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これからタイラバを始める方必見!オススメ入門タックルをご紹介!

寄稿:トニー石川
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タイラバ特集

こんにちは!ピュアフィッシングジャパンのトニーです。

先日公開されました東京湾でのタイラバ動画、ご覧になられましたか?

今回は動画の中で使用したタイラバのタックルについて、ご紹介したいと思います!いずれもビギナーの方でも手に取りやすいアイテムとなっていますので、これからタイラバをはじめたい方には特にオススメです。

トニー石川(Tony Ishikawa) プロフィール

PFJ(ピュア・フィッシング・ジャパン)のAbu Garcia・Berkleyの開発担当。ホームはソルトからバスまでマルチにこなすアングラー。房総から東京湾がホームフィールド。

 

東京湾でのタイラバ動画はこちら

ビギナーの方にオススメ!お手頃価格の「オーシャンフィールド タイラバ」

使用したロッドはアブガルシアの「OCEANFILED(オーシャンフィールド) タイラバ」

アブガルシアでは、船ルアー釣りを始める方向けに開発された「OCEANFILED(オーシャンフィールド)」シリーズがあり、タイラバはじめライトジギング、サワラキャスティング、ボートロックなど合計15種類のモデルがラインナップされています。実売価格はおおよそ、10000~14000円と専用ロッドとしてはお手頃の価格のシリーズです。

タイラバを始めるのにオススメの一本「オーシャンフィールド タイラバ」

「オーシャンフィールド タイラバ」は扱うタイラバの重さに合わせて、6機種がラインナップされています。

ロッドの選び方に関しては、釣りにいく場所でよく使われているタイラバの重さに合わせて選んでみてください。もし、重さが分からない場合はタイラバ船の予約の時に船宿さんや船長に効いてみるのが一番!

ちなみにボクがオススメしているのは「OFTC-67ULT-60」というロッドで、東京湾での実釣の際は、このロッドを使用しています。

60gが扱いやすいULアクションのレギュラーテーパーのロッドで、よく曲がるのが特徴。60gがベストなロッドではありますが、ボクは80~100gのタイラバでも使用しています。

また、ロッド自体が非常に柔らかいため、波などによる船の揺れをしっかりと吸収してくれます。とくに足場の高いところや波の影響を受けやすい場所では、こうした柔らかいロッドは活躍します。

竿先にかけてガイドの色も視認しやすい配色になっているので、竿先がブレていないか真っ直ぐ巻取りができているかも確認できます。

動画内でも少し触れましたが、タイラバのコツは一定リズムでタイラバを巻くこと。そのためには竿先を動かさないようすることが重要です。竿先を見ながら巻けば、そうしたチェックができるのもこのロッドの特長です。

「オーシャンフィールド タイラバ」のスペック一覧

モデル タイプ 継数 全長(ft/m) 仕舞(cm) 標準自重(g) 先径(mm)/

元径(mm)

ルアー(g) PEライン(号) 使用材料 パワー テーパー/アクション 製法 メーカー希望本体価格

(税抜)

OFTC-672LT-80 BC 2 6’7″/2.01 103.5 130 1.8/9.3 40~100g ~1.5 カーボン98%,グラス2% L(ライト) ファースト チューブラー ¥15,000
OFTC-672MLT-120 BC 2 6’7″/2.01 103.5 150 1.9/11.0 60~180g ~1.5 カーボン71%,グラス29% ML(ミディアムライト) レギュラーファースト チューブラー ¥15,000
OFTC-67ULT-60 BC 2
※バットジョイント
6’7″/2.01 153 139 1.5/9.8 40~100g ~1.5 カーボン98%,グラス2% UL(ウルトラライト) レギュラー チューブラー ¥15,000
OFTC-69LS-80 BC 2
※バットジョイント
6’9″/2.06 158 147 1.2/10.6 60~120g ~1.5 カーボン98%,グラス2% L(ライト) ファースト ソリッドティップ ¥15,000
OFTS-66LT-60 SP 2
※バットジョイント
6’6″/1.98 154 127 1.5/10.5 20~80g ~1.5 カーボン98%,グラス2% L(ライト) レギュラーファースト チューブラー ¥15,000
OFTC-692LS-80 BC 2 6’9″/206 107.0 130 1.2/9.3 60-120 ~1.5 カーボン98%,グラス2% ライト ファースト ソリッドティップ ¥15,000

アブガルシア公式「OCEANFIELD TaiRubber(オーシャンフィールド タイラバ)」詳細ページはこちら

水深が一目で分かる!「MAX DLC」

使用したリールはアブガルシアの「MAX DLC」

この「MAX DLC」はデジタルラインカウンター搭載船用小型リールで、タイラバやライトジギング、イカメタルなど様々なライトゲームに対応しています。

水深が一目で分かるカウンターなど、ビギナーの方にも安心の機能が多数搭載し、お値段も実売で1万円前半と手に取りやすいリールです。なぜボクがこのリールを推す理由についてお話していきたいと思います。

