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天龍のショア用シーバスロッドシリーズ「SWAT(スワット)」からヒラスズキをターゲットにした「Variable Master」をピックアップ

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出典:天龍公式「スワット」詳細ページ

天龍のショア用シーバスロッドシリーズ、「SWAT(スワット)」

既に3度のモデルチェンジが行われるなど、非常に人気の高いシリーズで、C・N・Tや西陣織カーボンなど最新のテクノロジーを搭載したフラッグシップモデルです。

現在のモデルは6機種が展開され、それぞれの機種にTidal Walker・Overambitious・Distance・Variable Masterのサブネームがつけられています。

今回はヒラスズキをターゲットにした「Variable Master」のモデルについてご紹介していきます!

 

「Variable Master」はヒラスズキをターゲットにした3ピースモデル

「Variable Master」は平磯ヒラスズキ対応の「SW1163S-M」と、荒磯ヒラスズキ対応の「SW1253S-MMH」の2機種が展開。

どちらも持ち運びが楽な3ピース設計になっています。

ヒラスズキの場合は、急な斜面を登り降りすることが多いため、仕舞寸も「SW1163S-M」は121cm、「SW1253S-MMH」は131cmと非常にコンパクト。

3ピースでも、ブランクにC・N・Tが搭載されているため、ロングレングスながらもネバリ強さと飛距離が両立した性能となっています。

運動性能に加え、ネバリ強さ、飛距離がバランスよく備わっており、持ち重り感の少ないロッドになっています。

SWATの機能・性能についてはこちらの記事をチェック

天龍のスワットは高い応用性と「進化した個性」が融合したフラッグシップシーバスロッド

 

「SW1163S-M」のコンセプトは足場が低く遠浅の平磯でのヒラスズキロッド

出典:天龍公式Staff BLOG詳細ページ

「SW1163S-M」は、足場が低く遠浅の平磯でのヒラスズキロッドをコンセプトにしたモデル。

強風下でのコントロールが出来る長さ、スポットに打ち込める正確さを併せ持ち、いざ掛かったときもバラシにくいロッドとなっています。

また、ヒラスズキのバラシが多いランディングシーンに関しても、追従性に優れ、ランディングポジションに移動する間や波を待っている間にも魚を逃さずにその場に留めてくれるしなやかさも備えています。

 

キャスト・ルアー操作に関しても細かなアクションを得意とし、従来のヒラスズキ専用のガチガチに硬いロッドに比べ柔軟性を持たせています。

実は、この性能については、メインテスターの久保田氏曰く、1尾をしっかりと獲るロッドにしたかったとのことで、週末アングラーにとって、なかなか都合よくサラシが海と休日(釣行)が重なる日は少ないと語っていました。

理想は適度な波と風で出来るサラシが広がる場所が点在する状況ですが、磯際の僅かなスペースしかサラシが出来ない状況でもヒラスズキは確実にいます。

ただ、サラシが薄すぎるため警戒心が解ききれずショートバイトであったり、フッキングしても針掛かりが浅かったりすることが多々あります。

本当に少ないチャンス、浅いフッキング、そのような状況下で貴重な1バイト、貴重な1尾を取り切れるように追従性重視のロッドを求めた訳です。

出典:天龍公式Staff BLOG詳細ページ

タックルセレクト

リールに関しては、PEライン(1.2~2号)が余裕を持って入るサイズが望ましく、おおよそ4000~5000番クラスがオススメ。

ルアーに関してもミノープラグ・シンキングペンシルでは9~12cmクラスを中心に10~28gが扱いやすく、小型のシンペンにも対応できる柔軟さも持たせています。

バイブレーションでは、ウエイトは18~28g、サイズでいえば7~9cm。

メタルジグも50gまでならフルキャストができますが、理想はスリム形状の20~40gが最も扱いやすいサイズとなります。

 

SW1163S-Mのスペック
モデル レングス( m [ft]) ピース アクション 仕舞寸  (cm) ルアーウエイト(g) LINE(lb・PE号) 先径(mm) ロッドウエイト(g) カーボン/グラス(%) 本体希望価格
(税抜き)
SW1163S-M

(Variable Master)

3.51[11’6″] 3 RF 121 MAX 50 MAX 25lb/MAX 2.0号 1.9 225 97/3 ¥67,000

 

本格荒磯ヒラスズキ対応モデルSW1253S-MMH

出典:天龍公式Staff BLOG詳細ページ

このSW1253S-MMHは足場に制限があり、波風が強いフィールドという、よりタフな荒磯をメインフィールドに開発したロッド。

従来の様な硬すぎるロッドではなく、感度、操作性、パワー、軽さの面をバランスよく取り入れたブランクとなっています。

ブランク自体はC・N・Tを搭載することで自重を抑えながらも、ネバリ強さをシャープさは落とさない性能で、ロングレングスながらも持ち重り感・ダルさのないフラッグシップモデルにふさわしいロッドとなっています。

タフなフィールドになればなるほど、アングラーが移動出来る範囲の制限が出てくるため、キャストからランディングまでを完結させねばなりません。

やや強引なファイトを要求される場面でも、持ち前のパワーとネバリでバラシを抑え、引き寄せることができるロッドとなっています。

 

タックルセレクト

PEラインは1.2~1.5号でリーダーはフロロカーボン(30~35lb、1.5~2m)、リールの番手は4000~5000番がオススメ。

ルアーに関しても、SW1163S-Mよりも幅広く、ミノープラグ・シンキングペンシルであれば、18~28g。

バイブレーションは18~32g、トップウォータープラグも20~28gまで扱える性能となっています。

 

スペック
モデル レングス( m [ft]) ピース アクション 仕舞寸  (cm) ルアーウエイト(g) LINE(lb・PE号) 先径(mm) ロッドウエイト(g) カーボン/グラス(%) 本体希望価格
(税抜き)
SW1253S-MMH

(Variable Master)

3.78[12’5″] 3 RF 131 MAX 55 MAX 30lb/MAX 2.0号 2.1 266 99/1 ¥69,500

天龍公式スワット詳細ページはこちら

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。