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お立ち台常連!吉川永遠の「ボウワームヌードル8in解体新書」

寄稿:吉川 永遠
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こんにちは! 吉川 永遠(よしかわ とわ)です!

吉川 永遠(YOSHIKAWA TOWA) プロフィール

JB TOP 50で絶賛活躍中の新進気鋭のアングラー。サイトフィッシング、ライブスコープを用いた繊細な釣りを得意としながらも、巻きなどパワー系の釣りも得意。入賞実績も多く今後注目のアングラー。

今回は、今シーズン大活躍してくれているルアー、「ボウワームヌードル8in」をご紹介します。

吉川永遠の「ボウワームヌードル8in解体新書」目次

ボウワームヌードル8inでの実績

4月末にオンエアされたThe Hit七色ダムロケで活躍してくれた後、68.5cm 5428gの池原モンスターを仕留めた「ボウワームヌードル8in」。

ボウワームヌードル8in【エバーグリーン】

全長 入数 税別価格
8in 10本 850円

エバーグリーン公式「ボウワームヌードル8in」の詳細ページはコチラ

以下の試合でもメインルアーとして使用して結果を出すことができました。

6/3~5 JBトップ50 第2戦 弥栄ダム5位入賞

6/12 NBCチャプター津風呂湖 第3戦 優勝

6/19 JB津風呂湖 第2戦 準優勝

7/19 NBCチャプター津風呂湖 第4戦 5位入賞

ボウワームヌードル8in」メの持つ圧倒的な食わせ能力を活かすためにオススで、僕自身メインにしている釣り方が、ノーシンカーワッキーのフリーフォール。サイトで使用することが多いです。

ボウワームヌードル8inはなぜ釣れるのか?

ノーシンカーでフォールさせるだけ、もしくはフォール後ポーズさせておくだけでこの結果…なぜこんなにも釣れるのか? その秘密が、シルエットとフォール時の姿勢にあります。

1. シルエット

バスという魚は、大きな個体になればなるほど捕食効率を考え、より簡単に、より安全に、エネルギーを補給できるエサを獲りたいと考えています。でももしターゲットとなるエサが、一撃で食べにくいものだと捕食に時間がかかり、エネルギーを消耗してしまうのと、そのエサに集中して周りに意識が向かず、バス自身が外敵から襲われる危険にもさらされます。

ボウワームヌードル8in」は、長さはそこそこありますが太さがない分、バスの目には弱いものながらも小さいわけではないので、リスクを冒さず捕食できる上にキチンとエネルギーを摂取できる格好のエサのように映るのだと思います。

2. フォール時の姿勢

ワームが細長いと、フックの重さでワッキー掛けしている部分から折れ曲がってフォールしてしまいがちなのですが、「ボウワームヌードル8in」は適度に張りがあるので、フォールでもしっかり水平姿勢を維持できるのが魅力です。

また、張りがあることによって、バスがルアーを見切りそうになった時にはワントゥイッチを入れることで、「ボウワームヌードル8in」の特長でもある「弓の様にしなって素早く戻る動き」が発生。これで、魚の判断を惑わす絶妙な間合いを作り出すことができます。

驚異的なルアーパワー?

使い始めてすぐに、「ボウワームヌードル8in」の能力に驚かされた(助けられた)出来事があります。それは、4月のThe Hit七色ダムロケ。通常この時期は、ロングワームが効く時のベイトとなるミミズがまだ活発に動き始める季節でもなく、どちらかというと冬から春にかけて動き出したばかりのベイトフィッシュをイメージして、ゆっくり横に動くミドストのようなフィッシュライクなルアーや釣り方が良いことが多いものです。

しかし、なぜかそんな釣りが全然通用しないロケ当日の七色ダム。少し焦り出したタイミングで、ボウワームヌードルを投入してみると、47cmの見えバスを仕留めることができました。

