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【オフセットフックの源流】世界のオフセットフックの形を変えた「ヤバイフック」がリニューアルして登場

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オフセットフックの源流。

そう呼ばれるオフセットフックをご存じですか? そのフックというのが「スゴイフック」。

現代のフィッシングシーンにおいて必要不可欠と言えるオフセットフックの形を作ったこのフックが2023年リニューアルして登場します。

スゴイフック【ゲーリーインターナショナル】

2023年4月初旬登場

日本、海外問わずオフセットフックの形状を変えた「スゴイフック」。

発売から30年、リニューアルするのはパッケージのみで、フック形状の変更はなし。これは、開発した河辺さん的に「スゴイフック」がすでに完成されたフックということで、変える必要が無いからなんだそう。

製品名 フックサイズ 税別価格
スゴイフック 1/0・2/0・3/0・4/0・5/0 300円

世界中のオフセットフックの形状を変えたオフセットフック

そもそも「スゴイフック」が誕生した経緯は、4inグラブを当時のオフセットフックで使用するとフッキング率が悪くなるというところから。

当時のオフセットフックは、ラインアイから伸びたワイヤーが90度に曲がり、そこからさらに90度曲がってフックポイントに向かっていくものが多かったそうな。

この形状でワームをリグる場合、ストレートフックのようにフックポイントを出さないことが大前提となっていて、当時のワームの中ではかなりファットだった4inグラブにはマッチしなかった。

そんな時に当時のゲーリーファミリー反町裕之プロからの助言が

そんな時に当時ゲーリーファミリーだった反町裕之プロから“一旦針先を外に出して、もう1回針先だけをボディに埋めるとフッキングが良くなる”という助言があったそう。

これを試したところ、フッキング率は高まったものの、ワームが曲がりやすく、セッティングがかなり難しいというデメリットが存在したんだとか。

ならば自分で作ってしまおう

「フッキングは良くなったが、既存のオフセットフックではセッティングに難がある…ならば作ってしまおう!」となり、「スゴイフック」の製作が動き出したというんだそうな。

様々な問題を解決した「スゴイフック」

反町裕之プロから教わったセッティングを簡単にできる形状かつ、ワームがねじれず、アイ周辺のワームズレを防止する形状。

これらの問題をクリアするために、大胆にワイドゲイプ化。さらにラインアイのクランクは、90度よりも鋭角に設定。

これにより、ワームのズレが軽減。アイとフックポイントのギャップが広くなることで、リグの低重心化に貢献、ワームの動きが安定し、特にノーシンカーでの使用の回転が軽減されたんだそう。

このフックの形が世の中から受け入れられ、他のメーカーも追随する形に、日本のみならずバスフィシングの本場アメリカでもこの形が採用され、新しいスタンダードになったそうな。

発売から30年たった今、リニューアルする「スゴイフック」。懐かしいと感じるベテランアングラーも、歴史を知らなかったビギナーアングラーもぜひ一度手に取ってみては?

ゲーリーインターナショナル (Gary International)

トップアングラーとして知られる河辺裕和が代表をつとめる米国・アリゾナ州に本社を置くゲーリーヤマモトカスタムベイツの日本支社。ゲーリーグラブやカットテールワーム、ヤマセンコーなど超ロングラン人気を誇るGaryYAMAMOTOワームなどを中心に扱っているほか、YABIA BRANDなどで独自のアイテムも人気を集めている。