。

先日、そんな「シルバーウルフ ラフトリック」を使用した撮影を、もりぞーさんと静岡県・浜名湖で実施。その際に記者が気になっていたことを色々教えていただきましたので、今回はそちらをお届けできればなと思います。

森 浩平(Kohei Mori) プロフィール

愛称は"もりぞー"。大阪湾の淀川をホームグラウンドに、ベイトタックルスタイルで年間2,000枚を超えるチヌ・キビレを水揚げするチニングエキスパート。 デイ、ナイト問わず、チニングをメインにシーバスや季節の釣りを楽しんでいる。

シルバーウルフ ラフトリック【ダイワ】

早速伺った内容をお伝えしていきたいトコロですが、まずはおさらいを兼ねて「シルバーウルフ ラフトリック」の特長を紹介していきますね。

強い水押し&アピール力を生むため、ややファットな作り

サイズ
(mm)
サイズ
(g)
色数 標準装備フック メーカー希望
本体価格(円)
90 13.5 8 サクサストレブル#6 1,600

ダイワ公式「シルバーウルフ ラフトリック」詳細ページはこちら

ローカルハンドメイドペンシル「イマペン 鮎90」をベースにインジェクション化

淀川のローカルハンドメイドペンシル“今村健治朗”さんの「イマペン 鮎90」。

淀川ホームのスーパーロコならお分かりいただけるハズ。実は、「シルバーウルフ ラフトリック」はこの「イマペン 鮎90」をベースにインジェクション化されたモノ。独自の立ち浮き姿勢とワイド過ぎないドッグウォークがチヌのバイトをはじかず、フッキングに持ち込む性能に優れていることで、遠投とアピール力が求められる淀川をはじめとする、陸っぱりのチニングスタイルのトップ攻めには必要不可欠な要素であり「イマペン 鮎90」の性能と形状を採用、ダイワ独自のルアー技術を落とし込み、究極のチヌゲーム専用ペンシルベイトとしてリリースされることになりました。

どういったボディ設計に?

前途した経緯によって「シルバーウルフ ラフトリック」が誕生した訳ですが、具体的にどういったボディ設計になっているのか? 具体的な構造を解説していきますね!

フロントフックの位置を5mm程後ろに、その理由とは?

一般的なバス&シーバス用ペンシルベイトと比較すると5mmほど後方にフロントフック位置が設けられています。バスやシーバスなどの口の大きな魚は小魚を捕食する際、頭から吸い込むことが多いですが、それに比べて口の小さなチヌは、ボディ側面や後方へのバイトが大半。チヌの習性をシッカリ考慮したフロントフックのポジションに設定。この5mmで掛かる確率も大幅に違ってくるそうですよ。

飛ばすためのコダワリとは?

大河川河口域で行うチニングは沖に向かってフルキャストすることが大半、つまり遠投性能が求められるという。「シルバーウルフ ラフトリック」はラインアイとリアアイを結ぶ直線状にウエイトボールが配置されており、キャスト時の飛行姿勢が安定し、ブレのない爽快なキャストフィールを実現しています。記者も実際にロケでそのぶっ飛ぶ光景を見てきましたが、正直投げた本人にしかルアーのポジションが分からないくらいの飛距離を実現していました。

僅かなバイトも逃さず刺さる“SaqSas(サクサス)”フックを採用

従来のメッキ処理では実現できなかった驚きの貫通力を秘める表面処理テクノロジー“SaqSas(サクサス)”を採用。ハリの表面にフッ素系特殊プレーティング加工が施されていることで、刺さり性能は従来の塗装ハリに比べて最大40%(平均約20%)アップ(ダイワ比)。今まで乗せきれなかったショートバイト、じゃれつくようなバイトですら逃さずキャッチ。“サクッと刺さる”感覚をぜひご体感アレ。

“もりぞー”さんに訊いた「シルバーウルフ ラフトリック」のアレコレ

前置きが長くなりましたが本題。

“もりぞー”さんに訊いた「シルバーウルフ ラフトリック」に関する内容を質問事項に沿って紹介していきます。

“もりぞー”さん的シルバーウルフ ラフトリックの魅力とは?

まずはこちらの質問! “シルバーウルフ ラフトリックの魅力とは?”

お答えいただくと、飛距離が出て喫水の深い縦浮き姿勢からスライド幅の抑えられた強い水押しを生み出すことができ、バイトがあっても弾かれにくいトコロですとコメント。浮力の高いスライドするようなペンシルベイトだと、チヌやキビレはミスバイトの多い魚ですので、どうしても針掛かりがし難いそうですが、「シルバーウルフ ラフトリック」は捕食の下手なチヌの口にシッカリ掛けることを徹底追及しているため、カナリ使いやすくてフッキング率もバツグン! 高水温期の場合であれば、高浮力の物でも掛かってくれることが多いそうですが、シーズンの始まりや終盤まで長期間楽しむとなると、僅かなバイトチャンスをモノにできる「シルバーウルフ ラフトリック」がやっぱりオススメです、とおっしゃっていましたよ!

