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ダイワ初となるフルソリッドのスロージギングロッド「ソルティガSL AGS TG」に新機種が登場!

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出典:ダイワ公式「ソルティガSL AGS TG」詳細ページ

ダイワの「ソルティガSL AGS TG」に新機種が追加されました。

「ソルティガSL AGS TG」は、ダイワ初となるフルソリッドブランクのスロージギングロッド。高弾性でありながら、高強度を実現させたスリルゲームモデルです。

ネームにも記載がある通り、軽量・高感度のAGS(エアガイドシステム)が搭載されているほか、ブランクはHVFナノプラスやX45フルシールドなど最高峰のモデルにふさわしい各種テクノロジーが搭載されています。

今回追加された機種は、近海の定番モデル「55B-2」。既存の「55B-3」・「55B-4」のモデルにあわせて3機種の展開となります。

ダイワ公式「ソルティガSL AGS TG」詳細ページはこちら

「ソルティガSL AGS TG」の性能について

「ソルティガSL AGS TG」はダイワのスロージギングの基本コンセプト、「曲げられるスロージギングロッド」・「クラス最軽量」・「身体へ掛かる負担軽減」の3つを抑えたロッド設計になります。

「ソルティガSJ」の違いについて

「ソルティガ」のロッドシリーズには同じくスロージギングをメインとした「ソルティガSJ」があり、こちらも高弾性・高反発のブランク設計で軽さを武器としたロッドとなります。対して、「ソルティガSL AGS TG」は冒頭でもふれたとおり、フルソリッド設計で、高弾性かつ高強度が特長のモデルとなります。

そのほか、搭載されているテクノロジーの違いはありますが、どちらも優れたスロージギングロッドになります。

出典:ダイワ公式「ソルティガプロダクトレビュー」詳細ページ

では、一番の違いはどこにあるのか、それは狙う魚種。

「ソルティガSL AGS TG」は、青物に特化したロッドシリーズであり、レングスも全機種5.5ft(1.65m)と短めに設定。ショート化による持ち重りの大幅軽減と、軽快な運動性能が体感することができます。

もちろん青物以外も十分に狙うことができますが、短いレングスに軽量かつ高剛性の「AGS(エアガイドシステム)」を搭載することで、操作性と感度が大幅に向上。スロー&フォールの動きに反応しない魚もハイピッチジャークで食わせることも可能です。

出典:ダイワ公式「ソルティガプロダクトレビュー」詳細ページ

ヒットさせた後も、フルソリッドならではの高強度としなりで、ロッドを曲げながらのファイトが楽しめます。

ちなみに、なぜ5.5ftなのか、その理由はテスターの清水一成さんのレポートにも記載がされています。ぜひそちらもチェックしてみてください。

ダイワ公式ソルティガプロダクトレビュー「ソルティガSJ AGS TGでは、何故5.5フィートへこだわったか?」詳細ページはこちら

X45フルシールドによる高反発構造

ネームにTG(スリルゲームモデル)とあるように、「ソルティガ SJ AGS TG」はティップには繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッド「メガトップ」が搭載されています。どの方向にも同様の曲がりを見せ、従来のカーボンソリッドに比べ、強度にも優れているので、細径でハイテーパーなティップに仕上げられています。

フルソリッドというと、全体的にしなやかなイメージですが、跳ね上げアクションではX45フルシールドがサポート。

キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどのダイナミックな動作の中で発生するネジレを徹底排除。45°のカーボンバイアスクロスで最外層から締め上げることでネジリ剛性が飛躍的に向上、ソリッドとは思えないほどの高反発なブランク構造となります。

また、ブランク素材も高反発かつ高感度のHVFナノプラスブランクを採用。しっかりとブランクスでジグを跳ね上げ、横にジグを向けることができます。

そのほかにも、リールシートはFuji製PULSシートを採用。

リールを握りこむスロージギングの釣りにマッチしたグリップ設計になります。

各機種のスペック

軽量ジグを多用する近海の定番モデル「55B-2」
品名 標準
全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
標準
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー
重量
(g)
適合
ラインPE
(号)
カーボン
含有率
(%)
本体価格(税抜)
55B-2 1.65 1 165 114 1.9/6.3 120-200 0.8-2.0 99 61,000円

今回、新たに追加された「55B-2」。

実は「55B-2」は、もともと「55B-3」・「55B-4」と同時期に登場予定だったそう。現場レベルでは実証済みでしたが、最後の強度テストが突破できず一度はお蔵入りになってしまったとのこと。しかし、改めて設計から見直し、現場で試作&テストを繰り返すことでようやく「55B-2」が完成となりました。

テスターの清水さんも太鼓判を押すほどの完成度で、様々な近海ゲームに対応しています。

ターゲットも小型青物~大型のブリクラスまでカバー出来る性能となります。

既存の「55B-3」と「55B-4」について
品名 標準
全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
標準
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー
重量
(g)
適合
ラインPE
(号)
カーボン
含有率
(%)
本体価格(税抜)
55B-3 1.65 1 165 120 2.2/6.8 150-260 1.0-2.5 99 61,000円
55B-4 1.65 1 165 127 2.2/7.3 200-330 1.2-3.0 99 62,000円

「55B-3」は、青物から根魚、アカムツまで対応の汎用モデル。青物はもちろん、中深海における根魚やアカムツまで幅広いターゲットに使用可能なスロージギングの王道ともいえる性能です。

対して「55B-4」は、「55B-3」よりもワンランクパワーアップし、カンパチやヒラマサといった青物やマグロなどの大型魚をメインターゲットとしたモデル。近年人気の「トンボジギング」にもオススメです。

「55B-3」を使用し、40kgオーバーのキハダをキャッチ

実際、「55B-3」でも40kgオーバーのキハダをキャッチできるなど、どちらも非常にパワフルかつロッド操作に長けたモデルです。使い分けのポイントは、清水さん曰く、PEラインの太さ。

各モデルの表記になる通り、末の数字が適応するPEラインの太さを表します。つまり、「55B-3」であれば3号、「55B-4」であれば4号が適切です。

パワー感であれば、「55B-3」は通常の3.5番相当クラス、「55B-4」であれば通常の4.5番相当のパワーを感じられるのだそうです。

こちらも清水さんのレポートに記載されていますので、あわせて参考にしてみてください。

ダイワ公式ソルティガプロダクトレビュー「ソルティガ SJ AGS 55B-TGシリーズ、3番と4番の使い分け」詳細ページはこちら

40kgオーバーのキハダをキャッチした動画はこちら

出典:YouTubeチャンネル「DAIWA Salt Water Fishing」詳細ページ

清水 一成(Kazunari Shimizu) プロフィール

実家が釣具店という環境で、幼少時より釣り三昧! 現在は伊勢湾を中心に実力派ジガー・スロージギングのエキスパートとして活躍中! 休日は仲間と釣り場へ足しげく通う日々を送っている。1973年生まれ、愛知県出身 愛知県在住。 ■ダイワ SWチームテスター■(有)ポイント釣具オーナー■伊勢湾ジギング船 39 オーナー

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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