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今江克隆のルアーニュースクラブR「デカバス遭遇率が異常に高い!秋の特殊メタル系ルアー使いこなし法を紹介」の巻 第1123回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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ここ数年、特に思うが、日本の四季の進行が、かなり遅れている気がする。

20年ほど前、昔は12月といえば真冬だった気がするが、今は1月からが冬で12月は紛れもない晩秋だというのが実感だ。

冬が短くなったともいえるが、秋が長くなった分、晩秋に最もその威力を発揮するメタル系ルアーの活躍が、近年確実に増えてきたといえるだろう。

そこで今週は、今江的晩秋最強ビッグフィッシュ率爆高の特殊メタルルアーの使いこなし方について解説しよう。

先週の取材ではTOP50弥栄ダム戦のシークレットだったカバーメタクロで事故多発!根掛かりが多いスポットやゴミ溜まりでも臆せず「メタクロ」を撃ち込めた

「メタルクロースピン」と「ワカサギマジックスプーン」は晩秋最強!

これからの晩秋、今江的にMAX級ビッグフィッシュの事故率が爆高なメタルルアーは、2つ。

一つは、今秋は完全にビッグフィッシュ定番となった感のある事故率バカ高メタルの究極「メタルクロー(スピン)」、そしてド中層の超沖回遊スモールマウスには絶対的力を発揮し始めたビッグスプーン「ワカサギマジックスプーン」である。

この2つのルアーは、一度大事故に遭わないとなかなかその威力が半信半疑で、その疑心暗鬼がルアーの力を発揮させられないままボックスの肥やしになってしまいがちな筆頭ルアーかもしれない。

だが、ひとたび事故に遭遇してしまうと、確実にアナザーワールドの扉が開いてヤミツキになるので、是非ともマスターしておきたい、晩秋最強ルアーである。

カバーチューンした「メタクロ」でレイダウンのど真ん中をリアクション攻略。まさか「メタクロ」が、ぐしゃぐしゃのレイダウンドの真ん中を貫通してくるとは、バスも思わな かっただろう

メタルルアーがハマる条件は?

この2つのメタルルアーを使ううえで、最初に頭に入れておきたい基本が、使う条件の適合基準である。

基本はその湖のバスが、晩秋に好んで食べているエサの種類と大きさだ。

「メタルクロー(以下:メタクロ)」は、越冬のため深場に落ちてボトムにジュウタンの用に群れ出したゴリやイサザ、小ギルや2cm程度の小さなベイトの群れ、エビなどの小動物をブルドーザーのように平らげているデカバスが多い場所だ。

もしくはレイダウンや大岩などの縦スト周辺に2cm程度のベイトの群れがまだ目視で見えるシャローも「メタクロ」の得意とするスポットである。

「メタルクロー(スピン)」の9g、11gは、春のメタクロサイト用。晩秋は13g、17gがマスト。今江シークレッ トのカバーメタクロのガードは自作だが、素材が硬いビスマスなので、くれぐれも自作でチューンする時は気を付けてください

一方で「ワカサギマジックスプーン(以下:ワカマジ)」は、その名の通り「成長したワカサギの群れ」が魚探等で明確に発見できるフラットでこそ、最強の威力を発揮する。

時として湖によってはヒメマスの幼魚や成長したヤマメやウグイの群れにくっついて20〜30m水深のド中層を回遊しているバスを、ライブスコープを駆使してビッグスプーンで直撃する方法が、今年は特に注目されてきている。

またビッグスプーンは、ひとたび事故を起こせば、群れたバスにスイッチが入ることがしばしばあり、空前絶後のビッグバスイレグイに遭遇できることがあるのも大きな魅力でもある。

それゆえに自分が釣りをする湖、狙うスポットが、このどちらに当たるかを判断したうえで「メタクロ」か「ワカマジ」かを使い分けることが、まずは大基本である。

ワカサギで腹パンになった晩秋のド中層回遊バス。ワカサギレイクでは今がビッグスプーンの旬だ

「メタクロ」のカンタンな使い方

では、まずは「メタクロ」の使い方だが、ナゼか「メタクロが難しい……」という声を聴くが、今江的に「メタクロ」はアホみたいに超シンプル・超簡単だ。

難しいと思っている人のほとんどは「こんなモノで釣れるのか???」、「ブルブル感全くないからわかりにくい……」と言った、「半信半疑」ゆえの集中力のなさが原因であることがほとんどだ。

だが、デカいバスは本当に「メタクロ」が好きである。

これはサイトフィッシングで一度使ってみるとすぐにわかる。

何を投げてもガン無視するドデカいバスほど異様な高反応を示すことが多く、すでに多くのトーナメントプロが気付きはじめており、トーナメントシーンで「メタクロサイト」という言葉が、今年は定着しつつあるほどだ。

使い方はいたってシンプル、とにかく秋冬の定番エリアにある岩盤、大岩、橋脚、立木やレイダウン、チャンネルのエッジなど、とにかく縦ストに沿ってほぼフリーフォール(完全にフリーにすると深場で「メタクロ」が回りだすので少しテンションを残すのがコツ)で、できる限りタイトに落し、着底したら一呼吸だけおいてロッドでポンポンッと2~6回短くホップさせて終了し、ピックアップ。

「メタクロ」は、ひたすらスピード&リアクション命なので、バイトの8割近くはファーストフォールの着底直後、もしくは2回目~最大6回目までのボトムを細かく小突くホップ&フォール時に集中する。

しつこく誘っても喰うことはまれで、とにかくファーストフォールの回数を増やしてバスの目の前に素早く落ちる遭遇率を高める方が重要だ。

「メタクロ」でデカバスが釣れることを「事故」と呼ぶのは、バスが考える暇なく反射的に口にしてしまうため、まさにデカバスにとっては出合い頭の事故のような感覚だからである。

晩秋~冬の大事故発生率No.1の「メタルクロースピン」。使い方が難しい……と耳にするが、これほど簡単でスピーディーなディープメタルは他にない

オカッパリでも事故率最高の「メタクロ」。カバーチューンを施せばオカッパリでの適応能力が急激にアップする

もう1つのデカバス高遭遇系メタル「ワカサギマジックスプーン」のカンタンな使い方を次ページで紹介

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