いつもどういったアクションで誘っていますか?

基本は連続したドッグウォークアクションで誘っています、とコメント。

ただ、速いアクションというよりはややユッタリ目。チヌが追尾してきて、そのままバイトするというケースが多いので、シッカリ追える速度でアクションを破断させず一定の動きで誘い続けることが大切ですとコメント。また、状況によってステイも有効。止めた時の浮上、止めてからの動き出しでもバイトすることが多く、まずは連続したドッグウォークアクションで様子を伺いながら、釣れたりバイトが出た時にどういったアクションが良いのか? を考えてあげることが大事。

トップとフリーリグの使い分けを教えていただけますか?

チニングは基本フリーリグが中心になることがモチロン多いですが、低気圧の時やローライト時はトップの方が良いという状況も多いそう。朝夕のマヅメ時などは晴れていたり風が吹いていても、関係なく出てくれるので、トップで釣りたい! という時は、ぜひこういった条件で一度試していただきたいと回答。

カラーは使い分けられていますか?

コレを使って出したい! っていうカラーを使います(笑)。

の一言。ただ、釣果優先で考えるのであればシルエットの出にくいクリア系のカラーと、ハッキリと出るソリッド系カラーを使い分けることがオススメだそう。

状況によってシルエットのぼける時が良い時もあれば、ハッキリと出る時が良い時もあるので2種類を常備して上手く状況にアジャストしてあげることが重要。トップの釣りは基本的に“全く出ない“、“出るけど乗らない”、“出て乗る”の3パターンだとおっしゃっていて、“全く出ない“に関してはトップの状況ですらないことが多いので省き、“出るけど乗らない”という時に動かし方を変えてあげたり、カラーを少し調整してあげることで“出て乗る”に変わることもしばしば、ぜひ試してほしいとのこと。

迷った時の1色を教えていただけますか?

難しいこといいますね…、と言われましたが何とか教えていただきました(笑)。

各カラーそれぞれ“この状況!”っていう時があり、常にこのカラーがあれば! とは言い切れないそうですが、あえて1色を選ぶのであれば比較的万能色である“マットシャンパンゴールド”がオススメとのこと。ナチュラルでありフラッシング効果も高そうで確かにフィールド問わず効きそう。

1色とはお伝えはしていましたが、次々と紹介してくださったので引き続いて紹介。次にオススメカラーが“マットチャート”。“マットシャンパンゴールド”は日の出ている日中に効くのに対し、“マットチャート”はローライト時や日が出きっていない朝夕にオススメとのこと。トップの釣りが初めてという方にも視認性に長けていて、使いやすいため、操作に慣れるまで使うというのも良いかも。

また、もしシルエットが出過ぎている状況であれば透過系の“ライムチャートクリア”もオススメ。

ただ、あくまで個人的意見であり、通われているフィールドも異なると思いますので、使用する本人が釣りたいカラー、ずっと使い続けられるカラーを選んでいただくことが何よりもオススメです、とおっしゃっていましたよ。

カラーは全8色展開

ボーン素材は以下4色

カラーラインナップは全8色展開となっております。

上記4つのボーン素材を用いられたカラーにも必見! では、各カラーを順番に紹介していきたいと思います!

マットチャート(ボーン素材)

ライムチャートクリア

ピンクバッククリア

イエローボーン

グリーンバッククリア

マットシャンパンゴールド(ボーン素材)

パロット(ボーン素材)

マイワシ(ボーン素材)

以上! 「シルバーウルフ ラフトリック」の紹介と共に、“もりぞー”さんに伺った内容もお伝えしました! チヌゲームのハイシーズン、まだまだトップの釣りが成立すると思いますので、ぜひ試してみてくださいね!

大胆に水面を割る迫力を多くの方へ…、年間2000枚釣る“森浩平”が考える“チヌトップ”専用ペンシルベイト「シルバーウルフ ラフトリック90F」の全て

大胆に水面を割る迫力を多くの方へ…、年間2000枚釣る“森浩平”が考える“チヌトップ”専用ペンシルベイト「シルバーウルフ ラフトリック90F」の全て

【水面炸裂】もりぞー直伝“チヌトップ攻め”/森浩平in浜名湖

出典:YouTubeチャンネル「LureNews.TV」