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【複数のパーツが不規則な波動を演出】東京湾アイランドクルーズ船長”遠藤正明”に聞いた「チニングゲームでドライブホッグSWが釣れる理由」

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河口やサーフに港湾部など…。

都市に隣接しているフィールドも多く、手軽に楽しめるルアージャンルの1つ「チニング」。ここ近年、関西はモチロン東京湾や浜名湖といった関東方面でもカナリ盛り上がってきている印象! 各メーカーからも専用ルアーが色々輩出され、種類がますます豊富になってきていますが、最近SWルアー開発に力を入れている「O.S.P」からもチニングで使うと、まあヤバそうなNEWルアーが登場予定。バスフィッシングではド定番のあのワームをSW仕様にした物です。

 

ドライブホッグSW【O.S.P】

2022年4月下旬登場予定

 

バサーならご存知の方が大半。

ド定番ワーム”ドライブホッグ2.5in”をSW仕様に仕上げたNEWアイテム「ドライブホッグSW」を今回は紹介! 対ハイプレッシャーフィールドのバス用ワームとして開発されてから、多くのアングラーから広く親しまれることになり、小さなシルエットのボディに動きを追求した、異なる形状のパーツが複数搭載されていることで、ライブリーアクションと力強い水押しを両立。

この不規則な動きに高反応を示す魚種はバスだけにとどまらず、東京湾アイランドクルーズの船長「遠藤正明」さんが、チニングゲームのフリーリグで多用していたということをキッカケに、さらなる釣果とチニングで使いやすいように、O.S.Pはソルトの使用を前提としたSWモデルを開発。2022年4月下旬、遂にリリースとなります…。

 

これからは、バサーに限らずSWルアーマンにも”ドライブホッグ2.5in”というワームの魅力が広まっていくと思いますので、発売される前にワームの特長などをもっと知ってもらおうと、つい先日「遠藤正明」さん直接本人に「ドライブホッグSW」の魅力や使い方など…、色々教えていただくことに。今回はその伺った内容をこれから順番に紹介させていただきますので、ぜひ手に取っていただく前にワームの性能をより知っていただければと思います!

遠藤 正明(Masaaki Endo) プロフィール

「アイランドクルーズFC」の船長として日々ガイド業を営んでいる。 ビッグシーバスに対してルドラが有効なことに一早く着目し、シーバスにおけるルドラブームの火付け役となった。T.S.C.R(東京湾シーバスチャレンジ)ではルドラを駆使し、08年第3戦優勝、09年第3戦準優勝と強さを発揮。 シーバスのみならず、アイ・ウェーバーでの尺メバル釣法を始めとしたボートでの、ソルトルアーフィッシング全般に精通した定評高いプロガイド。

 

開発秘話について

では、早速伺った内容を紹介させていただきます。

まずは開発秘話について。「ドライブホッグSW」が誕生した理由というのは、前途したように、遠藤正明さんがバス用のドライブホッグ2.5inをチニングで使用していたことが始まり。とにかくチヌやキビレからの反応が凄かったそうで、遠藤正明さんがO.S.PにSW仕様で出してほしいと提案。「どうしても欲しい」、「チニングでは必要」という熱い思いが伝わったことで製品化が決定。

 

それにしても、チヌやクロダイがどうしてそんなにバイトしてくるのか? と記者自身も疑問に感じていたので、そちらに関しても伺ってみると、「細いシルエットと、カーリーテールとフラスカートがリトリーブで艶めかしく動いてくれる」から釣れるのではないかとコメント。

また、素材に関してもバス用より硬めに設定されていて「ドライブクローSW」と同様のマテリアルが採用されているので、歯の鋭いチヌやキビレを数回釣ってもバス用よりもワームの持ちが良いとおっしゃられていました。

 

使い方について

続いて、使い方についても伺いました。

「遠藤正明」さんが「ドライブホッグSW」をフリーリグで使用しているということについては述べましたが、もう少し踏み込んだ内容を伺ってみることに。そもそもチニングを行う際、「ドライブホッグSW」と「ドライブクローSW」( 2in/ 3in)を使い分けているそうです。

O.S.P公式「ドライブクローSW」詳細ページはこちら

 

ドライブホッグSWはパイロットルアーとして使用

具体的な使い分けについてですが、まず「ドライブホッグSW」は、フィールドコンディションや活性の高い低い問わず、幅広い状況に対応してくれて安定した釣果を生み出してくれるパイロットルアー的存在。

リフト&フォールであったりボトム付近をスイミングさせるなど。アングラーが行いたいアクションをマルチに、そして多彩に演出してくれるとのこと。小柄にも関わらずボリューム感の演出と、存在をぼやかせてくれるフラスカート。

 

そして、シッカリ水を掴むパドルとスローな誘いでも繊細に反応してくれるカーリーテール、それらと連動して動いてくれる各パーツが、シッカリとターゲットに対してアピールしてくれるという風におっしゃられていました。

パドル

 

カーリーテール

 

一発大型狙いやタフな状況などでドライブクローSWの各モデルを使い分ける

因みに「ドライブクローSW」(3in)は数あるワームの中でも強アピールという位置づけであり、アピール力のある物に対して反応が良い時に出番が多いそうです。結果的に大型がバイトしてくれることが多く、渋い状況下の一発狙いなどでも実績が高いとのこと。一方、「ドライブクローSW」(2in)は「ドライブホッグSW」で反応が悪い時に、シルエットを小さくするという目的で投入。ステイを長くしたりスローで巻き続けたりしながら攻めているという風におっしゃられていました。

 

遠藤正明さん推奨! 使用タックル(フリーリグ)

シンカー:7〜17gタングステンフリリグシンカー

フック:ワームサイズに合わせてオフセットフック2番〜1番

ロッド:チニング用7.6ft

リール:ダイワセルテートLT4000

ライン:PE 1.2号

リーダー:フロロカーボン12〜16lb

 

オススメカラー&全カラーラインナップ

オススメカラーに関しても伺ってみました。

基本、チニングではナチュラル系やダーク系がカナリ効果的で、具体的なカラー名でいうと「W070 グリーンパンプキンペッパーSW」を使用することが多いとのこと。また、ロックフィッシュも「ドライブホッグSW」で良く釣れるそうで、そういった釣りでは逆に明るい派手目なカラーを使用。

さて、そんな「ドライブホッグSW」のカラーラインナップは全6色展開! フィールドによっても効果的なカラーが違ってくると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

W067 ライムチャートSW

 

W070 グリーンパンプキンペッパーSW

 

W071 エビミソSW

 

W072 牡蠣瀬クロー

 

W073 ハゼJAPAN

 

W074グリパンゴールド

 

最後、遠藤正明さんに初めて使う方へのアドバイスをお願いしてみました。

釣るための細かいコダワリが沢山詰まっているけど、定番サイズでオーソドックスなシルエットをしているので、誰もが使いやすいワームだと思います。何買おうか迷ったらぜひ試してみて。

 

全国的にもチニングが面白くなってくる4月下旬リリース予定の「ドライブホッグSW」。ぜひお近くのフィールドで投入してイイ釣りをしてみてくださいね!

 

スペック詳細

Length Count Color メーカー希望本体価格
2.5in 5 6 780円

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。