① ローギアでゆっくりと一定の速度で巻ける

繰り返しにはなりますが、タイラバはゆっくり一定のスピードで巻くのがタイを釣るコツです。

このゆっくり巻きをするのに最適なのがローギア(ギア比が7.0:1以下)のリール、ハンドル1回転で68cm以下のモデルが使いやすくなります。

Max DLCはローギアとハイギアがありますが、ローギアはギア比5.8:1と、ハンドル1回転の巻き取りが60cmとタイラバとの相性が非常に良くなります。

② ラウンドノブで繊細な釣りと力強いファイトが可能

ハンドルノブはフラットタイプでも良いですが、個人的には丸型ノブ(ラウンドノブ)の方がタイラバには向いていると考えています。

というのも、ラウンドノブは根元の細い箇所を持てば繊細に巻くことができ、魚が掛かった後などはノブを握りこむことで、力強いファイトが可能です。

タイラバは掛かった後は、一定リズムで巻き続けなければならないので、想像以上に力が必要です。丸形のほうが力を込めて巻きやすく、安定したファイトができるようになります。

 

また、女性の方など「自分あんまり力ないなー、ずっと巻き続けるのも疲れそうだなー」と、心配な方は大きめのラウンドノブが付いているパワーハンドル(P)モデルもオススメです。

③ デジタルカウンターと船べりアラーム

MAX DLCにはデジタルカウンターという、どれくらい糸が出ているか液晶に表示される機能がついています。

糸が出ている量が分かれば、アタリがあった水深を知る目安にもなります。また、船べりアラーム機能が付いているため、回収時にタイラバが近づくとアラームで教えてくれるため、巻きすぎによるティップの破損を防止することもできます。

水深を教えてくれる以外でも、メモリの変化で巻取り速度が分かるので、一定リズムになっているかの確認にも役立ちます。

「MAX DLC」のスペック一覧
モデル 自重(g) ギア比 最大ライン巻取(cm) 最大ドラグ力(Kg) ラインキャパシティPEライン1.5号 ラインキャパシティPEライン2号 ボール/ローラーベアリング ハンドル長 メーカー希望本体価格

(税抜)

MAX DLC 220 5.8:1 60 5 200m 150m 5/1 105mm ¥14,800
MAX DLC P 218 5.8:1 60 5 200m 150m 5/1 60/70mm ¥14,800
MAX DLC-L 220 5.8:1 60 5 200m 150m 5/1 105mm ¥14,800
MAX DLC P-L 218 5.8:1 60 5 200m 150m 5/1 60/70mm ¥14,800
MAX DLC H 220 7.0:1 73 5 200m 150m 5/1 105mm ¥14,800
MAX DLC H-L 220 7.0:1 73 5 200m 150m 5/1 105mm ¥14,800
MAX DLC MHP 218 6.4:1 66 5 270m 200m 5/1 60/70mm ¥14,800
MAX DLC MHP-L 218 6.4:1 66 5 270m 200m 5/1 60/70mm ¥14,800

モデルのPはパワーハンドルモデル、Lはレフトハンドルモデル、Hはハイギアモデル。

MHPはPE2号-200m中深溝スプールを搭載したモデルです。

「MAX DLC/MAX DLC P/MAX DLC H」のラインキャパシティ
号数 0.6号 0.8号 1.0号 1.2号 1.5号 2.0号 3号
下巻きなし 500 400 300 250 200 150 100
下巻き 1/3 330 270 200 170 130 100 70
下巻き 1/2 250 200 150 130 100 80 50
「MAX DLC MHP」のラインキャパシティ
号数 0.6号 0.8号 1.0号 1.2号 1.5号 2.0号 3号
下巻きなし 500 400 330 270 200 130
下巻き 1/4 500 370 300 250 200 150 100
下巻き 1/2 330 250 200 160 130 100 65

アブガルシア公式「MAX DLC (マックス ディーエルシー)」詳細ページはこちら

ライン

ラインは0.8号の色付きのラインがオススメ。1号でも大丈夫ですが、太くなればなるほどタイラバが底に着くまでの時間が若干長くなります。

また、色付きは10mごとにラインの色が変わりますので、出ている糸の量の目安にもなります。

糸はドテラ流しなどで100m以上出す場合もあり、フグなどにかじられ途中で切れる場合があるため、250m以上リールに巻いておくことをオススメします。

PEラインの先には必ずフロロリーダーを1m-2m付けて下さい。リーダーは14~16lbあたりがオススメです。(MAX DLCは0.8号を250m以上巻けるのでラインキャパシティ的にも安心です。)

