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【基本に忠実であること】「エビ食い」or「小魚食い」を効率よく狙う/大江川・五三川「サカマタシャッド」ノーシンカージャーク釣法

寄稿:松崎マオ
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夏のバス釣り特集

基本を忠実に行うべし

この時期、バスは産卵を終えて積極的にベイトを捕食して回復しようとしています。シェードやストラクチャーに着くエビや、少し沖のブレイク、ストラクチャー周りを回遊するベイトフィッシュを天気や時間帯に合わせて捕食するんです。その、それぞれのシチュエーションにサカマタシャッドがバツグンに効くんですね。

ちなみに。夏…と言っても、この釣りが効くのはベイトが大きくなって増えてくる5月~11月くらいまで。幅広く使えるというのも特長です。

ザ・スタンダード

琵琶湖などではウィードを狙ってジャーク&ポーズというのがポピュラーな釣り方だと思いますが、基本的にはオカッパリでも大きくは変わりません。カバーやストラクチャー、そして地形変化をメインにジャーク&ポーズで狙っていきます。具体的なアクションは、狙いたいレンジまで沈めて「2ジャーク~3秒ポーズ」の繰り返し。このポーズ中に食うことが多いですね。

アクションはこちらの動画でもチェックしてみてください。

ちなみに、オフセットフックを使用するので引っかかりにくいというのも、オカッパリでは大きなアドバンテージ。根掛かりしそうなカバーなんかを果敢に攻めることができます。

エビ食い・ベイトフィッシュ食いを同じワームで

具体的な攻め方ですが、エビを食っているバスを狙う時は、ボトムまで一度落としてから2ジャーク3秒ポーズ。エビが多そうなボトム、葦の根本、ストラクチャー周りのボトム付近を探っていきます。

一方、ベイトフィッシュを食っているバスを狙う時は、表層から中層を狙うのがセオリー。ベイトのいるレンジに合わせて2ジャーク3秒ポーズ。ベイトのレンジが深そうな場合はボトム付近で誘うと効くこともあります。また、突然起きるボイルには連続してトゥイッチを入れる“水面パニックアクション”も有効です。

エリアで釣り分ける

①エビ食いを狙う場合

エビを食っているバスを狙う場合は、もうそのまんまズバリでエビがいそうな場所、好きそうな場所を狙うのが基本となります。

具体的には葦のエグれや根本、レイダウン、立木、護岸のエグれ、ハードボトム、冠水ブッシュ…など。キモはサカマタを点ではなく線で、狙った物の付近や中を通すこと。アクションのリズムはあえてイレギュラーなことはせず、一定のリズムでアクションさせる方が食います。

②ベイトフィッシュ食いを狙う場合

ベイトフィッシュを食っているバスを狙う場合は岬周りや張り出し、ブレイク、沖にある木や沈み物などベイトが回遊しそうなポイントがメインです。特に朝夕はベイトが岸に寄るのでそこを狙います。

目に見えるストラクチャーを攻めるエビ食いに比べ、沖を攻めるベイトフィッシュ食いは少しテクニカルです。ここでのキモは「水中をイメージする」ということ。

まず、目でベイトの存在をしっかり確認してください。そして、そのエリアの地形を考えながら釣りをしていきます。もう一つ、足元にサカマタを落としてフォールスピードをしっかり確認し何秒でこれくらい落ちる…というのを頭に入れてから、狙った場所にキャストして沈めてジャーク&ポーズです。

水面やその周辺をよく観察してとにかく水中を想像してみてください。オカッパリで沖を狙うので、何をしているかわからなくなることも多いのですが…これさえ押さえておけば大丈夫です。

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