ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

海釣りは今、東京湾が熱い!

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

こんにちは、トモ清水です。

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

東京湾、非常に各釣り物で盛り上がっていますね。やはり秋は海釣りの最盛期。どんな釣りを始めるのにも非常に適したシーズンとも言えます。

例年ですと年明けの1月上旬までが熱いと言えます。2月以降はさすがに水温も気温低下に遅れながらも、冬の水温へと落ちていき、釣り物も限られてきます。ですからこの11月、12月と海釣りをフルに満喫するのがおススメということになります。

では具体的にどんな魚種が狙い目なのかご紹介していきたいと思います。

まず1つ目は、ボートシーバス

こちらはちょうどこの時期コノシロパターンというのが東京湾でありまして、冬の前の荒食いで、140mm、2ozを超えるビッグベイトやビッグペンシルベイトに、ランカーシーバスをはじめとする魚が、果敢にアタックしてきます。それはもうエキサイティングで、今最も東京湾で注目されているルアーゲームの一つです。

モンスター狙い以外にも、気軽に数釣りを楽しむのにも良い季節で、ミノーやバイブレーション、穴撃ちゲームなどゲーム性の高さが魅力です。

コノシロパターンでランカーシーバス。横浜ストライカー早川キャプテン

ビッグベイトで価値ある1本を!

横浜ストライカー早川キャプテンと水谷キャプテンと作り上げた、ビッグベイト用のボートシーバスロッド。「フェニーチェ・ビースト」

あらゆるルアー、リールをローテーションしながら、フィールドテストをやったのは去年の秋

ものづくりはやはり現場で。ロッドの調子や使いやすさ、グリップ長さなど現場で一つずつ丁寧に確認していきます

ビッグベイト目掛けてシーバスがチェイスしてくるのも目で見えることもしばしばで、それはもうエキサイティング!

リアグリップにはラバーコルクでグリップ力を上げ、ビーストという焼印も

センターカットの2ピース仕様。ティップの元部にもビーストロゴを入れています。ただ初回生産は本数に限りがあるため、すぐに売り切れが現地点で予測されていますのでご注意を。まさに今、10月の発売になります

■ボートシーバスタックル

ロッド:Abu Garcia SaltyStage PRM FENICE(フェニーチェ)  SPBC-662M-TZ,SPBC-652MH+LIMITE(ビッグベイト用)

リール:Abu Garcia Revo Rocket Beast(ビッグベイト用に最適)

ライン:Berkley スーパーファイヤーライン・2号

2つ目は、サワラキャスティングゲーム

さわ浦丸さんが現在、サワラ狙いのキャスティングゲームで乗り合いで出船しています。隅田川を下りながら近場の船橋沖に船を走らせます。ちなみに写真右に見える旧山一証券の茅場町のタワーに私達ピュア・フィッシング・ジャパンのオフィスがあった時代もありました。今は田町、木場へとオフィスを転々と引っ越ししていますが、懐かしい思いで船から眺めていました~

二つ目は、東京湾で最も人気急上昇のサワラキャスティングゲームになります。

こちらはこの連載でも何度かご紹介させて頂いておりますが、20ー40gのメタルジグにブレードフックを装着した超高速早巻きが、メーター近いサワラに効果的です。

去年、岩国パターンが果たして通用するのか!? というテスト目的でチャレンジした東京湾でのサワラキャスティングゲームですが、何と一投目で本命のサワラを誰よりも早くショアスキッドのブレードチューンで釣れちゃいました! やはり東京湾でもブレードジグの超高速巻きは効くことを実感した瞬間でした

このメソッドは本場山口県の岩国沖のキャスティングゲームが発祥で、私も5年前から毎年通っているほど熱いゲームです。ただ東京湾ではまだまだプラッギングがメインで、これから岩国メソッドのブレードチューンのメタルジグの超高速巻きが浸透していくと思われます。

よって、今後はプラッギングとメタルジグの使い分けが主流になり、さらにサワラという魚種の価値と食味の高さが上がり、もっと開拓されていくでしょう。

去年、岩国パターンが果たして通用するのか!? というテスト目的でチャレンジした東京湾でのサワラキャスティングゲームですが、何と一投目で本命のサワラを誰よりも早くショアスキッドのブレードチューンで釣れちゃいました! やはり東京湾でもブレードジグの超高速巻きは効くことを実感した瞬間でした

東京湾のサワラは他のエリアと同様、この時期はトロサワラといって丸々太ったサワラに脂が乗って、刺身や炙り、握りなど最高の味になります。事実、キロ単価5000円以上なることもあり、メータークラスは4ー5kgと特に値が張ります。

例年、9月頃から東京湾口から入ってきて、船橋の湾奥までサワラが入ってきます。初冬まで狙える今もっとも旬なターゲット、それがサワラになります。

東京湾サワラキャスティング動画はこちら

東京湾ライトジギング動画はこちら

■サワラキャスティングタックル

ロッド:Abu Garcia OCEANFIELD OffshoreCasting OFOS-76ML, Salty Stage KR-X Light Offshore Casting MobileⅢ SLOS-703L-KR

リール:Abu Garcia Revo ALXΘ3000SH

ライン:Berkley スーパーファイヤーライン・カラード1.2号

リーダー:バニッシュレボリューション20lb

ルアー:Abu Garcia ショアスキッドジグ 30gのブレードチューン(ブルーピンク、ゼブラ他)

1 / 3
次へ