ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

ハンター塩津が明かす! 低水温期の尺メバル狙い撃ち法【三陸・岩手エリア編】

寄稿:ハンター塩津
  • Twitter
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

塩津 紀彦 (ハンター塩津)(Norihiko Shiotsu) プロフィール

ホームフィールドは東北、北海道だが、大型ロックフィッシュを求めて全国を飛び回るロックフィッシュハンター。磯からモンスタークラスを狙う豪快なスタイルに「ハンター塩津」の愛称で多くのファンに親しまれている。茨城県出身、1977年生まれ

こんにちは、塩津 紀彦 です。
親潮(寒流)の影響やキンキンに冷えた雪解け水が海へと流れ込む3月~4月の三陸の海。
陸上では春の兆しをひしひしと感じる季節なのですが、海の中は大絶賛! 低水温低活性・低活性中!

今回はそんな岩手へ春を告げる魚「メバル」を狙いに行ってきました。

 

その釣行模様を撮影した動画はこちら!

【尺オーバー狙いの三陸メバリング!】

出典:YouTube「ハンター釣魂チャンネル」

今回の釣りの結果を先に言ってしまうと、極寒の中の釣りで、前半は厳しい展開でしたが、最終的には良型メバルをはじめ、けっこうな数のメバルを仕留めることができました!

今回釣れた最大限サイズ

ガイドのユウタ氏が釣りあげた20cm台後半のナイスサイズ

というわけで、今回は、私がこの低水温期に大型メバルを狙う際に実践している釣り方などについて、この釣行の模様と絡めつつご紹介したいと思います!

ハンター塩津式!  低水温期での尺メバル捕獲法
INDEX

低水温こそ尺メバル捕獲のチャンス!

今年の三陸の海は20数年ぶりと言われる強烈な冷水塊が居座り、海水温が2~3℃…。

時にはなんと1℃台にまで落ち込むエリアもあったほど記録的低水温となっております。

さすがにここまで海水温が下がってしまうと冷水に強い北のロックフィッシュ達と言えども活性が下がり、なかなか口を使ってくれません…。

しかし、越冬のため小型メバルがいなくなった浅場には、エサを取り合うライバルがいなくなるため、体力があり、寒さに強い大型メバルがフィーディング(食事)へと入ってきているため、数釣りは望めないものの大型が狙いやすいシーズンと言えます。

今回ガイドしてくれたユウタ氏がハイシーズンに仕留めた岩手県産・尺メバル

三陸の港風景

 

低活性の大型メバルにオススメなのがガルプ!ワーム

ただ寒さに強い大型メバルと言えど、さすがに、この季節はメバルの活性も低いというのが実情!

そんな中でバイトに持ち込むためには【視覚】や【振動覚】といった通常時のメバルが捕食活動に駆使している器官に付け加え、【嗅覚】【味覚】も重要なファクターになるため、臭いの拡散力の非常に強い「ガルプ!」素材のワームが力を発揮します。

それではこれを踏まえて低水温期の大型メバル狙いの定番ワームをご紹介します。

尺メバル狙いの定番ワーム①
ガルプ!パルスワーム3.2インチ

ガルプ!パルスワーム3.2インチはメバル用としてはボリュームがあるため敬遠されがちですが、低水温期の大型メバルは少ない体力消費で大きなエネルギーを摂取しようとするため、通常時よりも大きめのベイトへの反応が良くなるため、逆にこのボリューム感がベスト。
ハゼ系ベストや小魚系のベイトがメインベイトになっている時に特に出番が多くなります。

尺メバル狙いの定番ワーム②
ガルプ!サンドワーム2インチ

低水温期のメバルは活性が低く素早く動くベイトに対応しきれないことがあります。
そんな低活性のメバルが捕食しているエサと言えばズバリ! 動きの遅いムシエサ(ゴカイ系のムシエサ)です。

サンドワーム2インチは千切れたムシエサをイメージして使用しますので、アクションはデッドスローのストレートリトリーブ(ただ巻き)が◎。
何をやっても口を使ってくれない時の最後の手段的場面で活躍してくれます。

