皆さんこんにちは! O.S.Pプロスタッフ“林晃大”です。
今琵琶湖で非常に良く釣れていると話題であるO.S.Pの“サイコロラバー”。3月に行われたM.B.F.T開幕戦でそれを使い優勝することができましたので、今回はその模様も含めながら釣り方やセッティングなどを紹介していきたいと思います。
林 晃大(Koudai Hayashi) プロフィール
【M.B.F.T開幕戦優勝】サイコロラバーのダウンショットリグを使った“リアクション攻め”を大公開!
まず、サイコロラバーで使うリグはダウンショットリグになります。
ボトムや中層に居る魚に対して、リアクションで仕掛けたかったのでリーダーを長めにとった(50〜60cm)セッティングに。因みにリアクションダウンショットは名称がどうしても長いことから“RDS”と呼んでおります。
この“RDS”に合わせるルアーが「サイコロラバーNONSALT」になります。もう1つ「サイコロラバーMAXSALT」という少し自重のあるモデルもラインナップされていますが、“RDS”には低比重の前者がオススメ。ダウンショットリグで沈めた時に、中層でフワっと漂わせてから素早い動きでリアクションで狙う必要があるからです。
Size | Weight | Color | Count | Price |
約12mm | 1.7g | 8色 | 4個入り | 1,320円(税込)※エコトーナメント対応モデル(Fマーク有) |
O.S.P公式「サイコロラバーNONSALT」詳細ページはこちら
同時にオススメカラーについても紹介しておくと、比較的クリアレイクで釣りをすることが多いので、琵琶湖北湖や野尻湖といった水質が澄んでいるエリアなどでは“スジエビ”、“モエビ”、“グリーンパンプキン”、“常勝シュリンプ”が強いと感じています。マッディーウォーターであれば他のカラーも有効になってきますので、その辺りは色々使っていただきながらお気に入りの物を見つけてみてください。
サイコロラバー“RDS”の主なセッティングとアクション方法
そもそも、この釣りの原点は私のホームレイクである野尻湖(長野県)。
スモールマウスバスが劇的に釣れたことがキッカケでした。始まりはライトキャロだったのですが、ボトムのスタックや根掛かり、フックがゴミを拾ったりといったデメリットが色々あり、ダウンショットリグにしたことでそういったデメリットを克服。野尻湖では魚のサイズが琵琶湖に比べるとモチロン小さく、障害物も少ないためフロロカーボンラインの4Lbを使用していますが、琵琶湖では魚のサイズやウエイトが大きくなるのでラインもフロロカーボンラインの6Lbを使用。ロクマルクラスになると6Lbですら危うい時もあるので7Lbでも良いかなと思います。
意外にラインが太くても魚は食ってきます。デメリットとしては飛距離が落ちたりラインの扱いにくさ、操作性などが少し悪くなります。使用するシンカーに関しては5gを基準に浅い所や流れがなければ3.5gを使用、流れの強い所や風が強い時。それから水深が10mを超えてくるような場合などでは7gを使うこともあります。
また、北湖東岸エリアのロックエリアを攻略する為に発明されたシンカーであるバリバスさんの「スルーダウンショットリーダー ショート」(6cm)と「Nogales TGスリムシンカークイックチェンジャー」のコンビが非常に根掛かりが少なくてオススメ。スルダンとシンカーの接合部分に、2mmの熱収縮チューブをかませて固定してあげることが必要となりますので、家で作ってみてください。以下の画像が実際にセッティングしたモノになりますのでご参考に。
使用フックに関してもバリバスさんの「アンダーショット」(#1)を使用。
サイコロラバーの浮力を活かしたいので極力小さく、曲がったり折れたりしない線径の太さの持つフックがこちらのフックになります。
使用ロッドはレジットデザイン「ワイルドサイド」(WSS-ST64L+)というソリッドティップ搭載のロッド。
ソフトなソリッドティップで繊細なアタリを取る事ができ、シャキッとしたベリー部分はロッドがブレることもなくアクションを付けてくれます。やや太めで強いバットは琵琶湖の4kg5kgクラスとも対等に引っ張り合える力を備え持っています。
アクション方法に関しては、2ジャーク1ストップが基本。
止めている時にアタリが出るのでしっかりラインを張っておくことが重要。また2ジャークの際は短い距離で鋭く動かすことがポイントになります。使うルアーは小さいけど掛かるとデカイ釣り方になっておりますので、ぜひ試してみてください。掛けてからのスリルな引きもハラハラする場面もありますが最高です。
大会時の様子をレポート
そんな「サイコロラバーNONSALT」“RDS”釣法でM.B.F.T開幕戦に出場。
今回の大会では北湖のロックエリアの展開を中心にプランを立てていたので上記で紹介したタックルセッティングで臨んできました。初日は朝からミスを連発、放射冷却で冷え込んでバスの吸い込みが弱くスッポ抜ける事に中々気づけず、日が昇って気温と水温が上がって吸い込みが強くなってからはミスなく釣ることができました。初日は5本で12kgとなり2位に。
2日目は初日の反省を生かし、バイトが出てから少し送ってフッキングする作戦に変更。大きなミスも無く釣りマクり、ウエイトも上げることができて5本14kgオーバーで逆転優勝することができました。
琵琶湖ガイドでも野尻湖ガイドでもプラクティスでも非常に良く釣れているこの釣りですが、このトーナメントで勝てる釣りだということを証明することができて嬉しく思います。この技を習得できれば、圧倒的に釣ることができますので、ぜひこの記事と動画も参考に試していただければと思います!