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今江克隆のルアーニュースクラブR「春メタル!春ギルミニー!今春注目のデカバス攻略パターンを紹介」の巻 第1044回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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バスの生息圏は変わる!?

かつて、フィリピンで一大バスブームが起こった際に、春のスポーンシーズンにフィリピンまでロケに行ったことがある。その時、最も驚かされたのは春にもかかわらずシャローのスポーンエリアに全くバスがおらず、春真っ盛りなのに10m前後のディープでしかスポーニング体型のバスに出会えなかったことがある。

取材最終日に湖の近所の魚市場で聞かされた話は、岸辺のスポーンエリアは漁師の電気ショッカー漁が大人気になっており、毎日バスを取りまくっているとのことだった。実際、村の市場には大量のバスが売り出されていた。実際、バスは、フィリピンの漁師さんにしてみれば天然の、タダで簡単に手に入る美味しい食糧として、まさに「金になる魚」だったのである。

電気ショッカーの恐怖を記憶したバスは、春でもシャローから消え、透明度限界のディープに生息圏を求めて身を潜めたのである。

その後、フィリピンのバスブームは数年持たずして消滅し、今は話題になることすらない。

フィリピンの本気の食糧としての漁は本気度がケタ違いだったのである。そして本気の漁師から逃れるために、バスはわずか数年で生息圏を大きく変えるほど、生存本能に長けた魚でもあることをこのロケで知ることになった。

「メタルバイブ」といえば冬が常識。しかし、琵琶湖南湖だけには4〜5月の春メタルというレアパターンが明らかに存在する。その本当の理由とは?

ファーストフォールクイックリアクションが効く!

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