皆さんこんにちは! 利根川エリアをメインにしている齋藤寛之と申します。
2020年8月の連日猛暑日から転じて、すっかり秋めいてきましたね。
バスも水温下降に伴い適水温(15~25℃)では行動範囲が広がり、冬前の食性に訴えかけるゲームが始まろうとしています。
そこで! 今回は晩秋に効くあるルアーの紹介と使い方を解説していきたいと思います。
齋藤 寛之(Hiroyuki Saito) プロフィール
まだまだ効果的!晩秋のフロッグゲーム
行動範囲が広がると前途させていただきましたが、主に魚がルアーに反応する射程範囲(プロダクティブゾーン)のことを指しています。
例えば梅雨から盛夏にかけての魚達と比べて、継続的に動くルアーに対して「深追い」してくれることが多くなってきます。
ということは、スピナーベイトやクランクベイト、スイムジグといった横の動きが有効になってきます。
ただ、もう1つとても効果的なルアーがあります。それは「フロッグ」。夏だけに限らず、晩秋でも有効なルアーの1つ。
風が吹いて波立つ場合などは、魚の視線が下がるので潜るルアーの方が効く場合もありますが、微風程度ならまだまだ出番が多いルアー。
水面で誘える状況であれば、ラインの沈みがない分プレッシャーも低くなります。
そのフロッグの中でも、ワーム系フロッグとして2020年にリリースされた「ドリッピー」【O.S.P】は、初秋から晩秋までの強力なアイテムの1つになることは間違いありません。
サイズ | ウエイト | カラー | 入数 | 本体価格 |
48mm | 約11g | 10 | 2匹 | ¥1,250(税別) |
O.S.P公式「ドリッピー」詳細ページはこちら
絶妙な浮き姿勢でバイトを捉える「ドリッピー」
「ドリッピー」の武器の1つ、それは数多くのフロッグをリリースしている「Teckel」とコラボした「ドリルテール」が採用されているところ。
ステディリトリーブした際、ベイトなどが水面でバシャバシャと泳いでいる状態に近いスプラッシュを演出し、魚を呼びよせます。
もう1つはボディがワーム素材の中空成形を採用していること。
一般的なフロッグは強い浮力のボディにシンカーを入れてバランスをとっていますが、「ドリッピー」はシンカーレスでありながら絶妙な浮き姿勢を実現しています。
これは、全体の比重が水に近いことを意味しています。
これは個人的な意見ですが、フロッグのフッキング率を左右する最たる原因は、フックの本数や他のアクセサリの有無よりも、この比重にあると考えています。
バイトする瞬間に周りの水と同時に吸い込んだ際、ルアー自体が同時に引き込まれるか否か? がフッキング率を決めます。
そんな、比重が高い「ドリッピー」は、水なじみが良く、ステディリトリーブ中の浅いバイトも拾えます。これが他フロッグにない唯一無二の武器です。
しかし「ドリッピー」にも弱点があります。
複雑なブッシュなどにアプローチする場合、フックホールド部分が壊れる可能性が高くなります。その場合はスピンテールフロッグなどの他のフロッグと使い分けてみてください。
もし壊れた場合は、ワーム補修剤で直してあげてください。
まだまだ使う事ができます!
「ドリッピー」を使う場合のタックルセレクト
適正タックルとしては、ベイトタックルで長さは6.6ft前後。
アクションは癖のないレギュラーファストで、ブッシュから引きずり出すわけではないので、パワーはミディアム程度で良いでしょう。
ただし、最後のフッキングだけはちゃんと決めたいので、ラインはパワーが伝わりやすいPEラインの4号程度がオススメ!
水温15℃まではまだまだフロッグで戦えます。
ではみなさんフロッグゲームをエンジョイしてみてくださいね!