ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

今江克隆のルアーニュースクラブR「カバーギワをゴン攻め!今、釣れるトップ!イモハドル、野良ハドルを紹介」の巻 第1063回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

「イモハドル」の作り方

セッティング方法は二通りで、一つめは一番単純明快、簡単で動かしやすい「ハドルスイマー・エラストマー4.5インチ」のテールをぶった切って逆付けした「イモハドル」だ。

メーカーによって大きさに差があるが#4/0〜5/0のオフセットフックをフラット面を上にして横刺しでセッティングする。

そのまま使ってもカバーがややこしくなければ問題ないが、ウッドカバー奥や流木溜まりの上面攻略には、よく切れる先の尖ったハサミで側線部分をカットし、写真のようにスリットを作ると針先をカバーできるうえ、フッキングが良くなる。

「イモハドル」の簡単スリット。先端の尖った切れ味のよいハサミで簡単にカットできます

この時、セッティングにちょっとした「三つ」ほどシークレットがある。それはエラストマールアーの泣きドコロ「針先をボディに埋められない難題」をクリアする方法だ。

エラストマーは、その強靭さゆえに針先をボディに埋めるとワーム素材のように薄皮ですら裂けて刺さることはまずなく、バーブまで深くフッキングさせることはほとんど不可能だ。ゆえに深めのスリット溝に針先を隠す方式なのだが、ともするとスキッピング毎に針先が飛び出してしまい、浮きゴミ上、ウッドカバー奥やアシ奥で使うと、これが速攻引っ掛かって鬱陶しい。ややこしい所にスキッピングが決まった瞬間、すでに引っ掛かって終わりってことも多々起きてしまうから超イライラする。

この針先飛び出しを防ぐ簡単チューンの一つめが、以下写真解説の「今江式ゴム止めストッパー」である。これだけでも十分効果があるので、是非、試してみよう。

フックを顎(アゴ部)から通した後、トレーラーストッパーゴム(写真はデコイ製)等をフックのゲイプにセットする

フックをセットした後、ストッパーをずらしてスリットの内壁でフックを固定する

針先側のスリットから針先が出ないようにストッパーゴムの位置を微調整する。強くフッキングするとゴムが滑って針先が飛び出す

もう一つのエラストマールアーのトップシークレットは、今月号ルアマガ記事で初公開するのでお楽しみに。

あとはこれをノーシンカーで「野良ネズミ」と同じように使うだけだ。

動かし方には若干コツがあるが、ロッドでPEラインのテンションのオン/オフが明快にできればフラッシングを伴いながら簡単にドックウォークしてくれる。

スキッピングも無双だ。ただし、弱点としてはテール付け根のFマークがテールごとカットするとなくなるため、JB/NBCのトーナメントでは使用できないので、ご注意を。

2つめのシークレットセッティングは?

2 / 3
前へ 次へ