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【いよいよ発売開始!】開発者・水野浩聡が解説する「TN38」の使い方

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こんにちは! 水野浩聡です。

強烈な寒波がやってきましたねぇ…。比較的暖かかった11月が終わり、12月に突入した瞬間から連続の寒波。冬っぽくなってきた感じですが、まだまだ今週末はクリスマス寒波もくるようなので、体調管理と無理のない釣行プランを立てるようにしましょう!

個人的には寒いのは嫌いなんですが、寒い季節の釣りは結構好きで、1日やってワンチャンスあるかどうか…のゼロワンゲームがたまらなく痺れる釣りになることが多いので、朝起きる瞬間だけ耐えれば(笑)、冬は冬で楽しい季節ですね。

さて、先週のことなんですが、僕自身が長らく温めていた“フィネスリアクション”の釣りをさらに精度高く皆さんに体感してもらえるように…と作らせていただいた「TN38」が店頭に並び出しまして、すでにたくさんの方に試していただけ、早速釣果報告などもいただいております。本当にありがとうございます。

TN38のアクションを徹底解説!

TN38」なんですが、個人的にはリフト&フォールアクションをメインで使用することが多い中で、厳寒期と暖かいシーズン中とで、若干ですがアクションの付け方に違いがあります。

TN38

Name Length Weight Type Hook Quanity Price(税込)
TN38 38mm 5.1g Sinking #12 1 ¥1,650

ジャッカル公式「TN38」の詳細ページはコチラ

厳寒期の場合

冬の場合は、水温が下がってボトム付近でじっとしているようないわゆる越冬系のバスが溜まるようなスポットが出しどころで、例えばフィールドの中でも相対的に他よりも水深が確保されていたり、他よりも地質が高い、他よりもボトムの堆積物(落ち葉や枯れたウィード、オダなど)が多い場所がそれにあたります。

場所の絞り込みとしては、そのフィールドのどこにそういうスポットがあるのか…という見極めがまず重要で、そんな絞り込んだスポットに対して場荒れを最小限に抑えながら越冬しているバスを狙っていきます。

水温の変化などで、そのバスが若干のレンジ調整をすることはありますが、大きく場所を変えることは少ないので、「TN38」が持つ「アクションの弱さ」と「ルアーの軽さ」が釣り続ける上で必ず必要になってくるんですね。

メタルバイブのように、「強い」「重い」「速い」要素が備わっているルアーだと、釣れてるうちはいいんですが、狭いスポットを長続きさせようと思うと、どうしても限界がきます。

そして、アングラー側が付けるアクションも、基本的にはボトムメインの攻めにはなってくるので、リフト&フォールもボトムから10~15センチ程度軽く持ち上げるような使い方でOK! ボトムバンピングの要領ですね。

暖かいシーズンの場合

対して、バスが動ける時期の使い方としては、そのリフトの幅をさらに大きくしてあげて、だいたい30~60センチくらいのリフトアクションをメインにやっていってます。

まだ「TN38」が発売になってからそういったシーズンを迎えてませんので、冬が明けてからとか、夏シーズン、秋シーズンなどはリフト幅をしっかりとったアクションを多用することが多いです。

タックルセッティングが重要

さらに、使用するタックルも気を配りたいところ。ある程度飛距離を出して、レスポンスよくリフト&フォールをさせたいので、スピニングでのPEタックルがオススメ。

どうしてもフロロカーボンラインだと、飛距離を出した先でのリフト幅が小さくなってしまい、上げているつもりでも手前に寄ってるだけ…となってしまうので、1キャストで数多くのリフト&フォールアクションをしっかり出していこうと思うと、やはりスピニングPEタックルは使うべきタックルの筆頭となります。

使用タックル

僕自身の最近のTN38タックルは、

・ロッド:ポイズンアドレナ(2610UL/M-2)【ジャッカル×シマノ】

・リール:コンプレックスXR(2500 F6HG)【シマノ】

・ライン:PEライン(0.8号)

・リーダー:フロロカーボンライン(12Lb)

です。飛距離重視なら、PEライン0.6号でも良いですね!

ですが、万が一根掛かってしまった時に、ゆっくりテンションをかけて引っ張るとラインの強度が勝り、フックが伸びてルアーを回収できたりもするので、どうしても飛距離が必要だと思う場面以外では上記の少し太めのラインセッティングで釣りをすることが多いです。

TN38」は、真冬のバスをもう1本!もう2本!釣っていくために出させていただいたアイテム。

寒くなったこの瞬間からが旬となり、そこに合わせて発売させていただきましたので、ぜひ冬のフィールドで使ってみてくださいね!

水野浩聡(Mizuno Hiroaki) プロフィール

生まれ持ったセンスと岐阜県・東濃野池群通いで培った無数のテクを武器に、全国各地のオカッパリフィールドを走り回る日々を送る。とにかく楽しむエンジョイ系フィッシングが大好物なアングラー!ジャッカル・プロスタッフ。

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