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今江克隆のルアーニュースクラブR「大注目!ロッド特報と革命的な新ガイド・ZIGZAGガイドの秘密を紹介」の巻 第1084回

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今週は、大阪で過去最高感染者数を記録した新型コロナ第六波で、やはりまだまだリアルなフィッシングショー開催は厳しいというのが今の現実だと痛感することになった……。

とはいえ、今週からは本来はフィッシングショーウィークということで、エバーグリーンのバスロッド、2022年「カレイド」シリーズ新機種の詳細な機種スペック、そのリリース情報、リリース時期、そして価格設定を数回に分けてお届けしよう。

第一回の今週は、大注目の特報です。

大人気機種の限定モデルが登場!

日本のみならず、海外でも絶大な人気を誇る「カレイド」の代表機種「スーパースタリオンGT2RS /C-71MH」。

このたび、海外から目玉が飛び出るほどの大量特注オーダーが入り、その生産機会に特別に日本国内でも海外限定モデルの受注を開始することが決まりました。

今回特別生産が決まったのは、2年前のフィッシングショーで参考展示した「スーパースタリオンRS-AURORA」、大口径少数設置の「LNガイド」が特徴の「GT2RS」とはガイドセッティングから違うカリカリの今江克隆試合用限定セッティングの「スーパースタリオン」。

セッティング内容の詳細は、1月21日、「エバーグリーン公式特設WEBサイト」で公開されるので、そちらを参考にしてほしいが、現行の「スーパースタリオンGT2RS」に比べ格段に軽量化され、ガイドセッティング、フォアレスグリップ化の大幅変更で強烈にシャープ&高感度にリセットされている。

TOP50最終戦で試合を決めたのは「スーパースタリオンGT2RS」だった。このロッドの世界的人気は驚くべきものがある

スーパースタリオンRS-AURORA/C-71MH

このフィッシングショー参考出品だった「スーパースタリオンRS-AURORA/C-71MH」が海外アングラーの目に留まり、昨年から海外限定での特別生産を検討していたものが正式に確定した。

ただ、限定生産ながらその受注数が、現在日本のバス市場スケールでは考えられない数量で、受注開始は1月28日にも関らず、受注数全量生産完了後のリリースは「2022年年末頃」になるという、これまた唖然ボーゼンの超絶長納期……。

海外輸出は、運送経費的にも分納できないうえ、海外からの全数特別オーダーなのでルール上、国内で先行販売することもできない。

まるで今のご時勢でランクル300か人気ドイツ車でも買うぐらいの気長な話ですが、これが最初で最後の特別限定生産モデルなのでほしい方はこの機会を見逃さないようにしてください。

ちなみに価格は国内販売でも10万円を超えるかも……と聞いていますので、28日の公式発表をご覧ください。

海外では、さらに輸送費と関税が付くので、さらにトンデモ価格で流通するようです。

海外の「カレイド」ファンって、超絶金持ちなんですね……なんでそんなに人気なのか意味不明ですけど……。

2019年のショーで参考展示された幻の今江克隆・究極のカリカリ仕様「スーパースタリオンRS」。このカリカリの特別仕様が海外で高く評価された。2022年1月28日より国内分の特別限定受注が開始される

革命的スピニングロッド「インクレディブルセンサー」

次に2022年のエバーグリーン「カレイド」のビッグニュースは、ようやく2年の品質安定検査、および供給問題の検討期間を経て公式発表が決まった「EverGreen&G-Nius 技術協力スピニングシリーズ」の今季夏前リリース確定の情報だ。

正式名称は「incredible sensor DELGESU(デルジェス)63UL」と「incredible sensor Guarnerius(ガルネリアス)63L」の2本のスピニングである。

この2本は先週も書いた通り、長らくスピニングロッドの迷宮をさまよっていた自分にとって、2022年最高の戦闘能力アップに貢献してくれる決定打になると思っている。

スピニングロッドの迷宮に迷い込んでいた自分にとって、同じTOP50シリーズで長年自分の釣りスタイルを間近で見てくれていた青木哲プロが、自分のスタイルに合わせて作ってくれたスピニングロッドは、かつての名竿「エアリアル」を手にした時に感じた迷いのないフィット感をこの2年で結果として体感することができた。

2021年はスピニングロッドの迷宮からやっと確固たる自分の道筋に気付けた年だった。TOP50シリーズで自分の釣りを間近で見てきた青木氏からのアドバイス は大きかったと思う

ただ、エバーグリーンのロッドの「永年耐久性」や「リフト強度」、「ティップの反り」等に対する製品品質検定基準はとても厳しく、それゆえに20年以上使っても現役で使い続けられる品質耐久性の確かさがあるだけに、G-niusがエバーグリーンの製造技術審査をクリアするのに2年以上かかったというのが、裏話である。

2018年の年末から青木工房での「カレイド」スピングシリーズの試作は始まっていたが、実現には3年以上の時間が掛かった

まぁ、自分も怪しげ?で小さな一釣具屋の偏屈オジサンが個人で作り続けているロッドを簡単に信用するわけもないので、当然ではあるが、結果的に三原直之プロがあれだけ気に入っているスピニングロッドは、自分が3年使ってみても信頼に値するモノに間違いはなかった。

ハンドメイド、ワンオフゆえに過激な構造で、最初はポキポキポッキーと散々折りまくったが、そのフィーリングには折れても使いたい魅力と性能、そして圧倒的な感度が確実にあった。

それを犠牲にせず、この2年で改善した青木氏の努力が、今回のダブルネーム・スピニング機種のリリースに繋がったといえるだろう。

「デリジェス」と「ガルネリアス」は、これだけのプロトタイプを3年テストし続けて、ようやくエバーグリーン基準に合格。性能とフィーリングを変えず、 耐久性と品質向上を果たしている

感度は?飛距離は? 大注目「ZIGZAG(ジグザグ)ガイド」の秘密に迫る!

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