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【8.3L+か8.6Lか】高い汎用性で根強い人気!フィッシュマンのロッド2本を徹底比較

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フィッシュマンには似て非なる2本のロッドがある。

「Beams CRAWLA8.3L+」「Beams LOWER8.6L」

どうやって使い分けてるんだろうなぁ~なんて思っていた矢先。さすがとしか言いようがない、ユーザーのお悩みになんでも応えてくれるというフィッシュマンブログにてこんな記事が。

【似て非なるその2本】テスター山田が解説「Beams CRAWLA8.3L+」「Beams LOWER8.6L」の特性と使い分け

「Beams CRAWLA8.3L+」と「Beams LOWER8.6L」

Beams CRAWLA8.3L+」はクローラシリーズの中堅を担うモデル。そもそもクローラとは「サーチ」という意味で、様々なルアーを快適に操作できるバーサタイルな1本として根強い人気を誇る。

一方の「Beams LOWER8.6L」は、恍惚キャストが信条のローワーシリーズの最長モデル。こちらはこちらでライトプラグを意のままに理想の場所へ届ける1本として、広く支持を集める。

8.3か8.6か、そしてL+かLか…の違いはあれど、8.3L+の推奨ルアーウエイトは6~28g、8.6Lは5~25gと表記だけ見るとそこまでの相違は無い気がする。

テスター山田 大輔氏の解説がわかりやすい

そこで、その使い分けを紹介してくれているのが、テスターの山田 大輔氏。

細いラインは好きですか?「細糸使い」のメリット・デメリット【ベイトシーバスゲーム】

出典:YouTubeチャンネル「Fishman」

こちらの動画でもおなじみですね。で、気になるその内容というのが以下。

「Beams CRAWLA8.3L+」「Beams LOWER8.6L」の特性と使い分け

私がメインターゲットとして狙うシーバス、そしてチヌ、メバル釣行。

それらの釣りで多用するロッドの内の2本「Beams CRAWLA8.3L+」「Beams LOWER8.6L」。今回はその2本の特性と使い分けをご紹介いたします。

ショートレンジ×軽量ルアーで真価を発揮

まずそれら2本が活躍するフィールド(射程)は、50m以内の比較的ショートレンジが多いです。また使用ルアーウエイトも3g〜23gと、比較的軽量ルアーがメイン。ルアーウエイトをさらに細分化すると3g〜10gはLower8.6L、7g〜23gではCRAWALA8.3L+となります。

ターゲットサイズは両ロッド共に、シーバスであればランカーサイズも余裕でキャッチできるので、基本は行う釣り方やフィールド、ルアーウエイトで使い分けています。

それぞれの特性と使い分け

CRAWALA8.3L+はファーストテーパー気味のテイストで、ピンポイントへのキャスト精度と、ボトム感知能力の高さが特長的。バイブレーション等をボトム周辺で操り、積極的にバイトを掛けて行く釣りに向いており、ミノーのジャークも快適にルアーを飛ばせます。

とりあえずどんなルアーもそつなくキャスト&操作できる汎用性の高さがあるので、ロッド一本持ってランガンする時にもありがたいです。

一方のLOWER8.6Lはスローテーパー。表層〜中層をシンペンやミノーで流してバイトを乗せて行く釣り方で多用。またトップウォーターも乗りが良く、バラしづらいという所も特長的。また、ロッドが柔軟な為にラインブレイクしにくいというメリットもあるので、私はPE0.4号で使用します。

ライトウエイトルアーや2寸くらいまでのエギの使い勝手も良く、ライトウエイトルアーで、取り敢えず魚と遊びたい!そんな時に持っていると楽しい一本となります。

シチュエーション・ターゲット別比較表

CRAWALA8.3L+はシーバス、チヌ、ビッグトラウト、春イカエギング、サクラマス等のデイゲーム。また、ボトムを意識した釣り全般に。

LOWER8.6Lはシーバス、メバルプラッキング、秋イカ、本流トラウトと言ったライトアプローチでの釣りや、ドリフトやスローリトリープを主軸とした釣りに使ってみてほしい1本となります。

いつものルアーをベイトタックルで

ご紹介した2本は使い分けこそあれど、いずれも普段スピニングタックルで使用しているルアーをベイトタックルでストレス無く使用する事ができる為「ベイトタックルってビックルアーしか扱えないんでしょ?」と言った先入観を払拭して頂ける楽しいロッドとなっています。

【いつものルアーを、ベイトタックルでも楽しんでみたい!】

そんな、ベイトタックル初心者の方にもお勧めのロッドとなっていますので、興味のある方はぜひ。

みんな違って、みんな良い

いかがでしたか?ファーストテーパー寄りかスローテーパー寄りか、掛け調子か乗せ調子か…みたいな所がキモというイメージでしょうか。

それもさることながら、比較表を見る限りこの2本のロッドの汎用性の高さも衝撃だったりして。

似て非なるとはよく言ったものでスペック的には近いものの、その実しっかり差別化はできている訳です。自分の釣りのスタイルに合わせて選びたいところですね!

Beams CRAWLA 8.3L+

Beams LOWER 8.6L

Fishman

「ゼロバックラッシュ」「飛距離」「高精度ピンスポット撃ち」を追求したベイトロッド専門メーカー。 怪魚ハンターとしても知られる赤塚ケンイチ氏が代表を務め、同氏の豊富な経験がフィードバックされたロッドは、繊細な渓流から秘境のモンスターまでさまざまなスタイルに対応するラインナップ。