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パワーマスター、どの機種選ぶ? 求める機種の探し方

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パワーマスターの選び方

フルモデルチェンジとなった天龍のパワーマスター

シリーズを統一化し、誰もが使いやすいショアゲームロッドとなっています。これまでもご紹介してきたよに、現在7機種が発表されている。


で、天龍スタッフブログで「では自分に合うパワーマスターはどの機種だろう」という質問に答えるかのような、分かりやすい解説がされている。

■該当オフィシャルブログは以下
http://blog.tenryu-magna.com/?eid=2056

それを、改めてまとめてみたので、ピッタリなパワーマスターを探してみてください。

大まかに3つに分けてみる

まず、パワーマスターを大まかに3つに分けてみる。

その3つが「スタンダードモデル」「ライトモデル」「ロックショアモデル」。

該当するのは…

スタンダードモデル

①PM972S-MH
②PM1022S-MH
③PM1102S-MH

ライトモデル

①PM972S-M
②PM1022S-M

ロックショア

①PM1072S-MH
②PM1263S-MH

もちろん、大枠として分けたものではありますが、これだけでかなり分かりやすくなりますよね。

モデル タイプ レングス(m[ft]) 継数 アクション 仕舞寸法(cm) ルアーウエイト(g) ベスト(g) ライン(PE/号) ドラグMAX(kg) リアグリップ長(mm) 先径(mm) ロッド自重(g) カーボン/グラス(%) 本体価格(税別)
PM972S-M スピニング 2.92[9’7″] 2 RF 150 MAX60 Plug 30 , JIG 40 MAX 3 4 410 2.1 204 99/1 ¥43,000
PM972S-MH スピニング 2.92[9’7″] 2 RF 150 MAX80 Plug 50 , JIG 60 MAX 3 4.5 410 2.3 215 99/1 ¥44,500
PM1022S-M スピニング 3.10[10’2″] 2 RF 159 MAX60 Plug 30 , JIG 40 MAX 3 4 455 2.0 214 99/1 ¥45,000
PM1022S-MH スピニング 3.10[10’2″] 2 RF 159 MAX80 Plug 50 , JIG 60 MAX 3 4.5 455 2.3 233 99/1 ¥46,500
PM1102S-MH スピニング 3.35[11’0″] 2 RF 171 MAX80 Plug 50 , JIG 60 MAX 3 4.5 465 2.4 298 99/1 ¥52,500
PM1072S-MH スピニング 3.23[10’7″] 2 RF 166 MAX100 Plug 50 , JIG 80 MAX 3 4.5 425 2.5 271 99/1 ¥50,000
PM1263S-MH スピニング 3.81[12’6″] 3 RF 133 MAX100 Plug 50 , JIG 80 , FloatRig 60 MAX 3 4.5 510 2.6 345 97/3 ¥57,500

スタンダードモデルの適正

では、それぞれ大枠ではどんな特徴があるのか。まずはスタンダードモデルから。

ショアで一番出番の多い30〜60g程度のメタルジグやプラグ類を使ったプラッギング、ジギングに向く。

青物をはじめとした回遊魚、フラットフィッシュにロックフィッシュなどを、サーフやゴロタ浜、堤防など
フィールドも問わず汎用性の高い扱いやすいモデル。

タックルバランスなどをまとめると以下の通り。なお、対象サイズの魚種については一例で、その魚種だけが狙えるというわけではありません。

対象サイズ リール ライン(PE/リーダー) メタルジグ プラグ
イナダ〜ワラサ、サワラ ダイワLT5000-LT6000、シマノC5000-SW6000 1.5~3号/6~12号 60g前後(下限40g程) プラグ50g前後(下限30g程)

ライトモデルの適正

 

シーバスロッドより少し強めのパワー設定で、20〜40g程度のメタルジグやプラグ類に適している。そのためワインドやスピンテール系のルアーも扱いやすく、サゴシやタチウオなどをターゲットに遊んでも面白いモデル。

また、海サクラやアメマスなど、シートラウトにもマッチするという。

対象サイズ リール ライン(PE/リーダー) メタルジグ プラグ
イナダ、サゴシ、シーバス、タチウオ ダイワLT5000-LT6000、シマノC5000-SW6000 1.2~2号/5~12号 40g前後(下限20g程) 20〜30g(下限15g程)

ロックショアモデルの適正

ロックショアというだけあり、磯場など足場が限定される状況、シモリなどの根が多くそれらを想定しながらパワーが求められるフィールドにマッチ。

中型青物やヒラスズキがメインターゲット。前作パワーマスターのプラッギングモデルの後継モデルともいえる位置づけとなっています。

ちなみに、先に述べた「限定的な場所」に対応すべく、PM1072S-MHに関してはショートグリップ。これは限られたスペースでもコンパクトに振り切り飛距離を出せることを求めた仕様で、このあたりも選ぶ際の参考にするとグッド。

対象サイズ リール ライン(PE/リーダー) メタルジグ プラグ ジグヘッド
ワラサ、サワラ、ヒラスズキ ダイワLT5000-LT6000、シマノC5000-SW6000 1.5~3号/6~10号 30〜80g 20〜50g(下限20g程) 30g前後

アキアジ狙いのフロートリグに…

また、番外編としてはPM1263S-MHを、北海道サーモン(いわゆるアキアジ)狙いのフロートリグで使用するのもマッチするという。

フロートの下にリーダーを付けるため、仕掛けそのものキャストするのにはロッド全長も求められるため、12フィート台のコチラがマッチするそうだ。

サーフやロックショア、漁港などでロングキャストが狙えるとともに、アキアジ狙いにも活躍するロッド。

対象サイズ リール ライン(PE/リーダー) フロートリグ
ワラサ、サワラ、ヒラスズキ ダイワLT4000-LT5000、シマノ4000-5000 1.2~2号/7~8号 30〜60g

というわけで、簡単にご紹介しましたが、オフィシャルブログには、その他にサンドウォーカーとの違いなど、気になるところも「よくある質問」に答えるかたちで掲載されていますので、ぜひぜひチェックしてみてください。

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。