釣り方は、ルアーをバスの進行方向前方に入れてフォールからポーズ、バスはルアーを見つけて寄ってきたのですが、一旦ルアーを通り過ぎてしまいました。しかし、ここで動かすとバスにルアーを見破られると思い、我慢して動かさず放置しておくと、バスもルアーを気になっていたようで、戻って来て吸い込んだのです。

この魚をはじめ、他にもボウワームヌードルで数本キャッチしてロケは無事成立。この日の見えバスは、通常サイズのフィネスワームを入れても喰わなかったのですが、「ボウワームヌードル8in」には何かある…アングラーのテクニックというよりも、完全にルアー自身のパワーで喰わせているような気がしました。

確信に変わった瞬間

この段階ではあくまでそんな気がするという程度でしたが、5月に池原ダムで68.5cm5428gのモンスターバスを「ボウワームヌードル8in」のサイトで仕留めた時、それが確信に変わりました。

このビッグバスを見つけた時、ボートが真横を通過したのを嫌がって逃げたのですが、魚がまた岸に寄って、岸と並行に泳ぎ出したので、その進行方向にボウワームヌードルをキャストしてフォールさせていると、横目で見つけるようにして拾い喰いしました。この拾い食いのバイトモーションは、バスが「食べやすい物を見つけた!」という時の食い方。

最初に書いた「シルエット」と「フォール姿勢」という2つの要素が合わさったことで、「ボウワームヌードル8in」は単に「細長いストレートワーム=ミミズ」という訳ではなく、バスの捕食本能を刺激してバイトに持ち込むことができるワーム、すなわち完全にルアー自身の力で食わせることができるワームであると確信を持ちました。

驚異的なルアーパワーを実証できたTOP50弥栄ダム

この考え当てはめて、JBTOP50弥栄ダム戦ではメインベイトが、ミミズではなくエビと思われるエリアで「ボウワームヌードル8in」を投入、キッカーフィッシュをキャッチしました。

この時は、サイトをしているとバスがボートから逃げるようにして泳いでいったので、追いかけ、魚がかなり岸と距離をとっていたのですが、魚と岸の間に「ボウワームヌードル8in」をキャストしてフォール。魚がワームの横を通り過ぎるくらいのタイミングでワントゥイッチを入れると、「食べやすいものを見つけた!」という感じで、スーッと寄っていき何の疑いもなくワームを吸い込みました。

さらに、ブラインドでも同じことができないかと、目に見えない深いところへ潜ってしまったバスに対しては、ライブスコープで魚の進行方向を確認し、サイトと同じように進行方向にキャストしてフォールさせると、簡単にバイトし釣り上げることができました。

ボトムでも強いボウワームヌードル8in

ここまではフォールの釣り方を中心に話しましたが、ネコリグやダウンショットリグ等のボトムで動かす釣り方についてお話したいと思います。

前述の通り、目で見えないレンジでも、拾っていくように食ってくれる、ワーム自体の力で喰わせてしまうワームなので、普通のストレートワームのようにシェイクし続けたりすることはあまりしません。食わせるためにアクションさせるのではなく、「ここにありますよ」と気づいてもらうために動かします。

なので、アクションを入れた後は、魚がルアーを見つけて寄ってきているのを待っているイメージで5秒前後の長めポーズを入れてあげるのが大切です。あとは、魚が勝手に拾い食いしてくれます。

ボトムでの使い方が功を奏したJB津風呂湖第2戦

より季節が進んだJB津風呂湖第2戦では、この使用法を多用しました。狙いはアフターで回復系のバスで、小型ベイトフィッシュを捕食していました。このワームを中層でフォールさせると、明らかに普段食べているものとシルエットが違います。それでもこのルアーなら喰わせられるとは思いましたが、この時はネコリグで、中層ではなくボトムで気づかせてあげるようにすることで、「正体はわからないけど何か気になるもの」という感じで演出しました。

