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ダイワ紅牙・中井一誠&大村悠が「大鯛の聖地」三国でモンスターマダイに挑む!

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タイラバ特集

大村 悠(Yu Omura) プロフィール

村 悠(おおむら ゆう)…ダイワ紅牙フィールドモニター。タイラバ王子の愛称で知られる生粋のタイラバマニア。福井県三国エリアをホームとし、年中タイラバを巻き続けている。北陸エリアの豊かな海、そしてタイラバの面白さ、奥深さをたくさんの人に知ってもらいたいとタイラバブログ「紅いの牙釣り鯛~」も日々更新中。100センチのマダイとの一期一会の出会いを求めて、日々タイラバの妄想を欠かさない男である。1983年生まれ。趣味はタイラバ以外の釣り(笑)

例年になく桜の開花が早かった2021年春。

気温の上昇とともに、多くのタイラバファンが待ち望む「乗っ込みマダイ」シーズンが今年もやってきました。

三国モンスターを求めて

私のホームエリアである福井県三国でも、3月から徐々に産卵を意識したマダイが姿を見せ始め、4月に入り一気に数が増えてシーズン突入のゴングが鳴りました!

三国は「大鯛の聖地」として全国的に知られる一級エリアですが、今回は三国の人気遊漁船「シーライオン」に紅牙テスター中井さんをお招きして、チーム紅牙で三国の大型マダイ、通称〝三国モンスター〟にチャレンジしてきましたのでその様子をレポートしたいと思います!

前半は苦しい展開に…

さまざまなタックルの中から何をセレクトするかも楽しみのひとつ

当日は朝から快晴! 若干の冷え込みはありましたがお昼へ向けて気温も上昇、風も適度に吹く予報でドテラ流しのタイラバにとっては好条件が予想されました。

唯一の懸念は「満月・大潮」。一般的にはこの潮回りで一気に産卵モードに入ると言われているのでマダイがしっかりと口を使ってくれることを願っての出船でした。

ポイントに到着。とりあえずは潮の効き具合などをみるために鉛ヘッドの150グラムからスタート。

この日最初は「紅牙ベイラバーフリーαワンデイパック」を使用。ヘッド1つ(3色・60~150gあり)に対し、オススメのネクタイパターンが3種類入っており、パッケージから取り出して結ぶだけなので初心者の方にもオススメです!

期待を込めた1投目はそのまま真下へ落ちます。潮が全く効いておらず、巻いた感じもスカスカ(笑)。

さらに悪いことに予報にあった風が全く吹かない苦しい展開。ただ、大型マダイの反応が次々と魚探に入ってきます!産卵モードで口を使わないのか、潮が効いていないから反応が悪いだけなのか…。

とにかくマダイからのコンタクトがあることを信じて巻き続けます。

紅牙2021年ニュータックルも投入されました!21紅牙ICは次世代ベイトテクノロジー「HYPERDRIVE DESIGN」を搭載。巻き感、剛性などあらゆる面でアングラーをバックアップします!

重苦しい空気が船上を漂っていましたが、中井さんは笑顔を見せながらあの手、この手のタイラバシステムを展開!

「魚は魚探にたくさん映ってるから、あとはこちらの腕次第!何とか1尾喰わせる、この過程が本当に面白い」と心の底からタイラバを満喫している様子です。

私も何とか喰わせたいと色々システム交換。潮は動いていないので、コンパクトシルエット、そして波動を意識してタイラバを組みます。

そうしていると徐々に風が吹いてきて船が風で押されるようになってきました。ここで待望の魚からのコンタクトが!マダイかと期待しましたが正体はアオハタ。とても美味しい魚なので外道とはいえ顔はニコニコです!

とりあえず釣れた魚にホッと一息

同じタイミングで中井さんもアオハタ連発

この時の私のシステム。紅牙ベイラバーフリーαTG200g(紅牙レッド)にゼブラレッド&ゼブラグローのネクタイ。それにこの春登場の新作、中井蟲カーリー7もワッキー掛け。カラーはケイムラクリア

とりあえず魚が釣れたのは良い事ですが、根魚が釣れるということは潮が緩い証拠。風は吹いてきたので後は潮が動いてくれればといったところ。

ついにマダイが動き出した!

