ロッドメーカーTENRYUの中でも、とにかく苦労して誕生したのがスパイクトラベル。
大型青物やGTなどを対象にしたキャスティングロッドですが、スパイクトラベルはトラベル=旅ということで、遠征先でもそうした大型魚を相手にできるでけのクオリティを持ちつつ、3ピース化したロッド。
開発に5年ほど。だからこそのクオリティ
なんと開発の年月でいえば5年ほどかかったという。
ものすごくシンプルな話、ターゲットとするのがトルクある魚であること、キャスティングロッドであること、それを3ピース化するのがとても難しかったのだそうだ。
当然、想定する魚種がパワフルだけに強度はほしい。けれど強度を重視すれば、そもそもキャストする・操作するという面で劣ってしまう。さらに3ピース化ということで、魚を掛けた時のベンディングカーブが丁度ジョイント部分に近くなり、そのバランスは難航したそう。
ガイド設定もそう。位置・大きさなどを調整し、プロトが出来ては試され、壊され、ついにベストなバランスを見つけてようやく完成にたどり着いたそうです。
スピニングロッドだけに、コイル状に放出されるラインをいかにバランスよく収束していくかを考えるだけならまだしも、3ピース化となることで、その取付位置が限定されるため、その中で何度も繰り返して微調整したそうだ。
出典:テンリュウ
通常なら諦めてしまいそうな年月ですが…ようやく完成したスパイクトラベルは、遠征先でビッグワンを狙う上で自信を持って臨めるシリーズになったという。
3機種ともに仕舞寸法93cm
3機種は分かりやすい展開で8フィートでレングス統一、MH・H・HHの3種となりターゲットや使用ルアーウエイトによって選びやすい。仕舞寸法はいずれも93cmとなっている。
レングス( m [ft]) | 仕舞寸(cm) | ルアーウエイト(g) | ライン (PE) |
ドラグMAX
(kg) |
リアグリップレングス
(mm) |
ロッドウエイト
(g) |
カーボン/グラス
(%) |
希望小売価格
(税抜き) |
|
SK803S-MH | 2.44[8’0″] | 93 | MAX100 | MAX5 | 7 | 505 | 363 | 88/12 | ¥61,000 |
SK803S-H | 2.44[8’0″] | 93 | MAX150 | MAX6 | 10 | 505 | 378 | 90/10 | ¥61,500 |
SK803S-HH | 2.44[8’0″] | 93 | MAX200 | MAX8 | 13 | 505 | 394 | 89/11 | ¥62,000 |
近海から遠征まで幅広くマルチに対応するSK803S-MH。
ライトGTや、ブリ・ヒラマサなどのソルトシーンを初め、フレッシュウォーターでは大型の怪魚狙いなどのターゲットにも対応。フレキシブルなアクションは、100g以内のペンシルベイトから抵抗の少ないポッパーなどを扱いやすく設定。
国内遠征で狙える大型ターゲットを中心に、海外遠征でも扱いやすいモデル。150gまでの誘い出し系ペンシルベイトが扱い易く、抵抗の少ないポッパーにも好相性。日本人の平均的な体系に合ったパワーバランスで、GTや大型ヒラマサに対応。
200gまでの大型ペンシルベイトや、抵抗の強いポッパーなどを扱いやすく設定。ブランク全体的に張りを出し、シャロ―エリアでのGTゲームなど、やや強引なファイトを必要とされる条件で活躍するモデル。GTは勿論、大型のヒラマサやツナなどのターゲットに対応。
10kgリフト時の写真
そろそろ遠征釣行を本格的に再開したいな、なんて思っている方はチェックしてみてはいかがでしょう。
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