やはり、「何だろう?」とは思いつつも、「食べやすいから食べてしまう」のが「ボウワームヌードル8in」なんですね。

おすすめセッティング

ここでは、僕が「ボウワームヌードル8in」を使うセッティングを紹介していきます。

1. カラー

カラーについて、まず良く使用するのが、「#134 ツリミミズ」です。

サイトでの視認性が高いことや、「何かわからないもの」としてだけでなく、もちろんミミズを演出する場合にもマッチする、一番応用の効くカラーであると考えています。

もう1つ愛用するカラーが「#139 レッドウーロン」です。こと

こちらは、さらに水に馴染みやすく、ボトムに置いた時に、光の加減や見る角度によって光り方や色合いが変化するので、ネコリグなどのボトムの釣りに多用しています。

2. フック

そして、このボウワームヌードルの持つルアーパワーをフルに出すために、超重要なのがフックです。

前述の通り、ノーシンカーワッキーで使う場合、フックの自重によってフォール時にワームが折れ曲がることを極力抑えまっすぐな状態でフォールして欲しいので、フックの重量には1番気を使っています。できるだけ重量を抑えるために、#8のマスバリをメインにしています。私が使用しているのは、RYUGIフォグショットTC#8です。ワームの大きさに対して、凄く小さいと思われる方が多いと思いますが、68.5cmの池原モンスターもこのフックでキャッチしています。

サイトの場合は、魚がルアーをどのくらい吸い込んだか等を目視で確認できるので良いのですが、ブラインドで使う場合は、どの角度・向きから、どのようにして口に入ったのかを(ルアーが魚の口の中に入っているのか)確認できないので、フッキングミスを減らす保険をかけるという意味でも、ワンサイズ上の#6を使用しています。

ネコリグやダウンショットリグ等のボトムの釣りにも、同様の理由からこのサイズを使用しています

また、ノーシンカーの例外として、フォール後にボトムにルアーを置いて使用するサイトや、キャスト距離が遠い場合のフォールでは、フックがルアーの動きに与える影響が少ないので、#6を使うこともあります。

3. ライン

1番シビアに考えないといけないのがフックですが、その次はラインです。スタンダードな太さとしてフロロカーボン3Lbですが、カバー周りのアプローチ等、掛けてから潜られる危険がある場所ではフロロカーボン4Lbを使うようにしています。

4. ロッド

スモールフック、ライトラインながら、ビッグバスとの遭遇確率が高い釣りになるので、ロッドは繊細にルアーを扱うことができつつ、ビッグバスの口にフックを掛け、そして魚に負けないパワーを併せ持つ「オライオン・フリーウィル(OCSS-63UL-ST フリーウィル)」がベストだと言えます。(池原ダムの68.5cmはフリーウィル+フォグショットTC#8+バスザイルマジックハードR3Lbのタックルセッティングでした)

全長 継数 ガイド パワー ルアー範囲 ライン範囲 価格
1.9m 1 オールチタンフレームSiCリングガイド ウルトラライト 0.9~7g(1/32~1/4oz) 2~8lb(PE0.4~0.8号) 69,000円(税別)
エバーグリーン公式 「オライオン・フリーウィル」の詳細ページはコチラ

これからの季節、特にリザーバーではますます熱くなってくる「ボウワームヌードル8in」。ただ単なるロングワームとしてだけでなく、「気づかせやすく食べやすいもの」という新しいイメージで使用することで、さらなる釣果が期待できるワームです。ぜひ参考にしていただき楽しんでいただけたらと思います!

エバーグリーンインターナショナル(EVERGREEN INTERNATIONAL)

昭和63年12月設立、大阪市西区を拠点とする総合ルアーメーカー。名竿コンバットスティックシリーズの各バスロッドブランドや実釣力の高い各種バスルアーを多数輩出。またエギングやジギング、ライトSWなどSWゲームの各魚種をターゲットにしたポセイドンシリーズのロッドやルアーも高い支持を集めている。