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【スタイルに合う物を選ぶ】“アジング上達に相応しいロッドと各機種の特徴”を家邊克己が紹介

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サーティフォーのYouTubeチャンネルのQ&Aコーナーにこんな質問が来ました。

はじめてのロッドとして「THIRTY FOUR +E 410M」を使用してきてアジングに慣れてきました。ロッドのステップアップをしたいと考えている最中ですが、今悩んでいるロッドがFER-58、PSR-60 THE NEXT STAGE、BCR-56、HSR-63 Version3の4つです。それぞれの特徴を教えていただくと選ぶ参考になります。ぜひよろしくお願いいたします。

今回は動画内容に沿う形でこちらでも、この質問に回答していきたいと思います。

家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール

サーティフォーCEO、製品開発責任者。全国津々浦々、アジが釣れると聞けば、ドコへでも足を運び、実際に釣って、アジングの楽しさを広く世に伝える、まさに「アジングの伝道師」というべき人物。かなり頻繁に全国各地で参加費無料のアジングセミナーも開催中! 釣具メーカー「34(サーティフォー)※社名は[みんな幸せに!]に由来」を立ちあげ、自身のノウハウを詰めに詰め込んだ製品開発に没頭中。京都府出身、福岡県在住、1958年9月生まれ。

ロッドの特徴を理解して「自分のスタイルに合ったロッド選びを」

THIRTY FOUR +E 410M」は、初心者の方に扱いやすいロッドにしているので、慣れてきて、ステップアップを考えている方も結構おられると思います。

サーティフォー公式「THIRTY FOUR +E 410M」詳細ページはこちら

そこからどのようなロッドにステップアップしていくかは、人によりけりだと思いますが、ご自分が好きな釣りのスタイルに合わせて購入されるのがオススメです。とはいえ「自分の好きなスタイルがまだ分からない」という方も多いように思えます。そのような際に、ロッドを選ぶ基準の1つとして、それぞれのロッドの特徴をシッカリ理解しておくことが大切です。

各ロッドの特徴

我々が開発するロッドには、1本1本必ず特徴があります。

「Providence FER-58」の特徴

例えば文頭の質問にもあった4本を例に考えてみます。「Providence FER-58」は軽量ジグヘッドを使用する上で振り抜けを良くするために細身にしています。シナリを使うことで軽量ジグヘッドを遠くへ飛ばすということが目的です。0.3gや0.5gなどの超軽量ジグヘッドでも問題なく扱えるロッドに仕上がっています。

サーティフォー公式「Providence FER-58」詳細ページはこちら

「Advancement PSR-60 THE NEXT STAGE」の特徴

Advancement PSR-60 THE NEXT STAGE」は、「Providence FER-58」と同様、スローアクションのロッドにはなりますが、竿全体が曲がる「Providence FER-58」に比べて#1=トップ部分が良く曲がるように設計しています。#2=バット部分をムチの柄のように考えることで、キャストした際の先端のブレを抑えるようにしています。#1がよく曲がって#2が強くなっている点が「Advancement PSR-60 THE NEXT STAGE」の特徴です。どちらが良いという訳ではなく、振ってみてどちらが好みかで考えてもらえばOKです。

サーティフォー公式「Advancement PSR-60 THE NEXT STAGE」詳細ページはこちら

「Advancement BCR-56」の特徴

Advancement BCR-56」というロッドもスローアクションですが、最大の特長は4本継ぎのパックロッドであるという点です。携帯性で考えればこれ以外に選択肢は無いと言うても良いでしょう。僕自身もスーツケースに入れて持っていくことの多いロッドです。

サーティフォー公式「Advancement BCR-56」詳細ページはこちら

モバイルロッドですから、色々な場所で使うことを想定する必要があるため、幅広いウエイトを扱えるようなアクションにしています。

「Advancement HSR-63 Version3」の特徴

対して「Advancement HSR-63 Version3」ですが、これは今回紹介する4本の中で唯一のファストテーパーのロッドになります。先調子と言われるファストテーパーですが、使えばスローアクションのロッドとは明らかに違うのが分かると思います。しかし、このロッドの特徴はファストテーパーながらも軽量ジグヘッドを扱えるところにあります。

サーティフォー公式「Advancement HSR-63 Version3」詳細ページはこちら

普通ロッドというのは、使用するカーボンを50t→40t→30tという風に先端に向かって段階的に使用していくのが一般的ですが、このロッドは55tから30tという風に急激に変化させてあります。それによって独特の違和感が生まれます。ファストテーパーのロッドながらも軽量ジグヘッドを使うこともできる不思議なロッドになっているのです。

曲げてみるとファストテーパーなんですが、振ってみるとスローアクションのような感じがします。ファストアクションならではの3gや4gをガンガン動かすマヅメのような釣りもできますし、0.5gぐらいの軽量ジグヘッドをフワーっと漂わせるように使うこともできます。

それぞれモデルごとに特徴は様々

このように見た目は良く似たロッド達にも、それぞれ全然違う特徴がある訳です。

実際に使ってみないと分からないのが難しいトコロですが、釣具屋さんによっては振らせてもらえる所もあると思います。サーティフォーが行う店舗さんのイベントやサーティフォーサークル会員さん限定ではありますが、アジングカップなどのイベントでも実際に製品を触ってもらえます。そのような機会にロッドを触っていただいて、自分好みの1本をぜひ見つけてみてください。

こちらの動画も参考に!

出典:YouTubeチャンネル「THIRTY34FOUR」

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