Berkley(バークレイ)からは「スーパーファイヤーラインカラード」というラインが出ています。

こちらは10m毎に色が変わる300m巻きのモデルがあります。「熱延伸加工」と呼ばれる糸の表面にコーティングがされているため、通常のラインより水切りがよく、着底が早いのが特徴。

また、加工により伸びにくく、フッキング率も高くなります。ラインは人と魚をつなぐ箇所ですので、是非こだわってほしいとポイントです。

バークレイ公式「スーパーファイヤーラインカラード」詳細ページはこちら

音でアピールするタイラバ「カチカチ玉」

使用したタイラバはアブガルシアの「カチカチ玉」。動画ではこちらのシークレットブラック100gで約2kgのタイをGETしました。

鉛素材で誰でも簡単に使える性能で、価格もお手頃と初めての方にもオススメのタイラバです。

カチカチ玉は他のタイラバとは異なる特徴を持たせていますので、タックルボックスの中に一つあると心強い存在です!

 

 

カチカチ玉はフック側にも小さい鉛の小玉が付いています。大玉と小玉がぶつかり合い「音でアピールする」という点が他のタイラバと異なります。

ラトルが入っているわけでなく、マダイが好むといわれている周波数を鉛同士がぶつかり合うことで発生させています。

「カチカチ玉」のカラーラインナップとスペック

ウエイト(g) 20 30 40 60 80 100 120 140
メーカー希望本体価格(税抜) ¥720 ¥720 ¥770 ¥820 ¥870 ¥970 ¥1,170 ¥1,270

 

ワームキーパー付きで味と匂いをプラス

カチカチ玉にはワームキーパーがセットされています。これにガルプ!を装着して、味と匂い効果をプラスするのもオススメです。

ガルプ!は「ガルプ!ソルトウォーター セブンズトレーラー 4インチ」「ガルプ!ソルトウォーター カブラトレーラー 4インチ」「ガルプ!ソルトウォーター イソメ太身 4インチ」などがオススメです。

 

つまり、タイラバの波動だけでなく、カチカチ玉の音、そしてガルプ!の味と匂いでもタイにアピール出来るのがカチカチ玉になります。

重さやカラーも様々ラインナップされていますので、ぜひ見てみてください。ボクは東京湾では「カニタコレッド」や「シークレットブラック」でよく釣果をあげています。

カチカチ玉の水中動画はこちら
@lurenewsr アブガルシアのタイラバ『カチカチ玉』#ルアーニュースR #ルアー釣り #lurenewsr #タイラバ #abugarcia #カチカチ玉 ♬ I Got Lines – Ellie Wyatt / Jussi-Pekka Nikula / Cayte Webber

 

秘密兵器は「Gulp! Alive Powder(ガルプ! アライブ パウダー)」

最後に秘密兵器!

ルアーは鉛やプラスチックで出来ているため生き物独特の表面のぬめり感を出すことが難しいです。より生き物感を出したい時はこれ!「Gulp! Alive Powder(ガルプ! アライブ パウダー)」(2022年8月販売予定)。

これを使えばネバネバのぬめりを持たせることができます!この通りねっとり!

アタリはあるのになかなか食い込んでこない、潮止まりでタイの活性が下がった、そんな時にぜひとも使ってほしいアイテムです。

困ったときの切り札にぜひ試してみてください。

使い方についてはこちらをチェック!
@lurenewsr Berkleyの『Gulp Alive』からシンフォミュラー登場!『ガルプアライブ パウダー』ポイントはリアルな魚のぬめりを再現⁉ #ルアーニュースR #ルアー釣り #lurenewsr #タイラバ #ガルプ #ガルプアライブ #abugarcia ♬ オリジナル楽曲 – LureNewsR

@lurenewsr 噂のガルプアライブの新フォーミュラー『ガルプ!アライブ!パウダー』を使ってみた!#ルアーニュースR #ルアー釣り #lurenewsr #タイラバ #ガルプ #ガルプアライブ #abugarcia #berkley ♬ オリジナル楽曲 – LureNewsR

以上が、今回ボクが使用しているタイラバのタックルのご紹介でした。

前回の記事ではタイラバのコツについてご紹介しています。ぜひそちらも併せてチェックしてみてください!

タイラバは釣り始めたての方でも楽しめる釣りです。これから釣りを始めた見たい方にぜひチャレンジしてみてください。

ピュア・フィッシング・ジャパン(PURE FISHING JAPAN)

アブ・ガルシア、バークレイをはじめ、ペン、サベージギア、プラノ、ハーディなど世界的に有名な各ルアーブランドの企画・製造・販売を行っている総合ルアーメーカー。取扱っているアイテムはリール、ロッド、ルアー、アパレルほか多岐に渡る。