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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】大雨&増水で放流量は300トン①

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大雨で水位が上昇し、放流量がアップすることで、南湖では「前半の濁った水」と「後半のクリアな水」の2つの展開が存在

大雨後の前半の濁りの中で、これぐらい適度に濁りが入ると南湖は釣果があがっているタイミングとなる

まず「前半の濁り水」には「適度な濁り」と「ヒドい濁り」の2つがあり、ドブからでたようなヒドい濁り(ドチャ濁り)はバスも避けることが多い。このヒドい濁りがでやすいのは、東岸では野洲川、赤野井奥の法竜川、下物の葉山川、人工島水路内の草津川。西岸では真野川、雄琴川が代表的だろう。
これらの河川の河口からドチャ濁りの水がでてきたら、透明度を見極めて避けるか、それとも濁りの薄い部分を探してみる必要がある。濁りのヒドい部分からはバスが避ける傾向が強く、バスが敬遠しやすい。
しかし、濁りが薄まり、「適度な濁り」となった場合には、チャンス到来となる。絶好のササ濁り程度の状態となるとハードルアーにも活発にバイトしてきて、ワーム系でもバイトが多くなり、爆釣のチャンスとなる。この濁りは雨のあと1―2日間となるが、瀬田川堰の放流量が多くなると早く消えてしまい、瀬田川堰の放流量が少ないと濁りは数日間蔓延することになり、釣果上昇の期間が長くなる。
瀬田川堰の放流量の増減は、水位と密接に関係があり、この5月の時期の場合、基準水位となるプラス20㌢を超えてくると緊急放流となり、一気に瀬田川堰の放流量が増える。そして、プラス10㌢を下回ると瀬田川堰の放流量は減少するというサイクルだ。

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