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【本州を凌ぐポテンシャル】エギングマイスター川上英佑の「北海道アオリイカエギング」のススメ

寄稿:川上 英佑
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昨年の北海道アオリイカエギング釣行

毎年、秋に訪れている北海道でのアオリイカエギングも2021年で4回目。

3回目となった2020年は「例年よりも大きなアオリイカを狙うこと」をテーマに、道南の函館 エリア~道央エリアの小樽の地磯までの西側海岸線を北上しながら400kmのランガンの旅となりました。

 

道南エリア

前年は漁港でサイトフィッシングの数釣りを楽しめましたが、2020年はあくまでサイズ狙い。

漁港よりもサイズが期待できる磯をGoogle Mapの空撮から条件に合う地形をで探し、風を背にできる磯を選んでポイントへ。入ってみると水深1m程と予想以上に浅く、エギが根掛りやすい為、エギの着底は取らずに水面付近をエギ王LIVEの2.5号で中層を探ります。

エギのカラーは昼間に強いケイムラカラー:ムラムラチェリー。ピンクの背色は障害物を避けてエギをトレースでき、根掛りを回避できるシャロー帯でも視認性が高いカラー。

キャストする角度を変えながら、表層から中層付近をエギ王LIVEが得意とするダートアクションで誘っていくと、エギを引っ手繰るようなアタリ。海面に現れたのは100g位のアオリイカ。続けて次のキャストでもヒットし、上がってきたのは150gクラス。

 

サイズが伸びないのと、水深が1m前後と浅い為、エギを3.0号にサイズアップし、浅場を効率的に攻められるエギ王Kスーパーシャロー3.0号にチェンジ。

エギ王Kスーパーシャローは沈下速度が約8秒/mと2.5号よりもゆっくりと沈み、ボディサイズが大きい為飛距離も稼げる、シャロー帯のアオリイカ攻略に適したモデル。2.5号では届かなかったポイントまでエギをキャストし、中層をダートさせると先ほどよりも力強いアタリ。エギをしっかりと抱き込みながら海面現れたのは300gクラスのアオリイカ。このサイズは例年の釣行での最大サイズです。

 

より大きなサイズを狙って…

さらに大きなサイズが狙って、西海岸を北上。

毎年大型実績の高い江差の「かもめ島」は生憎の西風強風で、釣り場にも入れない程のウネリ。港内にもウネリで舞い上がった砂濁りが入りアオリイカからの反応は皆無。一番サイズが期待できるエリアなだけに後ろ髪惹かれる思いでしたが、見切ってさらに北上します。

移動する途中、海岸線で強風とウネリが高い中でも岩場に囲まれてエギングが成立しそうなポイントがあり、数投だけ様子を見るべくポイントに入りました。外側は荒れているためウネリと波の砕ける音で海中でエギの存在がアオリイカに届きにくいと判断。アクション時にラトルの効果で音が鳴るタイプのエギ王LIVEサーチ3.0号をキャスト。

サイズの大きなアオリイカを狙っているのもありますが、風とウネリの中で狙ったコースにエギを通すには、自重が重くサイズが大きなエギの方が操作性が向上します。小規模のポイントでしたが磯際を丁寧にエギ王LIVEサーチをアクションさせていると竿先が押さえ込まれ止まるアタリ。

このタイプのアタリは比較的良いサイズのアオリイカの可能性が高い為、しっかりとフッキングを決めると、今までは異なる引き。上がってきたのは500gクラスのアオリイカ。

 

例年よりも一回りグッドサイズなアオリイカ。小場所のため角度を変えて2投ほど探って反応が無い為、小樽エリアまで一気に移動。夕マズメ狙いで小樽エリアの地磯に入りました。

若干のウネリはありますが、エギングが成立しないほどの荒れではないため、広範囲を撃ちながら地磯をランガン。潮目が出来たタイミングで100g~200gクラスを連発。

アオリイカの数が少ないと思われがちな北海道ですが、しっかりとアオリイカの好む場所、行動パターンに合わせるとしっかりと答えが出ます。状態の良いアオリイカが入っているポイントなら、本州を凌ぐほどのポテンシャルがあります。

 

今までは居ないとされていたアオリイカ。場所の見つけ方、アオリイカの動く時間帯、見切るタイミングに注意すれば狙ってアオリイカを釣り上げる事が可能です。

秋シーズンに北海道へ行かれることがあれば、是非エギングロッドをお持ちください!

 

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ヤマシタ

「ヤマシタ(YAMASHITA)」は、神奈川県横浜市の老舗釣具漁具メーカー「ヤマリア」のエギング、イカ釣り、タイラバ、タコ釣りなど、海釣り用品に特化したブランド。特にエギングへの造詣は深く、エギのスタンダートである「エギ王」シリーズや、「ケイムラ」カラー、「490グロー」カラーなどを送り出し、最新のテクノロジーでエギングの世界を変え続けている。

 

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