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【津風呂湖チャプター優勝の立役者】志達 海輝(しだつ みら)が語る「ボウワーム6in」の魅力!

寄稿:志達 海輝
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こんにちは! 志達海輝(しだつ みら)です。

志達 海輝(SHIDATU MIRA) プロフィール

京都府出身の若手アングラー。若手アングラーながらサイト、ライブサイト、フィネス、ストロングスタイルなどバランスよくこなす。2023年より国内最高峰のトーナメント、JBトップ50に参戦。JBトップ50参戦初年度で年間成績5位の成績を収め、今後の活躍が期待される選手。なお現在、日吉ダム、東条湖、七色ダムでガイドも行っている。

7月に奈良県・津風呂湖で開催されたNBCチャプターで「ボウワーム6in」を使って優勝することができました! 最近のバスフィッシングの流れとして、ルアーの巨大化もしくは極小化が進み、ストレートワーム6in程度のド真ん中サイズはあまり注目されていない気がしています…。でも、それはもったいない! 「ボウワーム6in」…私的には、明確な使い分けや出番が存在する1軍ワームと言えます。

という訳で今回は、津風呂湖チャプター第4戦のウイニングルアー、「ボウワーム6in」についてご紹介します。

津風呂湖チャプター優勝ルアー「ボウワーム6in」の魅力

津風呂湖チャプターで優勝した際には、サイトフィッシングをメインにアプローチしていきました。リグは、ノーシンカーやネコリグがおすすめ。使い方は「ボウワームヌードル8in」のような食わせ力の高いワームと同じで、バスよりもバンク寄りにキャストして、あとはただ放置。動かしてしまうと見切られてしまうことが多いので、ワームがボトムに着いてもラインが走るまで待つ、というアプローチです。

ただ少し違うところは、ボウワームヌードルと比べて、「ボウワーム6in」の方がルアーの存在感が少し大きいという点です。この存在感の微妙な差が重要になる状況があります。

ボウワーム6in【エバーグリーン】

エバーグリーン公式「ボウワーム6in」の詳細ページはコチラ

リザーバーでよく見かける、見えバスが複数尾で回遊しているシーンですが、ハイシーズになるほどバスの泳ぐスピードが速くなる傾向があります。そうなると、バスがルアーをちゃんと見てくれなくなります。また、ルアーを見ても見切るスピードがめちゃくちゃ早くなります。

その理由は、水温が上がってバスが動きやすくなることもあると思いますが、ハイシーズンになると釣り人の数が増えて、多くの釣り人からいろいろなルアーを投げられ、プレッシャーが高まってしまうことで、バスのスピードが速くなっているのだと思います。

絶妙な存在感が効く!

そんな状況で必要なのが存在感! とは言え、「存在感を出すのであればボウワームなら8inや12inの方がいいでしょ」と思われるかもしれませんが、極端にルアーをデカくすると見切られる可能性が高くなりますし、バスが食ったとしてもルアーをすぐに吐いてしまったり、しっかり咥え込んでもらえず、バラシの原因に繋がってしまいます。

そこで「ボウワーム6in」の登場です。「ボウワーム6in」の1番の魅力は絶妙な太さにあると思います。ボウワーム5inでは少し短い、ボウワーム7inになるとちょっと太い…だから、「ボウワーム6in」なんです!

ボウワーム6inのおすすめタックル!

ボウワーム6in」を使用するタックルですが、まずベースとなるのが「オライオン OCSS-65ML ブラックガーディアン」に「バスザイル・マジックハードR」の5Lbを合わせた、少し強めのスピニングタックルがメインになります。

津風呂湖チャプターで優勝した際にも、このタックルでノーシンカーやネコリグをメインにサイトフィッシングでアプローチしていきました。

隠しダネ的使い方

それともう1セット、隠しダネとして用意していたタックルがあります。それが、同じMLパワーのスピニングにPE0.8号を用いたパワーフィネスタックルになります。このパワーフィネスタックルは、ボウワーム6inを、ちょうちんアプローチをするために用意していました。

存在感が効く「ちょうちん」

ちょうちん釣りといえば「ギズモ」の様な虫系をイメージされると思いますが、「ボウワーム6in」のようなストレートワームのちょうちんがどハマりするタイミングが存在します。

そのタイミングが、バスの回遊スピードが速いこの時期なのです。釣れる理由は、先程と同じく存在感!

アプローチのキモ

アプローチのキモとしては、「ボウワーム6in」をワッキーセッティングにして、水面を叩くようなイメージでバスにアピールします。バスに興味を持たせて、しかも足を止めてもらうためには、吊るしたワームを素早く落として、しっかり水面にぶつけて存在感を示すことが大切です。

バスがルアーを見つけて寄ってきてからは、シェイクに切り替えて食わせにいきます。ただ、ここにもキモがあり、ワームを水面につけたまま、波紋が立つようにシェイクすること。

なぜかというと、ワームを空中から落として水面を叩くアプローチのままでも食ってくれるのですが、ミスバイトが増えたり、バイトしてもしっかり咥え込まず、持っていってくれないことが多くなってしまうからです。

私自身、試合中にその事に気づき、アプローチを修正してからは、ミスなく確実にキャッチすることができたので、それが優勝につながりました。

おすすめカラー

カラーに関しては、水馴染みのいい#14アユと#73ヌマエビ、止めていてもしっかり目立ってくれて、食わせる力もある#134ツリミミズと#135フジイロミミズ、この4色をローテーションして使用しています。

これからの時期のリザーバー、特に秋になるとサイトフィッシングが強いタイミングが来ますので、見えバス対策の新たな一手として、ぜひ参考にしていただければと思います。

エバーグリーンインターナショナル(EVERGREEN INTERNATIONAL)

昭和63年12月設立、大阪市西区を拠点とする総合ルアーメーカー。名竿コンバットスティックシリーズの各バスロッドブランドや実釣力の高い各種バスルアーを多数輩出。またエギングやジギング、ライトSWなどSWゲームの各魚種をターゲットにしたポセイドンシリーズのロッドやルアーも高い支持を集めている。
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