ライトゲームのエキスパート、ダイワフィールドテスターの渡邉長士(わたなべ・たけし)さんのアジング実釣に同行させていただきました。
やはり、この男…。
デイでも釣る。ナイトでも釣る。
けれど、いつもと違うのはフィールド。今回アジング釣行をしたのは、渡邉さん自身が「過去に2、3時間しかアジングをしたことがありません」という、〝ほぼ初場所〟となる大阪(泉南)エリアだったのです。
スゴいやん!
ということで、ほぼ初場所となるフィールド、どんな点に注目しながらどんなアイテムを使ってゲームを組み立てていったのか、そんなところをご紹介した動画がこちら!
渡邉長士さんの「ほぼ初場所アジング」実釣動画、ぜひご覧ください!
ザックリと内容をおさらいしていくと…。
「軸」があるからどちらかに振れる
まず、渡邉さんはジグ単で月下美人アジングビーム2インチから始めた。
ご自身にとって「軸」となるワームだ。というのも、アジングビーム2インチは大きすぎず小さすぎずのリブ付きストレートワームで、動かすことも漂わせることも、どちらもソツなく高得点にこなしてくれるワームだから。
特にデイゲームでは、「動かすか止めるか」両極端なことを試してみて反応を見る方がよいという。もちろん何度か投入しないとデータが少ないから、どちらもこなせるアジングビーム2インチはサーチするのに最適。
で、結果的にはこの日のアジは近距離で、どちらかといえば小刻みなシェイク&リフトにバイトが多い。浮上系アクションだ。
さらに投入したのはリブなしツルツルボディの月下美人シラスビーム。
抵抗が少ないために、キレのある動きも出せるし細かなアクションにも機敏に反応。
フォールでも食ってきたけれど、やはりこの日はシェイクにバイトが多く、シラスビームにも連発。
EX史上最高のEX
そんなジグ単を操ったロッドが、月下美人史上最高の仕上がりだという月下美人EX。
ジグ単用としてエステルラインとの組み合わせで「510UL-S 麗」を、PEラインとの組み合わせで「66L-S 凛」を用意。
前述の通り、この日は近距離アジング。ゆえに「510UL-S 麗」で、初場所とは思えない勢いで次々とバイトを量産した渡邉さん。
ちなみに、残念ながら今回はデイで沖目に溜まるアジがおらず、「66L-S 凛」の出番はなく。とはいえPEラインとの組み合わせでジグ単の中では遠距離(20~30mほど)のポイントを繊細に操り、バシッと掛けていけるのは凛の真骨頂だという。
大アジのいる場所
そして迎えたフィナーレ。夕マヅメからナイトにかけては、デイゲームとはひと回りふた回り大きなアジを、フロートリグやキャロライナリグで狙った。
結果、釣る。狙い通りに。初場所アジングなのに。
狙い通り…その理由は大アジが期待できる条件があったから。それはシャロー。けれどディープ(深場)が隣接するシャロー。
つまりはニアディープのシャロー、それが条件。それはなぜなのか?
そんなところもチェックしてみてください!
ということで、皆さんの初場所アジングでも参考になれば幸いです。