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【このスペックで1万円台】新たにHAGANEボディを搭載した鯛ラバ専用機、シマノ「エンゲツBB」がフルリニューアル

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出典:シマノ公式「エンゲツ BB」詳細ページ

シマノのタイラバ入門に最適なモデル、「エンゲツBB」が2022年にリニューアル。

価格帯も1万円前半と手ごろながら、その機能は入門機の枠を超える十分なスペック。タイラバビギナーの方にも安心して扱える性能です。

22エンゲツ BB

2022年7月登場予定

品番 ギア比 最大ドラグ力(Kg) 自重(g) スプール 径(mm)/幅(mm) 糸巻量PE(号-m) 最大巻上長

(cm/ハンドル1回転)

ハンドル長さ(mm) ベアリング数BB/ローラ― 夢屋ハンドルノブタイプ 夢屋ハンドルタイプ 本体価格(税抜)
100PG 5.5 6 200 32/22 0.8-250,1-200,1.5-130 55 51 4/1 A BH-1 16,800円
101PG 5.5 6 200 32/22 0.8-250,1-200,1.5-130 55 51 4/1 A BH-1 16,800円
100HG 7.2 5 200 32/22 0.8-250,1-200,1.5-130 72 51 4/1 A BH-1 16,800円
101HG 7.2 5 200 32/22 0.8-250,1-200,1.5-130 72 51 4/1 A BH-1 16,800円

機種はパワーギアとハイギアの2種類が登場予定です。

シマノ公式「エンゲツ BB」詳細ページはこちら

「エンゲツ BB」が進化したポイント

「エンゲツ BB」がリニューアルして変わったポイントは大きく2つ! ここでは進化した性能について解説していきます。

その①
高剛性のHAGANEボディ採用

一番の進化したポイントは、HAGANEボディの採用。

HAGANEボディとは、軽量で剛性の高いアルミニウムをフレームに使用したボディで、リールのたわみや歪み、ネジレを抑制し、内部のギアの噛み合わせを保護するもの。ドテラ流しや重いタイラバを使う場合、リールにも大きな負荷がかかることも、そうした場面でもゆがみを軽減し、スムーズな巻取りを可能にします。

また、HAGANEボディを採用したことで、前作に比べて1.6mm低偏平化されているとのこと。親指の根元が疲れにくく、パーミングしやすい形状になっているので、お子様や女性など手の小さな方でも扱いやすいデザインになっています。

その②
レベルワインド連動機能の搭載

そして二つ目が、レベルワインド連動機能の搭載。

ラインとレベルワインドが連動することでライン放出時の引っ掛かりが少なくなり、よりスムーズで安定したフォールを常に繰り出すことができるという機能。

PEラインのポテンシャルを100%引き出せるので、0.6〜1.0号といった極細PEラインを使用する際には欠かせない機能といえるでしょう。

また、連動機能があることでドラグの始動もスムーズになり、大型のタイがヒットした際も瞬時にラインを送り出してブレイクを防いでくれます。PEラインは角度がつくと、糸なりがして切れてしまうことが多いため、そうしたラインブレイクのリスクも抑えてくれます。

さらに、上位機種「X-プロテクト」を採用し、防水壁と特殊撥水グリスを併用することでドライブギア軸スプール側ベアリングへの水の浸入を防ぐというのも特筆すべきr点。スプール内側にも防水壁を設けることでスプール軸ベアリングへの浸水を低減しています。

さらに内部には、特殊防錆処理をベアリング自体に施す「S A-RB」を採用。「S A-RB」は、側面を防錆素材でシーリングすることで、ベアリング内部での塩分再結晶化による塩ガミを大幅に減少させています。「エンゲツBB」は防水性能が高く、ベアリングも特殊防錆処理が施してあるので、塩ガミが起こりにくく、軽いメンテナンスで軽やかな巻き心地が継続します。

赤澤 康弘氏が説く「PG」と「HG」の使い分け

左:PG 右:HG

「エンゲツBB」ではPGとHG、2つのギアが用意されています。

赤澤さんいわく、タイラバビギナーの方には「PG」がオススメ。 その理由は、タイラバでは一定速度でリーリングするのが重要で、ギア比の低いPGの方が巻きブレが軽減されるから。また、巻き上げのトルク力があるため、大物がかかってもしっかりと引き寄せることができるのも大きなポイントとのこと。

対してHGは感度に優れ、タイラバの動きや潮の流れ、前アタリなど海中の情報を伝えてくれるというメリットが。また、回収のスピードも速いのでタイラバ以外のメタルスッテやライトジギングなど他のオフショアの釣りにも流用が可能だそう。

このスペックで、この汎用性で、1万円台という手の届きやすい価格。気になる方はチェックを。

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。