春エギング開幕! 山田ヒロヒトが明かす! 4号エギの出しドコロとは?【沖縄レッドモンスター情報もアリ】
山田ヒロヒト (hirohito yamada) プロフィール
3月といえば、そろそろ春イカシーズンも開幕! モンスターが顔を出す季節です。皆さんの釣行結果、釣行計画はどうでしょうか?
私の方は、コロナ感染から、完全に体調も回復し抗体もできたであろうといったところで、ボチボチ釣行を開始しています。
まずは、この時期、恒例の「沖縄レッドモンスター」釣行へ!
まずは沖縄でのレッドモンスター狙いからスタート!
ホントは毎年恒例となりつつあるキャプテンズオキナワ主催のディープエジングカップに参加しようと思っていたのですが、今年は残念ながら中止…。
そこで、今回はオンラインサロンメンバーとの沖縄レッドモンスター合宿を、本島の遊漁船「キャプテンズ オキナワ」に協力頂き、少人数ながらなんとか開催することができました。
キャプテンズ オキナワ
〒905-0213 沖縄県国頭郡本部町谷茶437-12番地
携帯:090-9073-6405今回の合宿の目的は、日本全国から集まったメンバーにレッドモンスターを見てもらうことと、沖縄の良さを知ってもらうこと。
今年は沖縄のレッドがかなり厳しい状況だということだったので、釣行前は釣果が心配だったのですが、結果的には問題なし!
サロンメンバーはショアのエギングとは比べ物にならないパワフルな釣りに悪戦苦闘しながらも、渋い中でも全員安打!
レッドが初めての方もいたのですが、素晴らしい結果となりました。
沖縄の海は渋いって言ってたよねーw
終始、船上は大にぎわいで、直接、私が指導したりアドバイスしたりもでき、とても有意義な時間を過ごすことができました!
企画して良かったと心底思えました。
ちなみに副船長は、三線もひけます!
また夜は、沖縄らしい雰囲気の居酒屋さん「呑家 のんかぁ~」で、沖縄の美味しい食事を堪能!
ちなみに最終日は、ハイサイ探偵団のメンバーと久々に楽しみました。
ジャーバーボンズ(沖縄出身4人組J-POPバンド)の大湾くんも急遽参加! もう凄いメンバーで連日釣行していきました!
YouTubeチャンネル「ハイサイ探偵団」はこちら
沖縄の模様は、全部言えないので、別で書くことにします
いやーほんとに沖縄は、スゴいエリアでした!
ショアエギングも活気づいてきました!
さて、ショアの方に目を向けると、こちらも一気に春めいてきてきました。
ちょうど月夜ということもあり、私自身いい釣果が出ているほか、各地からナイトのモンスター情報が入ってきております。
というわけで、今回は、春イカにも役立つエギのサイズについて、私の見解をお話したいと思います。
春イカとエギのサイズの関係ついて
私は「マッチザシチュエーション」を重視
よくエギのサイズはイカのサイズに合わせて変える! という方がおられるのですが、私は20年前から全く別な考え方を持っています。
昔から私の記事をご覧の方はご存知かと思いますが、「マッチ・ザ・シチュエーション」といった言葉を作りました。
どういうことか? というと…。
エギのサイズや重さはイカの大きさで選ぶのではなく、釣りをする水深や流れ、風などシチュエーションにあったモノを選ぶことが大切だということです。
元々「マッチザシチュエーション」という言葉は、秋の新子サイズを釣る時に、「エギのサイズをどんどん落としていくことでシチュエーションに合わずに釣れなくなる個体がでてくる」ことからできた言葉なのですが、春イカではあまり当てはまらないと考えてはいないでしょうか?
では、春イカにおける”マッチ・ザ・シチュエーション”とは? について考察したいと思います。
具体的には、4号以上のエギは効果があるのか? 4号エギの使いドコロはドコなのか? について、話してみましょう。
1キロ以上になる春イカに対しては、3.5号の大きさから4号に変えたところで、警戒心が強くなるとは考えづらい
まず、エギのサイズを大きくするってことは、イカの警戒心が強くなってエギを抱かなくなると考えている方も多いでしょう。
ただ、エギのサイズアップでイカが警戒するのは、あくまで、秋イカのサイズのような個体に、自分が襲われるかもしれない大きさのエギを見せることで警戒心が生まれるのです。
一方、1キロ以上になる春イカに対しては、3.5号から4号に変えたところで、警戒心が大きくなるとは考えづらいと思っています。
アオリイカはある程度の大きさに成長すると、外敵というものが少なくなり、無敵状態になっていくことが予想されます。
天敵といえば、何十キロにもなるヒラマサやサメ、カンパチなど、自分の体よりも、かなり大きな個体でしょうから、エギに対しては、全く恐れる必要などなく、逆に餌として考えるレベルにしかならないでしょう。
大型エギを使った方が春イカは釣れるのか? とは単純にはいかない
ならば、大型のエギを投げた方が絶対釣れるのでは? と考えるかもしれませんが、それはそれで極論すぎます。
というのも、私はアピール力や水中での存在感においては、シルエットが大きなモノがイイと考えていますが、アオリイカのやる気や捕食スイッチにおいては、大きさよりもエギの動きの方が影響があると考えています。
そして警戒心においても、動きの方が影響があると考えます。
動きというと、シャクった時のエギの初速や、リアクション、ライブリーロールのようなまったりしたもの、フォール速度など、いろいろとあります。
特に産卵期のアオリイカは、フォール速度に過敏ですので注意が必要です。
速い動きを嫌がるなんてことも多々あるわけですが、捕食を考えるとクイックなアクションに反応する場合もあります。
4号エギは春イカに効果的なのか?への回答
さて最終的に、4号エギは春イカに効果的なのか?への回答ですが…。
答えは、アピールの面では確実に春イカには効果的です(もちろん秋イカにも見せるエギとして効果的です)。
そして3.5号から4号に変えたからといって、春イカの警戒心が高まることはないというのが私の答えです。
付け加えると、サイズよりも、エギの動き、スピードがイカの反応や抱く抱かないに大きく影響があるということです。
なおエギの速度について補足しておくと大きなエギを早く動かすには力も必要です。
沖縄のレッドモンスターを狙っていて、いつも思うことなのですが、大きいエギほど早く動かすことができないのです。
なので、大型エギをクイックに動かしたい場合は、硬めのロッドの選択も考える必要があります。
また春イカでも速く動かしいたい時などはエギのサイズを落とすことがいい場合もあるので、シチュエーションに合わせてエギのローテーションを考えて攻略していくことが重要です。これが春イカにおけるマッチ・ザ・シチュエーションです。
私が、4号を多用するシチュエーションは?
