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アンサージギングPE×8のコダワリを聞いた

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GOSENのSW専用新シリーズ「ANSWER(アンサー)」。

現在、ジギングとエギング用のPEラインが発売されることが決まっており、今後も幅広くソルトウォーターフィッシングの各ジャンルに特化したアイテムがリリースされていく予定!

今回は「アンサージギングPE×8」について。

アンサージギングPE×8

その名の通り、ジギング専用8ブレイドのPEライン。

まず全体的な特徴として挙げられるのは2つの技術。

MPX製法とHDX製法。

MPX製法とは、簡単にいうと原糸を高密度で組み上げる製法、そしてそれを正しく組むHDX製法があると。大まかにいえば、原糸が高密度で正しく組まれているのが特徴です。

原糸を密に、正確に組む

ここからは、ゴーセンのスタッフさんにお電話でお話を伺ったこと。

では高密度に正しく組むと何が良いか。これに関しては、摩擦や瞬間的な負荷によってラインが切れることを軽減するそうです。

もともとPEの原糸は伸びにくい。ゆえに感度も高いのですが、ピンピンに張っているものをさらに張れば、パツンと切れてしまいます。そのために組み糸とする。組み糸として1本のラインとなると、原糸1本1本は組んでいる分の伸縮性が生まれ、負荷に対する余裕があり切れにくくなる。

原糸自体の伸縮性は変わらないのだけれど、それをMPX製法で密に組み上げることで、構造として伸縮性が生まれるという感じ。

とはいえ、じゃあもっと組みを密にすれば切れないんじゃないか…と思うのですが、そうすると今度は強力が落ちてしまうのだそうです。つまりは、〝超絶妙な密〟具合で、感度を損なわずに瞬間的な負荷にも強い仕上がりとなっています。

また、「正確に組む」HDX製法も非常に重要な要素で、密に組まれた原糸でも、正しく組まれていなければなりません。

正しく組まれることで、擦れなどに対しても、原糸1本から切れて破綻するということがなくしっかりまとまって対摩耗性も高いラインとなるそうです。

1人1人が強くても、チームワークがバラバラなら勝てない…みたいな!?なんだかスポーツみたいです(笑)。

とにもかくにも、原糸1本1本がバランスよく密で正しく組まれることで、非常に信頼のおけるラインとなっているのです。

加えて、正しく組まれているというのはPEラインの色落ちもしにくいことにもつながるそうです。正しく組まれるからこそ、PEを色付けする樹脂がムラなく浸透し、だからこそ初期の色が長持ちするのだそうです。

これはアンサージギングPE×8においても大きな武器。レンジ把握が大事な要素となることが多いジギングにおいて、ラインマーカーの色が長持ちするというのはアドバンテージ。

そうした特質を持つ上で、このアンサージギングPE×8は配色パターンにも気配りがなされています。

アンサージギングPE×8の配色パターンというのは、どんな人が見ても見やすいカラーリングを採用しているのだそうです。実はわれわれ日本人は、人によって結構見えている色が違うそうなのです。

アンサージギングPE×8の配色パターンは、単純な色だけでなく色と色の変わり目や、隣合う色のコントラストというかバランスというか、そういったものを研究して配色しているのだそうです。

こればかりは、まだ発売前のアンサージギングPE×8ですから、早く使って試してみたいですよね。

号数ごとに最適なバランス

また、ジギングといっても、スーパーライトからガチなジギングなどなど、ジャンルによって求められる性能が異なってきます。

そのため、号数ごとに素材や加工を調整しているのです。これは国内自社工場を持つゴーセンらしさ。

同じ製品なのに号数ごとに微調整をするのは、本来なら時間もコストもかかること。そこを妥協せずに、スピーディーに世にだしていけるのがゴーセンのアイデンティティーともいえます。

そして価格。そうしたクオリティでありながら、自社生産の強みを生かし、なかなかにリーズナブルに購入できるようです(オープン価格)。

発売は2022年4月を予定。新シリーズ「アンサー」、そのクオリティを体感してみてはいかがでしょうか。

GOSEN公式アンサージギングPE×8詳細ページはこちら

ゴーセン(GOSEN)

1953年設立、大阪府大阪市中央区に本社を置く繊維ブランド。フィッシングラインの開発から始まり、その後テニスやバドミントンのガットなどを手掛け、現在は世界的に注目されているブランド。 すべての製造工程を自社内でトータルに手掛け、「細くて強い糸」の実現に向け、日々研究開発を重ねている。