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【シーバス・ベイトスタイル】この完成度でこの価格!ダイワ「ラテオR・ベイトモデル」に迫る

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シーバス特集2020

ダイワフィールドモニターの浦田諒さんが得意とするベイトスタイルのシーバス。

浦田さんがホームグランウンドとする熊本・上天草におけるフィールドの様子や、得意とするベイトスタイルについて基本的なところを聞きました。

前回の記事はこちら

【熊本・天草の秋シーバス】コノシロ接岸でランカーも!?ダイワ・浦田諒が基本を解説

ベイトスタイルでシーバス!そのメリットと魅力をダイワ・浦田諒が解説

 

ラテオR・ベイトモデル

さて、そのベイトスタイルで、相棒となっているロッドがダイワ・「ラテオR・ベイトモデル」

ダイワ公式 ラテオR・ベイトモデル詳細ページはこちら

その軽さ、そして搭載するテクノロジーなどはフラッグシップ並。そうでありながら価格は3万円を切り、これはフラッグシップに圧力を掛けるロッドではないか(笑)と感じてしまう仕上がりとなっています。

まずは全4機種のスペックを。

品名 標準全長(m) 継数(本) 仕舞(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) ルアー重量(g) 適合ライン
ナイロン(lb)
適合ライン
PE(号)
カーボン含有率(%) メーカー希望
本体価格(円)
86LB 2.59 2 134 119 1.6/11.4 5-28 6-12 0.6-1.2 97 28,000
89MLB 2.67 2 138 120 1.8/12.8 7-35 8-16 0.8-2.0 97 28,500
93MB 2.82 2 146 138 2.1/14.8 10-50 10-20 0.8-2.0 97 29,500
70HB 2.13 2 111 115 1.5/12.8 15-60 10-20 1.2-2.0 97 29,500

価格はミドル、性能はハイ

先に述べた通り、価格帯的にはミドルクラス、それでいてハイスペックなラテオR・ベイトモデル。

ちなみに先行してスピニングモデルもリリースされていますが、こちらも高性能かつリーズナブル。

ラテオR(スピニング関連記事)

シーバスからショアジギまで幅ひろくこなす!ハイコスパも魅力なダイワ「ラテオR」シリーズに注目

さて、ラテオR・ベイトモデル。

まずは自重に注目していただきたいのだが、ムチャクチャ軽い! ダイワのシーバスフラッグシップ「モアザンエキスパート AGSのベイトキャスティングモデル」に匹敵する軽さとなっているのです。

具体的にはラテオの89MLB(2.67m)は120g、モアザンEX AGSの88MLB(2.64m)は121gだったり。

ブランクスにはレジンを減らしてカーボン繊維の密度を高めたHVFナノプラス。

ガイドはステンレスフレームSiCのKガイド。

これにネジレ防止の「X45」、軽量&高感度・高強度のエアセンサーシートを採用しています。

 

おなじみのテクノロジーなのでサラッといきましたが、欲しいテクノロジーが盛り込まれて、この軽さでこの価格となっているのです。実際に購入するとなったら恐らく2万円ちょっとというところ!? これは買いです!

そもそもリーズナブルでハイスペックなベイトモデルを一気に4機種もリリースしたことに本気度がうかがえます。

93MB

今回浦田さんが使用したのは93MB。9フィート3インチのM(ミディアム)のB(ベイト)という意味です。

シリーズ最長のロングレングスで、ルアーウエイトも10~50g。

簡単にいえば大型ルアーをロングキャストできる機種です。

数多く通う熊本・天草エリアは、年中大型プラグを投げることが多いフィールド。特に秋から風にかけては、河川流入も豊富でエサとなるプランクトンが豊富なことから内湾など浅場にコノシロが大挙してくるといいます。

このコノシロを追ってシーバスが捕食しにくる。これが天草のこの時期のストロングとなるそうです。

コノシロの群れは神出鬼没。素早く正確に、時にはるか遠くへ投げられるキャスト性能が求められます。それも入ってくるコノシロのサイズを考慮すると140~150mmクラスのプラグを不安なく…。

そのような観点から、93MBはムチャクチャマッチする機種だと浦田さん。

手にするルアーはモアザンモンスターウェイク156F。156mm・40gの大型ミノーだが、全く不安なく投げ切れるという

では、その投げやすさとはどこからくるものなのか?

「初めて大型プラグなどを投げた時は、アレ?こんなにしっかりウエイトが乗るの?という感じだったんです。もっと張りがあるイメージだったのですが、キャスト時に絶妙にしなる。重たいウエイトの大きなルアーってやはり投げるのが不安だし、怖いかもしれません。でもこのラテオRのベイトは、キャスト時にしっかりルアーの重みを受け止めて反発力で飛んでいきますから、ホントに皆さんにも一度使ってほしいですね」

そう話す浦田さん。それでいて操作時はまた違った表情を見せるという。

「ルアーによってはリトリーブだけでなく、多少アクションを入れて誘いたいということもありますよね。キャスト時には絶妙なしなやかさを感じていたのに、ルアー操作となると今度は絶妙な張りを感じるんです(笑)。簡単にいうと操作がダルくない。キャスト時にほしいしなやかさと操作時にほしい張り、これがとてもよくまとまっているんです」

この優れた操作感は、適応ルアーが10~50gとなっていることからも分かります。

大型ルアーを主体としつつも、小技を利かせた比較的軽めのルアー操作にも対応してくれます。

では、なぜベイトかというところ。

これは少し前に配信した通りのベイトスタイルならではのメリットがあるから。正確なキャストができるのはもちろん、スピニングであれば飛距離を出そうと思えばどうしても細糸の使用が条件になります。

ところがベイトタックルならある程度の太さでもそこまで飛距離に差が出ない。

ではなぜある程度の太さが必要なのかといえば、この時期天草に現れるコノシロ食いのシーバスはデカい。

釣れればデカいのです。

写真は今年10月に浦田さんがキャッチしたランカー。小型に大型がまじるのではなく、アベレージがデカい、そしてランカーも他のエリアと比べると高い確率なのだそうだ。

「飛距離かラインの太さか」とどちらかを無理して選択する必要がないのがメリットのひとつ。

また、前述したベリーからしなやかさを持ちつつバットパワーが非常にあるラテオRベイトモデルは主導権を握りながらファイトできると。

「正直ランカークラスを掛けてもまだまだ余裕を感じるくらいです」

と浦田さんはいう。

ロッド:ラテオR93MB
リール:HRFソニックスピード9.1-TW
ライン:UVFモアザンデュラセンサーX8+Si2 1.5号
リーダー:モアザンリーダーエクストリームF 30lb

ただ、何より伝えたいのはズシリとくる重量感とダイレクトなファイトの感触だと言う。

キャストアビリティなど利点はいろいろあるけれど、小難しいことよりも、まずはベイトならではの‶シーバスの生命感〟を丸ごと感じるベイトスタイルの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょう。

その時の相棒はラテオ・Rベイトモデルで。

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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