ここからは私が、4号を多用するシチュエーションを説明しましょう。
まず私が4号エギを多用するシチュエーションとして挙げたいのが「ナイト」です。
夜はできるだけシルエットを大きくしようと常に考えていますので、ナイトは4号を多用します。
カラーも大切ですが、アピールを考えると夜光で、さらに目立たせることが変化点としては効果があります。
そして、私がテクニックとして大切にしている「見せるエギ」としての使用です。
過去の連載でも記載していますが、当然4号は、重量も重く、飛距離がでますので、フォローでキャストしていくことで自分の攻略する範囲を広げてくれます。
そして、4号エギは、ステイに求めたように水押しの強さがあります。実際、大型のエギはシャクった時に水中で水を押す力がすごく大きく目立ちます。
というわけで、ローテーションの中に、4号エギは必ず入ってきます!
3号エギ | 3.5号エギ | 4号エギ | |
飛距離 | 小 | 中 | 大 |
アピール力 | 小 | 中 | 大 |
クイックネス | 大 | 中 | 小 |
最後に、潮を探すために4号エギを用いることがあります。
流れをより感じ取りたい、いい流れを探したい、という時に、流れの弱いエリアでは抵抗の大きな4号エギはとても使いやすく、状況を感じ取りやすくなります。
潮の動きが感じ取れないエリアで潮を探してキャストしていく場合に4号エギは便利ですし、弱い流れをもっと強い流れとして感じとるためにも、4号エギを使うのは非常に有効な手段です。
品名 | 全長 | 継数 | 仕舞 | 自重 | 先径 | 元径 | エギ(号) | ライン(号) | カーボン | 価格(¥) |
RT 82MH | 2.49 | 2 | 128cm | 87g | 1.4mm | 10.9mm | 3.0-4.5 | 0.5-1.2 | 99% | 85000 |
2022年4月に登場する「エメラルダス・ピーク4号」について
もうそろそろ、エメラルダス・ピークの4号が発売されます。
昨年2021年に3.5号が発売されましたが、3.5号の釣れ方を見ていても、ピークには何か開発で狙ってきた以上の要素が含まれているように感じます。
その3.5号の良さをそのまま盛り込んだ4号が、この春、登場します。
先日の沖縄釣行の際にも使用しましたが、4号の釣れっぷりたるや、素晴らしいものがあり、ただの4号ではないよね! と、誰しもが実感してくれると思います。
品名 | ウエイト (g) |
沈下速度 | 色数 | 本体価格(円) |
エメラルダスピーク3.0号、同RV(ラトルバージョン)3号 | 14.5 | 4.25秒/m | 15 | 1050 |
エメラルダスピーク3.5号、同RV(ラトルバージョン)3.5号 | 19.5 | 3.75秒/m | 15 | 1050 |
エメラルダスピーク4.0号、同RV(ラトルバージョン)4.0号 | 23.5 | 3.75秒/m | 15 | 1150 |
カラーはピークのノンラトル、RV(ラトルバージョン)で、各15色あり!
カラーは3.5号と同じラインナップで、ノーマル15色、RV(ラトルバージョン)15色と、全部で30色ありますので、自分好みのカラーセレクトを楽しんでください。
山田ヒロヒト的・ピーク4号溺愛カラー5選
ちなみに、私が選ぶカラー5選はこれです!
ここまでピークがいろんな方面で活躍してくれていて、、私自身、本当に作ってよかったと思っています。
皆さんからのピーク4号でのSNSの釣果報告を楽しみにしています
さて、今年の春はどういったドラマを見せてくれるのか!? 春イカ楽しんでいくとしましょう。
毎月20日 配信!
過去の連載記事はこちら
エギングに関する色んなテクについては、YouTubeチャンネル「ヤマラッピちゃんねる」でもガンガン紹介しているので、チェックしてもらえるとウレシイです!
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