吉田 拓人(Takuto Yoshida) プロフィール
こんにちは! モンスターキスの吉田 拓人です。
さて“DearMonster”シリーズですが、登場から10年を越えるロッドシリーズとなりました。
コレまで皆さんの目に触れる機会のある魚がどれもこれもインパクトが強いためか?
とにかく、硬く、重く、使うには苦労するロッドと認識されていることも少なからず…
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我々の本意は実用性と強度を一つにしたロッドを創ること。
今回ご紹介するMX-5Sの紹介を通して、今一度ご説明させていただきます。
Dear Monster MX-5S【モンスターキス】
※2023年春 登場
ディアモンスターシリーズに、2023年、満を持して新たにラインナップされたライト&ショートのスピニングリール専用ロッド。
モンスターキス公式 Dear Monster MX-5S 詳細ページはこちら
DearMonsterシリーズは魚とのファイトのみならず、長距離&長時間の移動、ヘビーな藪漕ぎやボート上での衝撃など、過酷な状況に耐えるタフネスさを求め、並継構造、オールダブルフット&ダブルラッピングを採用。
ブランクも想定外のターゲットとのファイトを視野に入れ、必要十分以上の破断強度を確保。
遠征用ロッドとして、安心して使っていただけるスペックに仕上げています。
では、海外遠征で使えるロッドであるってことは、国内では使えないのか?
我々のアンサーはNo。
遠征では釣行でテンションは上がりますが、だからといって自身の筋力や体力が上がるわけではありません。
むしろその環境は日常の釣りと比較すれば非常に過酷。
日の出から日没まで、焼けるような直射日光、高温多湿の気候のもと、キャストを続ける…
いくら強くても重く投げ続けるのが困難な実用性の無いロッドでは釣りを続けることができない。
だからこそ、国内でも使えるレベル使用感を有したロッドに仕上げました。
遠征特化型のロッドを用意するのも良いですが、モンスターキスとしてはパックロッドをいつもの釣りでもから使って欲しいと思い開発を進めました。
それはつまり、日々の釣りで使い慣れ、手に馴染んだロッドだからこそ、そのロッドのクセを掴み、使いこなすことができ、結果としてキャストからランディングまでミスを抑えることが可能になると考えています。
日常からパックロッドが必要か?と言われれば、だからこそのパックロッドなのです。
さて、話をMX-5Sに戻しましょう。
ディアモンスターのラインナップとしてショート&ライトのスピニングモデルが長らくランナップには欠けていましたが、今回ようやく製品化できました。いわば死角が消えたとも言えます。
ライト系のロッドであるMX-5Sだからこそですが、ロッドパワーに対してガイドがヘビーでは?と心配になるかもしれませんが、使っていただければその理由とセッティングの絶妙さが理解できるはず。
この使用感の良さは、ブランクに合わせてガイドを決めたのではなく、使うガイドを決定してからブランクを設計しているため。。
使い回しのブランクではできないロッド設計であり、またマルチピースブランクのメリットを活かし、パーツごとのアクションパワーを調整&設定していきました。
コレほどのライトなロッドが遠征に必要なのか?と思われるかもしれませんが
実際、ライトだからこそ、そしてスピニングロッドだからこその使い所があります。
2023年ブラジルで遠征時には木の実のフカセ釣りでパクーをキャッチ!
ファイトは凄まじいですが、スピニングタックルのメリットでもあるドラグを生かし切ってキャッチに至りました。
BFS系のベイトリールの進化は凄まじいですが、ライト系のルアーの取り扱いについてはやはりスピニングに分がある。
インドネシアのフラワートーマンでも小型のフロッグを扱いきりました
また、ブランクのしなやかさとグリップの互換構造を活かし、グリップを延長してSLJ仕様にも!
まだまだこのロッドで試してみたい魚種やエリアがたくさん存在します。
つまり、このロッドがライトである理由は適応する釣りを増やすことを狙ったことによるもの。
決して、サブロッドではなく、メインロッドとして活躍する1本を目指して開発した1本。
MX-5Sだからこその独壇場が存在します。
ぜひその手にして確かめてみてください!
モンスターキス公式 Dear Monster MX-5S 詳細ページはこちら
なおDearMonster MX-5Sはオフィシャルオンラインストアやオフィシャルセレクトショップ(モンスターベース)でも購入可能。こちらもぜひチェックしてみてくださいね!