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今更聞けない「ビフテキ」になぜ「ビーンズ」シンカーがよいのか?佐々木俊に聞いてみた!

寄稿:佐々木 俊
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某宮崎監督の、某アニメ映画「〇〇の城〇ピュタ」に登場する、王室の血を引いた敵役・ム〇カ。その「ム〇カの声に似ている」と、最近友人から指摘されて笑われているらしいのが、ロックフィッシャー・佐々木俊さん。2021年もお世話になりました!

佐々木さんが「コレにはホントお世話になっていますね」と見せてくれたのが飛行石……じゃなかった。ジャングルジムのビーンズシンカー

ビーンズ。もはや言わずとしれたド定番。

佐々木俊とビフテキとなればビーンズシンカーの存在は欠かせない。

以前にご一緒したアイナメ釣行でも大活躍! タフな状況ながらも次々とアイナメをキャッチしてくれたのです。

ビーンズのイイところ、今さら聞いてみた

けれど…。けれどだ。では、ほかのシンカーじゃダメなのか? いっぱいあるじゃあないか。

ホントはヨイショしているだけじゃないか?

青二才め、本性をあらわしおったな(←by将軍)。

ということで、ガチなビーンズシンカーのイイところを、特務のムス……じゃなかった、佐々木俊さんに聞いてみた。

ここまでジブリ映画をご覧になったことのない方、どうもすみません。

ビーンズ&ビーンズTG

その前に駆け足でおさらい。ビーフリーテキサスリグ、通称〝ビフテキ〟専用シンカーのビーンズには2種類あり。「ビーンズ」とタングステン素材の「ビーンズTG」です。

ビーンズ

ジャングルジム公式「ビーンズ」詳細ページはこちら

ビーンズTG

ジャングルジム公式「ビーンズTG」詳細ページはこちら

佐々木俊がビーンズを語る

みなさんこんにちは。佐々木俊です。

ジャングルジムからリリースされているティアドロップ形状のシンカーをビーンズシンカーと言い、それを使用したテキサスリグのことをビーフリーテキサスと呼びます。

バレットタイプからの転換

ビーフリーテキサスを略してビフテキと呼びますが、これを知ったのはかれこれ7、8年前。

当時はシンカーといえばバレットタイプが主で、ビフテキを使っている人はほとんどいませんでした。

変わったシンカーがあるなと思い使ってみると、その使いやすさと感度のよさに感動したのを覚えています。

そこから仲間に教えたりSNSを使用して情報発信をしていき、今では周りを見るとビフテキをセットしていない人はいない!というほどお馴染みのリグとなりました。

ではそんなビフテキとビーンズについて説明していきたいと思います!

根掛かりの原因の大半は…

ロックフィッシュで避けて通れない道…それは根掛かりです。

この根掛かり。実は大半がシンカーが根に引っ掛かり起こるもので、フックが引っ掛かる場合は意外と少ないのです。

ビフテキは独自のティアドロップ形状とラインアイが頂点にきているのが特徴です。

そのためシンカー立ち、シンカーが根に触れる場所は点になり、上方向へ引っ張られるため根をすり抜けやすく根掛かり回避力が高くなっています。

フォールスピードが速い

フォールスピードアップが速いことも特長で、ビフテキの場合は重心が下にあるため、水の抵抗を最小限に抑えて着水点から真っ直ぐ下へとフォール。底取り・手返しが早くなります。

とにかく飛ぶ!狙った所への精度も高い

そして何よりも飛距離が他のシンカーより伸びます!

キャストしたときにシンカーが先に飛び、ワームを引っ張ってくれるためバレットシンカーなどと比べると圧倒的に飛距離が伸びます。

空気抵抗も少ないためリグが回転しにくく、真っ直ぐ狙った所へ飛んでくれます。

 

ビフテキの利点

そんなビーンズシリーズを使ったビフテキ。では、そもそもビフテキの利点とは何かを、改めてご紹介します。

ノーシンカー状態を作れる

リグが着水して沈んでいく間はシンカーが先行して沈んでいきます。ワームはそれに追従して沈む。

この時、アイとラインの接地面が少ないため水の抵抗を受けるワームがゆっくり落ちていきます。一方シンカーは先に先にと沈んでいきます。

つまり、シンカーとワームの間には距離ができます。シンカーがボトムに着き、後からゆっくりとワームが落ちていきます。

これによりワームがボトムに着くまではノーシンカー状態。魚のバイトチャンスが増えていきます。

違和感を与えにくい

このラインの抵抗の少なさは、魚がバイトしたときに違和感を与えにくい効果もあります。これがより深いバイトへと導いてくれるのです。

ちなみにショートバイトが続くときなどは、ストッパーを外すなどして、よりフリーにしてあげると効果的です。

間合いが取れる

先にも触れましたが、フォールしてるときにシンカーとワームが沈んでいくのにタイムラグが生まれると、バイトを導くための間ができます。

特にシンカーが着底してからワームが着底するまでの間と、離れたワームとシンカーがぶつかる瞬間。

ここは激アツなバイトチャンスになることが多いので意識してみると良いでしょう。

 

ということで佐々木俊さんに、ビーンズとビフテキのスゴいところをご紹介していただきました。今回はこのあたりで解散、バルス!!

佐々木 俊(Shun Sasaki) プロフィール

ロックフィッシュ激戦区である東北で数々のトーナメントで優勝、上位入賞を果たしている若手注目株。状況に応じた変幻自在な対応で、地磯、堤防、パワーゲームからフィネスゲームまで柔軟にこなすロックフィッシャー。
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