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【当たりスピードを見つけることが重要】吉岡進に訊いたブレードジギングのアクションを徹底解説!

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ブレードゲーム特集

ブレードジギング。

ブレードジグを使い、サワラを狙って釣ることができるこの釣り。ブレードジギングのイメージとして、「煙が出る程早く巻く」があげられると思います。

実際に早く巻くということはわかっていても、それだけでいいの? と思ってしまった記者は、ブレードジギングのアクションについて、ジャッカルソルトプロスタッフ「吉岡進」さんに話を訊いてきました!

吉岡 進(Susumu Yoshioka) プロフィール

「よっしー」の愛称で知られるジャッカルのソルトプロスタッフ。10代の頃はブラックバスにはまり、その後はオフショアソルトの世界にトップリ! 関東を拠点に一つテンヤ、オフショアタチウオ、ジギングなど、オフショアルアーゲームをマンキツ中!

ホントに巻くだけでいいの?

まず質問したのはこの内容「本当に早く巻くだけでいいんですか?」。

吉岡さん曰く、本当にタダ巻くだけでOKとのこと。ブレードが水を攪拌しつつフラッシングでもアピールしてくれるので、巻くだけでサワラは反応するんだとか。

また、サワラは遊泳力が高く、人間が不安になるほど早く巻いても余裕で追いついてくるそうです。

なぜ高速巻きが必要なのか?

では、なぜ高速巻きが必要なのか? その理由を尋ねると、3つの回答が。

①サワラに食わせるため

サワラを狙って釣ることができるブレードジギングですが、ブレードジグは様々な魚を魅了し、青物・根魚などの多彩な魚種を釣ることができ、早巻き程度では先にサワラ以外が釣れることがあるんだそう。

実際に釣れたメジロ

高速巻きすることで、遊泳力が高いサワラ以外が捕食することが難しくなり、サワラを“狙って”釣ることができるんだそう。

②ラインブレイクさせないため

もう1つの理由が「ラインブレイクさせないため」。

サワラがバイトしてきた際に、丸のみされてしまうと、ラインが鋭利な牙にこすれてしまい、ラインブレイクしてしまうんだそう。そのため、高速巻きをすることで、丸のみされる確率が低くなり、ラインブレイクされる可能性を下げることができるんだとか。

さらに、高速巻き中に丸のみされても、フッキング時に口から滑りでて、口にフッキングできラインブレイクを防げるそうです。

③見切らせない

吉岡さん曰く、サワラは意外と長く後ろに追尾してくるそうで、ルアーをじっくり見て、バイトするか判断する魚なんだそう。

その際に、スピードが遅いと見切られやすくなってしまうそうで、目視できる場所まで魚が追ってくる場合には、巻きスピードがあっていない状況なんだとか。

ただし、高速巻きだけじゃない?

高速巻きしつつも、若干巻きスピードを変えていく吉岡さん。理由を伺うと、「高速巻きがハマる日もあれば高速巻きにまったく食ってこない日もある。その日の当たりリトリーブスピードを見つけるのが大切」との回答が。

巻きスピードを変えることが何よりも重要で、ルアーローテやカラーローテも大切ではあるんですが、何よりもリトリーブスピードのローテーションも試してみてほしいとのことでした。

ドテラ流しでブレードジギングを行う場合、船が流れていく速さもリトリーブスピードに含まれるので、船の流れを把握しておくといいんだとか!

高速巻き以外にも試してほしいテクが!

高速巻きが釣れることはモチロンなんですが、実は中層でのリフト&フォールも聞くタイミングがあるんだそう。

もともとサワラは、牙で一度傷つけてから、弱ったところを再度バイトする魚なんだそう。そこで、弱ったベイトをイミテートし、中層でリフト&フォールさせると効果的なんだとか!

実際に吉岡さんはこのパターンで連発したことがあるらしく、ぜひ試してみてほしいとのことでした!

釣って楽しい食べておいしいサワラ。高速巻き以外にもリフト&フォールを試してみては?

ジャッカル(Jackall)

1999年に設立。所在地は滋賀県大津市。国内のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジアでも釣具の販売を展開。ルアーフィッシングの各ジャンルのアイテムを網羅、開発力が高いことでも知られている