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パワー重視のフィネス仕様メバリングロッド!天龍の「ルナキア LK752S-MMHT」をピックアップ

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国内工場を持ち、クオリティの高いロッドを多数展開しているロッドメーカー、「天龍」。

「C・N・T(カーボンナノチューブ)」や「マグナフレックス製法」など独自のテクノロジーを搭載し、京都西陣織のカーボンをロッドに使用するなど、性能はもちろん、デザイン性・所有欲を満たしてくれる完成度の高いロッドを多く輩出しています。

そんな天龍のライトゲームロッドが「ルナキア」。コンセプトは“求めたのは感性に響くライトゲームロッド”と、非常に感度や操作性に優れたロッドになります。

出典:天龍公式「ルナキア」詳細ページ

2021年には近距離・超フィネス向けショートモデルの 「LK532S-ULS」が登場するなど、より繊細なイメージがある「ルナキア」ですが、実は大型のメバルや他魚種にも対応したモデルがあるのはご存じでしょうか?

そのモデルこそ、「LK752S-MMHT」。

今回は、ルナキアの中でも異端とも呼ばれるこちらのモデルをピックアップしてご紹介していきます。

「LK752S-MMHT」

モデル 全長 (ft) 継数 アクション 仕舞寸(㎝) ルアーウエイト(g) ライン(lb) PEライン(号) リアグリップの長さ(mm) トップガイド内径

(mm)

ロッド重量(g) カーボングラス含有量(%) 本体価格(税抜)
LK752S-MMHT 2.26[7’5″] 2 RF 116 MAX10 MAX7 MAX0.5 285 1.2 70 95/5 ¥37,500

天龍公式「ルナキア」詳細ページはこちら

パワーと繊細さが両立したライトゲームロッド

「LK752S-MMHT」はメバルをターゲットにした、ライトリグを扱える繊細さと、フッキング後に主導権を与えないパワーを両立させたモデル。

もともとの開発のきっかけは7ft台で、キャロライナリグやフロートリグが気持ちよく投げられ、なおかつライトリグや小型プラグ類もマルチに使えるロッドが欲しい、ということからスタート。以前のライトパワーマッスルモデルの「ルナキア・マグナム」の「LKM78M」をベースに、さらに繊細さを追求。

試行錯誤を繰り返しながら、最終的にブランクに「C・N・T」を搭載したことでネバリを出しながら、ルアーの操作や感度、軽さも維持したロッドに仕上がっています。アクションの出やすさにも注目で、跳ねるように動きながらも戻りは早い。つまり、ルアーをそれだけしっかり止めたバイトにも即座に対応できると言うワケです。

また、尺サイズのメバルがかかっても、持ち前のトルクでひっかり引き寄せることが可能。キャストの際もネバリ・しなりを活かして、より遠投がしやすくなりました。アキュラシーも高く、ピンポイントを狙うテクニカルなアプローチにも非常に優れています。

縦方向へのロッドワークにも対応したブランク設計

ブランクは、チューブラ構造にこだわり、マグナフレックス製法を採用。マグナフレックス(チューブラ)とは低弾性・中弾性・高弾性など、それぞれ弾性率の違う素材をセクションごとに使用しチューブラー状に加工する製法。

これによりスムーズな曲がりと、キレのある操作性を実現。アクションさせた際は、シャープで先調子。掛かった後は荷重が乗ってじわじわと寄せてくる、そんなルナキアならではの調子に仕上がっています。

アクションにおいて、特に意識したのは縦への操作性とのことで、キャロライナリグやメタルバイブでもしっかり誘いができるよう設計されています。

従来のメバルロッドでは常にテンションを受けてアタリを取るように設計されている機種が多く、そうした場合、縦のアクションはロッドが負荷を吸収してしまい、誘いが掛けが難しいことが多いのだそう。

「LK752S-MMHT」では、そうしたリグやルアーにもしっかりと対応。

パワーのMMHも、Mクラスの使用感でMHクラスのバットパワーという意味での表記となっています。

メバルはもちろん、タチウオやチヌ、カサゴなどのロックフィッシュでも余裕で引き寄せることができ、その細身のブランクからは想像できないほどのパワーがあるとのこと。監修した蔵野雅章さんも、「LK752S-MMHT」でシーバスやキジハタも釣りあげており、ロッドを立った状態であれば勝手に魚が浮いてくるのだそう。

「LK752S-MMHT」で釣り上げたタチウオ

遠投性能やパワー、操作性に注目が集まりがちですが、感度も他の機種に劣らず優れています。

実際、潮の流れをロッド全体で感じることができ、ラインに雨粒が触れただけでも分かるほどの鋭敏さが備わっています。これにより、今まで取れなかったようなアタリにもアワセられるなど、より多くのチャンスをものにできる、そんな性能となっています。

蔵野さん曰く、感度の高さに「持っていれば釣りがうまくなる」ロッドなのだそう。

そのほかのパーツについて

持ち重り感にもこだわり、グリップサイズの変更と位置の微調整を繰り返したとのこと

ガイドはチタンフレーム・SiCリング・Kガイド仕様

タックルセッティングについて

 

リグ・ルアー ウエイト(g) ライン

モノフィラ(lb)

ライン

PE(号)

リーダー(lb)
ジグヘッド単体 1.5~3 2~5 0.3~0.5 フロロ4~8
キャロ&フロートリグ ~10 0.5 フロロ6~8
プラグ ~10 3~5 0.4~0.5 フロロ4~8

リールに関しては、D社#2500-LT2500、S社#2500-C3000がオススメとのこと。

 

これからの時期では、メバルも良型が狙いやすくなるタイミング。

ぜひ、これからのライトゲームに、ルナキアの「LK752S-MMHT」をチェックしてみて下さい。

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。