尺メバル狙いの定番ワーム③
ガルプ!クラビー2インチ

三陸の海が春めいて来るこの季節は、ミミイカと呼ばれる小さなイカが接岸するようになります。そんな状況でオススメなのがクラビー!
クラビーは甲殻類のようなフォルムなので、甲殻パターンとして海草の中などをテキサスリグで探ったりする時にも使用しますが、このミミイカが入ってきた時にはシンカーウェイトを軽くしフワフワ漂うミミイカを模して使用すると爆発的な威力を発揮する時があるワームです。

尺メバル狙いの定番ワーム④
ガルプ!ミノー2インチ

春の三陸のベイトと言えばやはり外せないのが鮭の稚魚。
川から下ってきた鮭稚魚は湾内の港のまわりなど潮流の緩い場所へたまります。
この鮭稚魚をメインベイトにしたメバルを狙うにはガルプ!ミノー2インチがベストマッチ!
ジグヘッドリグでトリッキーにチョンチョン誘いを入れて喰わせのカーブフォール…まさに弱った鮭稚魚。
常夜灯周りでベイトを見かけたら迷わず投入したいワームです。

 

狙うべきポイントについて

続いて狙うべきポイントについてご紹介!

①堤防の先端付近(船道)

港の中で最も水深が深く潮通しの良い場所と言えば、やはり堤防先端。
言わずと知れた1級ポイントですが、この季節のメバルでも大型を狙うならば外せないポイントです。
特に数が釣れない時は大型が単発で入っていることが多いので要注意です。

②常夜灯周り

春先の三陸の海は非常にベイトの種類も量も少ないため光源に集まるムシエサ(ゴカイ系)、ミミイカ、鮭稚魚などはメバルの貴重なベイトになってます。
常夜灯がある場所は比較的港でも内側の潮の緩い所が多いためハイシーズンは小物の数釣り場所となる場合が多いですが、低水温期は意外な大物が入っていることもあるのでチェックしてみましょう。

外洋が時化ているときは港内でも思わぬ大物が釣れることも

 

③テトラ周り

ロックフィッシュのマンション的住み家となっているテトラ周り。
類に漏れずメバル釣りでも好ポイントとなっております。
しかし夜間は足場も悪く滑りやすく危険なので、直接登らず、堤防から狙うことをオススメします。

④スロープ周り

漁港内のスロープは地形変化に富んだ好ポイント。
スロープは水深がなだらかに変化しているためベイトが非常に豊富。
干潮時は水深が浅くなりすぎて魚が抜けてしまうことが多いので、満潮時に狙いたいポイントです。
ただし漁師さんの漁具や船の係留ロープなどがあることが多いので、そういった所には立ち入らない&キャストしないようにしてください。

⑤堤防の曲がり角

堤防の曲がり角などの地形変化は潮通しが良かったり、ベイトを追い込みやすい地形だったり、身を隠しやすい場所であったりと、メバルの好ポイントとなっております。
また、堤防の曲がり角付近は海中でも大きく地形変化していたりすることも多いので、岸際の変化を狙うだけではなく、少し沖の地形変化も合わせて探ってみましょう。

 

 

使用リグ&タックルセッティングについて

今回使用したタックルは2タックル。それぞれのセッティングなどをご紹介!

ヘビーキャロライナリグについて

ヘビーキャロライナリグについて

三陸界隈の港はキャストすると水深が10mを超える場所も少なくなく、場所によっては水深20mを狙うケースもあるためスモールワームをスローに操るためにヘビーキャロライナリグを使用することがあります。
また、水深のある磯や遠投が必要なポイントを攻略するのにもヘビーキャロライナリグは有効です。

ヘビーキャロライナリグ・タックルセッティングについて

ロッド: エラディケーターロックスイーパー アルティスタ ERSS-811 MH【アブガルシア】
リール: ゼノン 3000MSH【アブガルシア】
・シンカー: スイベルシンカー21gグラム【アブガルシア】
・ライン:PEライン1.2号
・リーダー:フロロカーボンライン16Lb
・リーダー先糸:フロロカーボンライン8Lb