三国エリアの特徴としては1日ダラダラと釣れることはあまりなく、どこかではっきりとした時合いがあります。凄い時は船上の全員のロッドが曲がるくらい強烈で、このタイミングを絶対に逃さないことが肝となります。

午前中が釣れない時は陽射しが傾きだした夕方にかけて時合いがあることが多く、この日も夕方時合いに望みをつなぐ展開に。

時計も14時を回り、そろそろ喰ってくれ~と願って巻いていたその時!ついに隣で中井さんに待望のマダイらしきバイトが!「全然大きくないよ~」と言っていますがマダイの顔が見たい!そしてついに小型ながら綺麗なマダイが姿を見せてくれました!

「やっと喰ったね~!」とマダイとの会話を楽しむ中井さん

サイズは大きくないですが綺麗な三国マダイとご対面

やっとマダイが口を使いだした感じで私にもようやくコンタクトがありました。

雰囲気としてはやはり潮は緩いのでタイラバを飛ばして横に引いてもアタリが出ません。

重ためのヘッドでバーチカル気味にボトムタッチから早めの巻きが効きました。

私も何とか1枚目。しかしこのマダイの喰い方がヒントになりました

紅牙ベイラバーフリーαTG250g(紅牙グリーン)に新作ハイスピードツインカーリー。異なる形状の波動での誘い+2色のネクタイでシステムのボリュームを落とせます。トレーラーは先ほどと同じ中井蟲カーリー7のワッキー掛け

そしてついに時合いのゴングが!

強烈な夕方時合いで怒涛の巻き返し

1日私たちを照らし続けた太陽も少しずつ傾きだし、マダイからのコンタクトが出始めました。ついにここから夕方時合に突入です!

新作、紅牙EX65LBスリルゲームが強烈に絞られます。極限まで軟らかく仕上げたロッドで魚を掛けてから楽しすぎる時間が流れます

中井さん連発モード

私が使うのは紅牙AIR610MHBスリルゲーム。スリルゲームならではの曲げた時の楽しさがありながら、ドテラでのヘビーウェイトタイラバの操作性を合わせ持つディープドテラ特化型ロッド。私が勝手につけた通称「三国モデル」(笑)

私もパターンを掴んで連発モード

時合い突入…ではありましたが、なんでも喰ってくるわけではなく、シルエット、巻きスピード、角度など意外とシビアでした。

当日、私が出した答えは…

①コンパクトシルエットにしっかりとバイトマーカーを混ぜる
②ヘビーウェイトでタイラバを垂直気味に引く
③高い位置からタイラバを落としてボトムタッチから数メートル早巻きからのややスロー巻き

この3要素でしっかりとアタリをとらえることができました。

もちろん答えはひとつではなく中井さんも連発されていたので他にもパターンはあったと思いますがコンパクトシルエット、バーチカル攻めは共通の要素だったと思います。

あとはサイズを何とか出したい! 大型が釣れることを願って巻き続けます!

そして夕日が照らす中、私に良いアタリが!

夕日が射す通称「ライオンタイム」。大型が喰ってくる可能性が高い時間です

ラスト流しでついに掛けた!?スリルゲームが大きな弧を描きます

掛けさえすればバラさないのが私の信条! スリルゲームのパワーを使いながらマダイとの楽しいやり取りです。上がってきたのは三国モンスターとはいきませんでしたが、とても綺麗な大型マダイでした!

三国モンスターとはいきませんでしたが、最後を締めくくる綺麗なマダイ

ハイスピードツインカーリーに中井蟲カーリー7のワッキー掛けがこの日の大当たりでした

このマダイを追加したところで名残惜しいですが納竿。

三国のポテンシャルからするとサイズはやや不満の残る形となりましたが、決して簡単な日ではなく、終わってみればとても面白いタイラバゲームでした。

当日の様子はLureNews.TVにて動画配信もされますので、そちらのほうもぜひご覧いただければと思います。

大鯛の聖地三国はこれからますます面白くなってきます。万全の準備でぜひ三国モンスターにチャレンジしてください!

2021年も紅牙はタイラバ最前線を走り続けます!紅牙で思い出に残るマダイとの出会いを

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!