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寒い時期の釣果テッパン攻め!「イガジグスピン」のリフト&フォールのやり方を超詳しく解説

寄稿:五十嵐 誠
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こんにちは! ジャクソンプロスタッフの五十嵐誠です!

さてガイドも行っているホームレイクの野尻湖(長野県・のじりこ)がバス釣りシーズンオフになったので、チョイと足を伸ばして群馬県は『榛名湖 (はるなこ)』に行って来ましたので、レポートさせていただきます!

※榛名湖はバス釣りへの理解もありここ数年でエレキの持ち込みOKになりました!(ボートやさんによってエレキが付けられる台数が限られているので行く前に要確認お願いします)。

五十嵐 誠(Igarashi Makoto) プロフィール

五十嵐誠 makoto igarashi 1985年生まれ、落花生の名産地・千葉県八街市出身。 野尻湖、河口湖、桧原湖、亀山ダムでプロガイドとして活動中。 2019年より自身の新ブランド『FOLLOW』を展開。2021年より、一旦休止していたJB TOP50に再エントリー、現在参戦中。

 

さあて去年の今頃は表層I字系と「イガジグスピン」でウハウハ!

今回も、そんなウハウハ情報をイメージでして、榛名湖に鼻息荒く乗り込みました!

で、当日の朝、現場に着くと桟橋が真っ白に凍る寒さで、水温は10.6℃! 確か去年は12℃位はあったよな~(冷汗)…と思いながらも、『まっ、まあ春に比べたら全然あったかいよね』
って無理やり心を落ち着かせていざスタート!

今までやってきて何となく冬でも朝夕はシャローにフィーディングに上がることが多いと思っていたので、朝イチからシャローの表層ゲームからスタート。

ワカサギが多い榛名湖ではやはりメインベイトになりやすいワカサギの動きがバスの行動にかなり影響すると思うのですが、なかなか反応を獲られず…

風がやんで穏やかな水面には小さなワカサギたちがゆったりと水面をついばんで紅葉もキレイで、とても喉かな景色…。

水温が上がってシャローってのもアリだよな!? と思いながら諦めずにキャストを続けていたのですが…。

綺麗な景色とポカポカ太陽温もりで知らぬまに景色に癒されるモードになってしまい気がつけば時刻は14:00!!!

焦る五十嵐! そういえば表層を狙ってる時、たまにベイトの群れとバスっぽい映像が魚探に映ってたな~…。

という事で…
ベイトとバスが映ってたエリアを思い出しながら「イガジグスピン」で流し直していくと、やはりチラホラ魚探に反応が!

魚探で表層にもボトム付近にもベイトの群れは映るのですが、バス自体はボトムに映ったベイトとリンクしている雰囲気。そこでワラにもすがる想いでボトム付近をリフト&フォールしていくと、今回もナイスフィッシュが遊んでくれました!

では、実際、どんな感じでボトム付近をリフト&フォールで攻めたのか? ご紹介します!

着水後、ラインをまっすぐな状態にメンディングしてカーブフォール

僕の場合フルキャストで投げてルアーが着水後、ラインメンディング(ラインがまだ水につく前にラインスラックを巻き取り)。ラインがなるべく真っ直ぐな状態でカーブフォール。

今回の場合、キャストした場所の水深が2~3mと浅く、最初のフォールでもバイトを取りたかったのでカーブフォールさせました。

ボトムに着いたら、即、1.5mほどリフトしカーブフォール

そしてボトムに着いたらすぐにリフト!
僕の場合はリーリングで1.5mくらい持ち上げるイメージでやることが多いです。

からのカーブフォール!
この時も大体カウントしておくと毎回の着底に対して心の準備がしやすくリズム良くアプローチしやすいです。

再び着底したら、即リフト!

そして再び着底したらすぐにリフト!

この時なるべくボトムでルアーが寝ないようにすぐにリフトします。

こんな感じで攻めると、カーブフォールしている時にブレードの振動をラインで見ていたら『フッ』という前アタリがあり、ん?と思ってリフトからの次のフォールで『コンッ』と追い食いバイト!が発生しました!

ウイードを拾わないように、お腹のトリプルフックは外して使用

なお僕の場合、榛名湖では少しでもウイードを拾いにくくするためにお腹のトリプルフックは外して使っています。※表層~中層付近までを狙うときは外さなくてもOK!

なお、この攻めのタックルですが、テンションフォール中のバイトも分かりやすくフッキングした時にフックにパワーを伝えやすいPEラインに50cm程度のリーダー(8lb)を組んで使ってます。

 

セッティングもしっかりしていた方が絶対に扱いやすいので、以下、僕のタックルデータをご参考にしていただけると幸いです。

イガジグ用タックルセッティング データ

ロッド:ゼフィロス S63L-RF【がまかつ】

モデルNo タイプ 標準全長 (ft/cm) 本体価格 (円) 標準自重 (g) 使用材料 (%) 継数 (本) ルアー [oz(g)] 適正ライン (lb) 適正ライン (PE) 先径 (mm) 元径 (mm) グリップ長 (mm)
S63L-RF スピニング 6.3(190.5) 53000 75 C85.1 G14.9 1 3/64〜1/4(1.3〜7) 3〜6 0.4〜0.8 1.6 9.4 235

リール:ヴァンキッシュC2500HGS【シマノ】
ライン:PE EGI-ULT  HS4  0.4号【サンライン】
リーダー:トルネードVハード2号(8lbくらい)【サンライン】

ルアー:イガジグスピン(7g)
※僕はテンポ良く引きやすい7gをベースで使い、少しゆっくり引きたい時に5gを使っています。

Size Weight Type Hook Quantity Price
29mm 5g Sinking #16 2 ¥1,200(税別)
31mm 7g Sinking #16 2 ¥1,200(税別)

 

関西のリザーバーでも「イガジグスピン」がハマる時があると言う情報も耳にしていますので、ぜひとも全国のフィールドで試してもらえたら嬉しいです。

一年で一番コンディション抜群になる晩秋から冬にかけてのバス達に会いに、ぜひフィールドに足を運んでみてくださいね!

あと一般の方からメッセージがあり布目ダムで50UPをイガジグスピンで仕留めたと嬉しいご連絡がありました。

 

全国のフィールドで釣果があると報告してもらうと、開発したかいがあって、すごくうれしいです! また、みなさんの釣果も聞かせてくださいね!

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