ヘビーキャロライナリグで使用したロッドについて
アブガルシア エラディケーターロックスイーパー アルティスタ ERSS-811 MH

今回ヘビーキャロライナリグに使用していた エラディケーターロックスイーパー アルティスタ ERSS-811 MH【アブガルシア】ですが、本来はメバル専用と言うよりはロックフィッシュ全般に使用するパワーのあるモデルになります。
三陸のメバル釣りのゲストとしてヒットするクロソイ、ベッコウゾイ、アイナメと言った50センチを超えるような不意の大型ロックフィッシュに対しても力負けせず、一方でライトリグも操れる繊細さまで兼ね備え、
堤防まわりの釣りだけではなく、ガチンコな磯でも使える汎用性の高いモデルです。

製品名 継数 全長(ft/cm) 仕舞(cm) 自重(g) 先径(mm) ルアー(g) リーダー(lb) P(号) パワー テーパー/アクション 製法 使用材料 本体価格
ERSS-811MH 2 8’11″/271.8 139.6 187 2 10~28 8~24 1~2 MH(ミディアムヘビー) ファースト TAF カーボン100% ¥47,000

こんなクロソイが来ることも珍しくないのでタックルは強めのセッティングで!

 

ジグヘッド&ライトテキサスについて

ジグヘッドリグについて

この季節の三陸界隈では水深のあるエリアのボトムに魚が沈んでいる事が多いため2~5gのジグヘッドを多用します。
活性が悪いときや水深が浅めの時は軽く、逆に高活性時や深いエリアを探る時には重めのジグヘッドをチョイスします。

ライトテキサスリグ(シンカーウェイト2~12グラム)について

冬場は特に海草やテトラ等のストラクチャーにメバルがタイトについているため、フックがむき出しになっているジグヘッドリグでは根掛かりをかわし切れないポイントの攻略を余儀なくされます。
そこでそんなポイントを攻略するために、根掛かり回避性能に優れたライトテキサスリグの登場になります。
海草のジャングルに潜むメバルやテトラの穴の奥の奥に身を隠すメバルなど攻略が難しいエリアになればなるほどプレッシャー知らずの大型個体が居ることが多いので尺オーバー狙いには是非ライトテキサスリグも使いこなしてみましょう。

ジグヘッド&ライトテキサス用タックル・セッティング

・ロッド:ソルティーステージ プロトタイプ メバル XMBS-832LT【アブガルシア】
・リール:ゼノン 2500S【アブガルシア】
・ライン:PEライン0.8号
・リーダー:フロロカーボンライン8Lb

ソルティーステージ プロトタイプ メバル XMBS-832LT【アブガルシア】

8フィートオーバーのメバル用パワーロッドとは思えない軽さと感度。
フロートリグからジグヘッド、ライトテキサスとリグを選ばない万能タイプであり、堤防の釣りだけではなく磯やゴロタ浜での釣りにも広く使えるモデルです。

スタイル種類 アイテム 予定発売時期 税別価格 継数 自重 g パワー テーパー レングス 仕舞寸法 ルアーウエイト PE Line wt リーダーライン Carbon
ft cm cm Max(g) Max(号) (lb)
メバル XMBS-832LT 2022年1月 ¥29,000 2 85 L ファースト 8’3″ 251.5 129 0.5 ~ 15.0 0.1 ~ 0.5 2~8 100

ハイシーズンに向けて

これから水温が上昇しハイシーズンへと突入していく三陸メバル。
メバル不毛の地として有名だった岩手県北三陸も地球温暖化の影響なのか近年では尺オーバーが狙って釣れるようになってきております。今年は是非大物狙いに照準を絞ったメバル釣りにチャレンジしてみて下さい♪

ハイシーズンになるとコンディション最高の尺オーバーが狙えます