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【デカバスを絞り出せる最強テク】「タイフーン」や「ハイピッチャーMAX」を使ったヘビースピナーベイトパターンとは?

寄稿:辻井 伸之
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こんにちは! 和歌山の辻井 伸之です。

季節外れの陽気が続きましたが、いよいよ冬本番。これからの時期にかけて毎年イイ思いをしているのが、”ヘビースピナーベイト”。

今シーズンもいよいよ効き始めてきたということで、今回はヘビースピナーベイトについてお話していこうと思います。

辻井 伸之(Nobuyuki Tsujii) プロフィール

紀伊半島の「合川ダム」や「七川ダム」がホームフィールドで「合川で最も釣る男」という異名を持つほどの腕前。 ジャークベイトやスピナーベイトを用いた低水温期の釣りを得意とし、人並み外れた研究熱心さで、バスフィッシングをどこまでも追求。深い経験によって蓄積された独自の理論は必見。

 

寄せるか見せるかで使い分ける

ヘビースピナーベイトは主に秋口から有効になってきますが、10月頃はまだレギュラーサイズが多く混じります。

そこへ木枯らしと共に寒波が到来すると、レギュラーサイズが消えてグッドサイズだけを狙える最強パターンとなります。

ヘビースピナーベイトと言ってもルアーによって特長があり、O.S.Pルアーでは「タイフーン」と「ハイピッチャーMAX」(3/4oz)が挙げられます。

 

タイフーン

ウエイト ブレードタイプ カラー 本体価格
3/4oz・1oz 3/4oz.TW(Front#3.5相当、Rear#7) 3/4oz.DW(Front#3.5、Rear#7) 1oz.TW(Front#4.5相当、Rear#10) 1oz.DW(Front#4.5、Rear#7) 16 1,900円(税抜)

O.S.P公式「タイフーン」詳細ページはこちら

 

ハイピッチャーMAX

ウエイト タイプ カラー 本体価格
3/8oz.(ブルー),1/2oz.(レッド),5/8oz.(イエロー),3/4oz.(グリーン) TW・DW 15色 1,200円(税抜)

O.S.P公式「ハイピッチャーMAX」詳細ページはこちら

 

ざっくり区別すると、「タイフーン」はビッグブレードのハイアピールによって広範囲からバスを引き寄せて仕留める力があり、「ハイピッチャーMAX」はバスの潜むピンスポットにスローにタイトに送り込んで口を使わせるアプローチが効果的。

つまり遠くから引き寄せたいか、近くで見せたいかによって使い分けるという事です。

と言っても、両ルアー共にスローロール~ハイスピードリトリーブまで、バランスのとれたキレイな姿勢で泳いでくれるので、どちらが効果的かというのは現場の状況によりますね。

 

距離を取ってスローリトリーブが基本

個人的に初冬の釣りにおいて、フィーディングが絡むバスをメインに広く探りながら、ピンスポットもある程度狙うという事になるので、「タイフーン」をメインにしつつ、よりタイトなアプローチが必要なシーン、または風が強くて投げにくい時に「ハイピッチャーMAX」を使います。

 

その場合、狙いは一目で良さそうだなと思う大場所(キャストの届く範囲で最も大きな変化)。そこへなるべくロングポジションからアプローチすることが大切です。

漠然としていますが、バスがここに居ると思うスポットの20~30cm上のレンジを通すようにでスローリトリーブ。

なるべく一定スピードを保ち、無警戒のベイトフィッシュを演出してバイトを待ちます。

バイトが出たら躊躇せず、大きく強くフッキング!

 

相手はデカバス! 強すぎるくらいの装備で

タイフーン」に限らず、ヘビースピナーベイトの多くはジグフック並の太軸フックが装備されていて、まして相手は硬いビッグフィッシュとなると強すぎるくらいの装備が必要。

その為、タックルは70Hのベイトロッド+フロロカーボンライン16Lbという、強めのセッティングでヘビースピナーベイトをキャストしています。

 

今回紹介した、「タイフーン」&「ハイピッチャーMAX」(3/4oz)の釣りは本来年中有効な釣り。

ですが、その中でも特に強力なパターンとして顕著なのが初冬である今の時期。

目安として15℃を切った頃から水温10℃位まで有効ですので、是非ともキャストしてみてください!

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。