【I字系で3kgアップのバス】そのタックルセッティングをロジカルに解説
HMKL（ハンクル）の「ジョーダン」といえばバスフィッシングシーンに名を刻むI字系ルアーといえるでしょう。
ジョーダンにもサイズなど種類が複数ありますが、そのうちの1つ「ジョーダン65F」に、HMKLとtailwalkがコラボしたリミテッドカラーが登場。
HMKL×tailwalk
ジョーダン65F限定カラー
カラーを考案したのはテイルウォークの中村宗彦さん。そして、そのイメージをHMKL代表の泉和摩さん自ら着色を施した、それだけで効きそうな感を覚えるコラボカラー。
中村宗彦さんがバスフィッシングでホームとするのは芦ノ湖。基本的にはかなりのクリアレイクで、芦ノ湖で釣れるルアーは全国でも釣れる…なんてことも言われたりする湖。難易度は高め。でも、だからこそ食わせた時は喜びに。そんな芦ノ湖の大会で優勝、上位入賞を多く果たしている中村さんが考えたカラーは3色。
そんな〝コラボジョーダン〟で中村さんが53cm・3180ｇをキャッチしたのも記憶に新しい。
それなら各色の役割を聞いてみたいではないか！ そして、そもそもジョーダン65Fを扱う時のタックルバランスは…？ そのあたりを中村さん自身が伝えてくれている動画が以下。
ここでは、改めて動画内容をまとめて、カラーの役割についてお伝えしたい。
コジリワカサギ
初めてジョーダンを使う、あるいは初めてI字系を使うという方にもオススメできる。
まとう銀箔はまさにワカサギライクで、ベイトフィッシュを積極的に追いかけている時にぜひ投入してもらいたいカラーだという。
ヘッドには視認性を高めるピンクがあり、アングラー側からもルアーの挙動が分かりやすい。
また口の下にはオレンジが配色され、バスが下から見た時のターゲットポイントとなる。
N-シークレット
NシークレットのNはもちろんNakamuraからきている。中村宗彦シークレットカラーという位置づけで、切り札的存在。
マットカラーで、ボディ内部にはシェルプレート内蔵。曖昧な膨張色とでもいうべきか、その曖昧ながらも何かアピールしてくるカラーにバスが反応を示す。
濁りの入った時に、クリア系やシルバー系では水の色に取り込まれてしまいがちだが、この膨張色で何かぼんやりシルエットが大きく見えるような。だからバスが反応しやすいのだそうだ。
冒頭でもお伝えしたデカバスをキャッチしたのも、このN-シークレット。動画の53cm・3180ｇのほか、別尾にも50アップを連発したという。そして、それがまさに春特有の強い風に影響され、濁りが入ったタイミングだったのだ。濁った時には、中村さんの秘密カラーを投入すべし！
クリアレイクスペシャル
クリアレイクスペシャルは、その名の通り水質がクリアな時にそのスペシャリティを発揮するカラー。
腹側には透かしたようなブルーが吹かれており、これがよりナチュラル感を演出。非常に水に溶け込みやすいカラーで、それはクリアな水質でもしかり。だからクリアでも見切らせない。
ヒジョ～に水馴染みがいいから、クリアレイクで目立たせるのではなく「何かいるけど、何だろう？」とバスは興味を持ち寄ってくる。
フォールターンオーバー、秋から冬へ…水がクリアアップするタイミングでも迷わず投入したいカラー。また、他のカラーを使っていて反応が乏しい時に投げるとバイトが出ることも多い色だという。
コダワリは色だけにあらず
また、イチカワフィッシング・カマキリライトワイヤー#8を搭載しているのがテイルウォークリミテッドカラーのオリジナリティ。抜群の実績はバスアングラーなら知るところだろう。
それはフックそのものの性能のみならず、使用ロッドやリール、そしてラインを考慮し、その強度などを加味してフッキング時にまさにジャストなフックとなることから採用しているそうだ。
最初からレーシングチューン
カラーからフックに至るまで、ただのコラボではなくコダワリ抜いたコラボ。
パッケージから開けて取り出す。まさにその瞬間から、コダワリを感じられるレーシングチューンなジョーダン65Ｆとなっているのだ。
全長：65mm
ウエイト：3.0ｇ
税別価格：1,850円
テイルウォーク公式・製品詳細ページはこちら
さて、そんなジョーダン65Fを操ったタックルも気になるところではないでしょうか？
中村宗彦さんがなぜスピーキーXGXを用いたのか、ロッドにフルレンジS65Ｌを愛用する理由。そんなところをまた改めてご紹介したい。
