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【編集部の休日#2】スズメバチと友達になる方法

寄稿:山本 樹
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皆さんこんにちは! ルアーニュース編集部の山本樹です。

今回は2回目。引き続き釣行ネタといきたいトコロですが、今回は少し路線を変えてみたいと思います。釣り人…、特にバサーなら誰もが遭遇したことがあるハズ“スズメバチ”。ホンマに怖いですよね! 特にジャンボ級のオオスズメバチが近くに来た時は大型ジェット機が着陸したんじゃないかと思うほど(笑)。さて、これからの季節、そんなスズメバチに遭遇する機会も多くなります。どうせなら良好な関係でいたいですよね。なので、今回は過去に僕がスズメバチに襲われたエピソードなども交えながら、僕個人的に釣り場で実践している“スズメバチと友達になる方法”を紹介!

いつき(山本樹)(Itsuki Yamamoto) プロフィール

ロケ現場で「しつこい!」と言われるほど、撮れ高に固執する粘着系編集部員。バスフィッシング、アジ・メバ、チニング、ロックフィッシュ、タチウオ、ショアジギングなど、旬な釣りモノを節操なく釣り歩く編集部きってのミーハーアングラー。釣り歴は16年で、最近まで誰も所持していることを知らなかった「フィッシングインストラクター」の資格を振りかざし、今日も釣れる魚を求めてどこかのフィールドへ!

遡ること10数年前

約10年くらい前? 確か16歳だったかな。

毎日バス釣りを楽しんでいて、その日もいつも通り自転車で近所のため池へ。良く通っていたフィールドなんですが、別名スズメバチ王国。スズメバチの中でも特に凶暴な“オオスズメバチ”が沢山居てた訳です。行かないことが最善の対策方法なんですが、それがまた釣れるんですよバスが(笑)。しかも、丁度フル減水のタイミングで、満水時に行けない所に行ける。そりゃ行くでしょ! そんな減水のタイミングで、何度も自己記録を釣り上げてきた一級ポイントがある訳で、毎回そこへ真っ先に向かう訳ですが、行き道と帰り道にとある試練が…、それは“オオスズメバチの巣の真横を通ること”行かなければ済む話ですが、釣りたいから行くんです。

巣の横を通る必要があるのに、ポイントを向いて右側が壁、左側が水、そして足元は粘土系の土(ポイントまで2回くらい滑る)。そんな中、ある日普段のようにポイントまで向かっている途中、スズメバチが僕の真正面からカチカチとした音を鳴らしながらこっちへ向かってきます。しかもお尻をこっちに向けて。カチカチ音はスズメバチが威嚇している時にしか鳴らさない音、逃げないとダメなのですが前途した通りの道なり。“終わったな俺”って思いましたね。そこで選んだ行動が池へダイブ。1投もしていないのに、靴とズボンとTシャツの腰回りがズブ濡れ。

当時1人だったのでメンタル的にもキツくなり帰宅(笑)。そんな悔しい思いもあり、“スズメバチに襲われないためには、どうすれば良いのだろう”、“襲われた時の対処法ってあるのか?”など、スズメバチについて色々調べるようになりました。

襲われないためには?

では、記者が調べたスズメバチに襲われることを軽減する対策方法を紹介!

まず、根本的に巣へ近づかないことですが、釣れるポイントがあれば行っちゃうと思いますので、巣の横を通る前提でお話させていただきます。

服装に気をつける

まず、定番ですがカナリ大きな対策方法です! “黒の服を着ないこと”。ダメですよっ!黒は…。諸説あるそうですが、有力なのは「黒」はクマや人など本能的に天敵を思わせるカラーなんだそう。まぁ、襲われるリスクが高まるのは間違いないので、なるべく黒以外の服を着るようにしましょう。また、髪が黒であることに加え、肌を露出しないという意味でも、帽子をシッカリ被るのが大事。

なるべく無臭で、匂いにも注意

スズメバチは嗅覚に優れていて、匂いにも非常に敏感。凶暴な秋などは特に注意してほしいですね。香水などの匂いがキツイもの、ジュースやガムなどの甘い匂いを出さないということも大切。

遭遇した時、襲われた時の記者なりの緊急回避テクニック

では、上記の対策をしていて襲われたり遭遇した場合どうすれば良いのか? まだ池に飛び込むのは早いですよ! 数々のスズメバチと対峙してきた僕個人の考えなので、参考程度にしていただきたいですが、緊急回避方法を解説したいと思います(笑)。

遭遇した時

遭遇した時は見て見ぬ振りがベスト。スズメバチがどう動くかを、冷静に観察することが大切。逃げれる距離間を保っていれば釣りは続行できます。飛んでいたり水辺で水を飲んでいる場合などは、近い距離でも刺激を与えなければ大丈夫かなと。

襲ってきたら…

ただ、スズメバチのご機嫌が斜め。

複数匹が周りを囲むように襲ってきた時。足元が良ければ、もう….、全力で逃げてください! 結局コレが一番です。冷静さを保つことも大切ですが、冷静過ぎたら刺されちゃいますからね。また、冒頭の話のように1匹や2匹が正面から向かってきた場合、スズメバチは直進してくるので後ろ向いて逃げるとそのまま進行方向に向かってきます。ただ、実は、スズメバチって急降下が苦手。その場でサッとしゃがむとそのまま通過していくことがほとんど。逃げるスペースの無い場合や、バスが見えていて場所を荒らしたくない時などは、しゃがむとその上を直進してくれるケースがあるのでこちらも知っておくと便利。記者も今年4回くらい? その方法で回避したので。これまでにしゃがんでUターンしてくる強者にはまだ遭遇したことがありません。が…、引き返してきたら…その場合は、頑張ってください。

これまで僕自身、ザックリ計算してスズメバチに50回以上襲われてきましたがこの回避方法のおかげか、たまたまなのか…刺された回数は0回! 素晴らしい!

スズメバチと友達になる方法”と題し、釣り場での上手い付き合い方を紹介させていただきましたが、参考になりましたか? とにかく刺激を与えず、万が一襲われた時は余裕があればしゃがんで回避。ヤバそうなら逃げる! コレが鉄則。今年もスズメバチと上手く付き合いながら、色々な釣りを満喫してくださいね!